必ず上達 抜歯手技 増補新版**クインテッセンス出版/堀之内 康文/9784781208817**

販売価格
13,200円(税込み)
編著
堀之内 康文
出版社
クインテッセンス出版
分野
 
歯科学 一般

数量

販売期間
2022/06/07~
商品コード
9784781208817
発行 2022年6月
サイズ A4 / 236p
ISBN 978-4-7812-0881-7
いかに安全に手際よく抜歯するか?実践的ポイントがさらに明らかに!

抜歯に対する誤解・問題点を熟知した筆者が、若手歯科医師や抜歯が苦手な先生方が独習でマスターできるようにとの願いを込めて、たくさんの写真やイラストを用いて実践的なポイントやコツを示した解説書が大幅アップデート。
各内容をより新しく詳細にし、難抜歯や偶発症の対応などの章を追加。さらに実際の抜歯の動画を加えて、より理解しやすくなった。いかに安全に手際よく抜歯するかという実践的なポイントがさらに明らかに!

【目 次】
PART 1 抜歯の基本
CHAPTER 1 抜歯のまえに
患者への接し方
患者の体位と,術者の姿勢・位置
珍しい歯根形態の抜去歯

CHAPTER 2 抜歯がうまくなるために
抜歯時に注意を要する全身疾患と,全身状態の評価
手術の原則
抜歯に対する誤解
上手な手術(抜歯)とは
「歯肉骨膜弁を起こすこと,骨を削ることは,侵襲が大きい」という手術侵襲についての誤解
抜歯の難易度を測る基準

CHAPTER 3 局所麻酔――浸潤麻酔と下顎孔伝達麻酔
Ⅰ.浸潤麻酔
「局所麻酔」が抜歯・手術成功のカギを握っている!
痛くなくてよく効く局所麻酔で全身的トラブルを防げる!
なぜ局所麻酔注射は痛いのか?――注射時の痛みの原因
痛くない浸潤麻酔のポイント
浸潤麻酔が効きにくい理由
浸潤麻酔をよく効かせるポイント

Ⅱ.下顎孔伝達麻酔
下顎孔伝達麻酔について
下顎孔伝達麻酔の手技の実際
下顎孔伝達麻酔が効かない理由
下顎孔伝達麻酔のトラブルとその防止法
局所麻酔(浸潤麻酔・下顎孔伝達麻酔)のまとめ

CHAPTER 4 鉗子抜歯
鉗子抜歯のポイント
鉗子抜歯の対象となる歯
鉗子の種類と選択/鉗子の持ち方
鉗子の動かし方
鉗子抜歯のトラブル
おかしやすい誤り
鉗子抜歯の実際① 4の抜歯( 1 )
鉗子抜歯の実際② 4の抜歯( 2 )/
鉗子抜歯の実際③ 6の鉗子抜歯
鉗子抜歯の実際④ 大臼歯の分割後の鉗子抜歯
鉗子抜歯の原理『鉗子抜歯の極意は杭を抜く動き』

CHAPTER 5 へーベル抜歯
ヘーベル抜歯のポイント
ヘーベル抜歯の対象となる歯
ヘーベルの種類と選択
ヘーベルの作用原理
効果的なヘーベルの使い方
ヘーベルで抜けないときの理由と対処
ヘーベル抜歯のトラブル

PART 2 難抜歯
CHAPTER 6 難抜歯に対する考え方と抜歯テクニック
難抜歯の要因
術前診査
難抜歯の実際
難抜歯を解決するための補助的外科処置

CHAPTER 7 基本手技①――切開・剥離
切開の基本
切開の実際
剥離の基本と実際
剥離の開始部位はどこか

CHAPTER 8 基本手技②――縫合・結紮・抜糸
縫合に用いる器具・材料
縫合針の種類と使い分け
縫合糸の種類と使い分け
持針器の種類と使い方
ピンセットの種類と使い分け
縫合の実際
結紮法
抜糸法

CHAPTER 9 残根歯(単根歯,複根歯)の抜歯
残根歯の抜歯について
エックス線写真の読影のポイント
残根歯の抜歯の問題点
残根歯の抜歯の問題点の解決法と抜歯のポイント

CHAPTER 10 上顎埋伏智歯の抜歯
上顎埋伏智歯の抜歯時のポイント
エックス線写真の読影のポイント
上顎埋伏智歯の抜歯時の問題点
上顎埋伏智歯の抜歯時の局所麻酔
上顎埋伏歯の抜歯の手順/臨床の疑問1 なぜ歯冠のアンダーカット部分をタービンで分割しないのか?
萌出している上顎智歯の抜歯はとても簡単
臨床の疑問2 上顎埋伏智歯の抜歯の骨削除になぜ丸刃の骨ノミがよいのか?
上顎埋伏智歯の抜歯の実際
上顎埋伏智歯の抜歯時のトラブルの種類と対処

CHAPTER 11 下顎埋伏智歯(半埋伏歯,水平埋伏歯)の抜歯
下顎埋伏智歯の抜歯の原則
上手に抜歯するポイント
術前診査
浸潤麻酔
切開線の設計
歯肉切開
骨膜剥離・歯肉骨膜弁挙上
歯冠の露出,最大豊隆部の開放
歯冠分割
ちょっと一言 歯冠分割はタービンか高速コントラか? カーバイドバーかダイヤモンドバーか?
ちょっと一言 歯冠分割に時間がかかるのはなぜ?
ヘーベルによる歯根の脱臼
歯根の分割
下歯槽神経,舌神経の損傷回避法
遠心傾斜歯の抜歯
歯胚抜去
下顎埋伏第二大臼歯の抜歯
縫合

CHAPTER 12 上顎前歯部埋伏過剰歯の抜歯
どのような所見から上顎前歯部埋伏過剰歯を疑うか?
画像検査は何が必要か?
CT 画像で何をみるか
抜歯の必要性の有無の判断
抜歯の難易度の判断
抜歯時期の決定
抜歯の実際
術後管理
偶発症

CHAPTER 13 小臼歯の叢生歯,転位歯,半埋伏歯などの抜歯
叢生歯,転位歯の便宜抜歯が難しい理由
叢生歯,転位歯の抜歯を容易にするための補助的処置

CHAPTER 14 抜けないときの対応
抜けない原因
同じ操作を延々と続けないで,つぎの手(対処法)をつぎつぎと繰り出す

CHAPTER 15 抜歯後の処置と患者への説明
抜歯後の処置
術後管理
術後経過の観察ポイント
患者への術後説明

PART 3 偶発症とその対応
CHAPTER 16 抜歯にともなう全身的偶発症
治療中の全身状態の急変・悪化
血管迷走神経反射
エピネフリン過剰反応
過換気症候群
局所麻酔薬アレルギー
局所麻酔薬中毒
内科的疾患の悪化

CHAPTER 17 偶発症とその対応① 出血(術中出血,術後出血)
抜歯時にもっとも多い偶発症は出血
止血法の種類と止血剤(材)
術中出血の具体的な止血法
後出血

CHAPTER 18 偶発症とその対応② 神経損傷
オトガイ孔の位置とオトガイ神経の走行
下歯槽神経の構造と損傷の分類
抜歯時の神経損傷の原因と対策
知覚鈍麻の検査・診断
神経損傷の治療
知覚鈍麻の経過

CHAPTER 19 偶発症とその対応③ ドライソケット
ドライソケットとは
患者側の要因
術者側の要因
治療法
予防するには
患者への説明

CHAPTER 20 偶発症とその対応④ 上顎洞への穿孔
上顎洞への穿孔
穿孔の確認
対処
口腔上顎洞瘻孔閉鎖術

CHAPTER 21 偶発症とその対応⑤ 上顎洞内歯根迷入
なぜ迷入させるのか?
迷入させたらどうするか?
摘出手術の実際
どのようにして防ぐのか?

CHAPTER 22 偶発症とその対応⑥ 下顎智歯の舌側軟組織内迷入
なぜ迷入させるのか?
どのようにして防ぐのか?
どのようにして迷入位置を確認するか?
どのようにして摘出するか?
どのようにして予防するか

CHAPTER 23 偶発症とその対応⑦ 皮下気腫
どんな処置・操作で起こるか?
抜歯時の皮下気腫はなぜ起こるのか?
どのような下顎埋伏智歯の場合に,皮下気腫が起きやすいか?
どんな症状・所見があったら皮下気腫と診断するか?
皮下気腫の診断
皮下気腫の対応,治療
皮下気腫の予防

CHAPTER 24 偶発症とその対応⑧ 誤抜歯
誤抜歯の発生と原因

CHAPTER 25 術後経過不良――抜歯後の腫脹,疼痛,感染
抜歯後疼痛
抜歯後腫脹
抜歯後感染

付録動画一覧
movie 1?2鉗子抜歯
movie 3?6残根抜歯① 単根
movie 7?10残根抜歯② 複根
movie 11?14上顎智歯抜歯
movie 15?18下顎智歯抜歯①
movie 19下顎智歯抜歯②
movie 20?25下顎智歯抜歯③
movie 26下顎智歯抜歯④
movie 27?28上顎前歯部埋伏過剰歯