腎臓病薬物療法ガイドブック 第2版**じほう/腎臓病薬物療法GBワーキンググループ/9784840754422**

販売価格
7,590円(税込み)
編著
腎臓病薬物療法GBワーキンググループ
出版社
じほう
分野
 
腎臓

数量

販売期間
2022/06/10~
商品コード
9784840754422
発行 2022年6月
判型:A4判 608頁
ISBN 978-4-8407-5442-2

監:腎臓病薬物療法ガイドブック ワーキンググループ
編:日本腎臓病薬物療法学会
日本腎臓病薬物療法学会編集の公式テキスト
有効かつ安全に薬物治療を提供するための知識を網羅!

腎臓病・透析患者に有効かつ安全に薬物治療を提供するために必要な知識を網羅した、日本腎臓病薬物療法学会編集の公式テキストです。
第2版では、新たに多発性嚢胞腎、オンコネフロロジー、カルニチン、HIF-PH阻害薬、感染性腎炎、腸腎連関、ポリファーマシーなどの内容を取り入れ、薬剤性腎障害の項を刷新するとともに、腎疾患関連のガイドライン改訂、SGLT2阻害薬の腎機能低下進展抑制への適応拡大など、最新の知見を踏まえて大幅に改訂しました。
薬剤師のみならず、治療に関わる医療従事者の方が腎臓病薬物療法の「指南書」として、広く活用できる1冊です。

【目 次】
第1章 腎臓の基本
1.腎臓の構造
2.腎臓の機能
3.腎疾患の症候
4.腎臓に関する検査とその異常
A 腎疾患の検査法
B 画像診断
C 腎生検

第2章 腎臓疾患
1.腎臓疾患の分類
2.CKDについて
3.急性腎障害・急性腎不全について

第3章 腎疾患と治療法
1.疾患別各論
A 糸球体疾患
B 尿細管間質障害
C 膠原病・血管炎の腎障害
D ネフローゼ症候群
E IgA腎症
F 急速進行性腎炎症候群
G 糖尿病性腎臓病
H 心疾患と腎障害(心腎関連)
I 高血圧と腎障害
J 常染色体優性多発性嚢胞腎
K 感染関連糸球体腎炎
L 全身疾患と腎障害
M 化学物質等による腎障害
N 泌尿器外的(尿路)疾患

2.血液浄化法
A 血液浄化療法について
B 血液浄化療法の種類
C 血液浄化法の原理
D 透析液の種類とその選択法
E ダイアライザと透析膜
F 血液浄化法によるクリアランス
G 持続的携行式腹膜透析(CAPD)

3.腎移植
A 腎移植の基本
B 腎移植の免疫抑制療法
C 拒絶反応の診断と治療

4.CKD患者の輸液・栄養管理
A 体液・電解質異常とその治療(CKD患者の輸液の注意点)
B CKD患者の栄養状態と栄養補給(高カロリー輸液療法を含む)
C カルニチン欠乏症

5.特殊な患者の管理
A 小児腎疾患患者の管理
B 妊娠期の腎疾患患者の管理
C 高齢腎疾患患者の管理
D サルコペニア,フレイルとCKD患者のPEW

第4章 腎機能に応じた適切な薬物投与設計
1.総論
2.薬物投与設計に必要な患者腎機能の把握
3.腎機能低下患者に用量調節が必要な薬剤
A 腎排泄寄与率の評価と注意点
B 添付文書やインタビューフォームの問題点
C 腎排泄型以外で用量調節が必要な薬剤

4.腎機能低下患者への投与量・投与間隔の調節
5.透析患者の薬物投与設計
A 薬物の透析性
B 透析性の評価方法
C リバウンドの評価
D 透析クリアランス
E 透析方法による薬物除去の違い
F 透析膜への薬物の吸着
G 薬物の透析除去率の計算・推算
H 透析後の補充投与
I 血液浄化法の違いによる薬物投与設計の実際

第5章 CKD患者の薬物動態的変化
1.CKD患者の消化管吸収の変化
2.CKD患者の蛋白結合率の変化
3.CKD患者の分布容積の変化
4.CKD患者の薬物代謝の変化 活性代謝物の蓄積
5.CKD患者の胆汁排泄の変化

第6章 薬剤性腎障害の防止
1.薬物により腎障害が起こりやすい理由
2.薬剤性腎障害の診断基準と原因薬物
3.薬剤性腎障害の分類
4.薬剤性腎障害に関わる検査値と腎機能に応じた対応
5.主な薬剤性腎障害
A NSAIDsによる腎前性・腎性腎障害
B レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬による腎前性腎障害
C 利尿薬による脱水は triple whammyによる腎前性腎障害の主役?
D 高カルシウム血症による尿濃縮障害を伴う腎前性・腎性腎障害
E カルシニューリン阻害薬による腎障害
F 血管新生阻害薬,mTOR阻害薬による高血圧・蛋白尿と血栓性微小血管症
G シスプラチンによる尿細管障害とその予防
H アミノグリコシド系抗菌薬による尿細管障害
I 免疫チェックポイント阻害薬による急性尿細管間質性腎炎,糸球体腎炎
J スタチン薬による横紋筋融解症
K 抗ウイルス薬による尿細管閉塞性腎障害
L メトトレキサートによる腎後性腎障害
M 鎮痛薬複合剤による鎮痛薬腎症

第7章 腎機能低下患者に対する薬剤の適正使用
1.腎機能低下患者に対する感染症治療薬の適正使用
A 抗菌薬(TDM対象薬)
B 抗菌薬(TDM対象薬以外)
C 抗ウイルス薬
D 抗真菌症
F 寄生虫,原虫治療薬

2.腎機能低下患者に対する循環器系用薬の適正使用
A 降圧薬
B 利尿薬
C 急性心不全治療薬(昇圧薬)
D 慢性心不全治療薬
E 不整脈治療薬/不整脈治療薬の薬物血中濃度モニタリング
F 狭心症治療薬

3.腎機能低下患者に対する抗がん薬の適正使用
4.腎機能低下患者に対する輸液・電解質製剤・経口栄養剤・ビタミン微量元素の適正使用
5.腎機能低下患者に対する中枢神経用薬の適正使用
A 抗精神病薬
B 抗うつ薬
C 気分安定薬
D 睡眠障害治療薬(睡眠薬)
E 抗てんかん薬/抗てんかん薬の薬物血中濃度モニタリング
F パーキンソン病治療薬

6.腎機能低下患者に対する筋・神経用薬の適正使用
A 筋弛緩薬
B 抗めまい薬
C レストレス・レッグス症候群治療薬

7.腎機能低下患者に対する消化器系用薬の適正使用
A 胃炎・消化性潰瘍治療薬
B 便秘に対する治療
C 下痢に対する治療
D 肝・胆・膵疾患治療薬
E 制吐薬

8.腎機能低下患者に対する糖尿病用薬の適正使用
A インスリン製剤
B インスリン以外の糖尿病治療薬

9.腎機能低下患者に対する脂質異常症治療薬の適正使用
10.腎機能低下患者に対する痛風・高尿酸血症治療薬の適正使用
11.腎機能低下患者に対する呼吸器系用薬の適正使用
A 喘息治療薬
B 慢性閉塞性肺疾患治療薬
C 鎮咳・去痰薬
D その他の呼吸器官用薬

12.腎機能低下患者に対する貧血治療薬の適正使用
13.腎機能低下患者に対する抗凝固・血小板凝集抑制薬の適正使用
14.腎機能低下患者に対する鎮痛薬(アセトアミノフェン・NSAIDsを除く)の適正使用
15.腎機能低下患者に対する解熱・鎮痛・消炎薬の適正使用
16.腎機能低下患者に対するアレルギー治療薬の適正使用
17.腎機能低下患者に対する免疫抑制薬の適正使用
18.腎機能低下患者に対する抗リウマチ薬(DMARDs)の適正使用
19.腎機能低下患者に対する各種ホルモンとその拮抗薬の適正使用
20.腎機能低下患者に対する骨粗鬆症・骨代謝改善薬の適正使用
21.腎機能低下患者に対する泌尿器・生殖器・肛門用薬の適正使用
22.腎機能低下患者に対する感覚器官用薬(眼科用薬,耳鼻科用薬)の適正使用
23.腎機能低下患者に対する生活改善薬の適正使用
24.腎機能低下患者に対する造影剤の適正使用
25.腎機能低下患者に対する麻酔薬の適正使用
26.腎機能低下患者に対するワクチン・トキソイドの適正使用
27.腎機能低下患者に対する漢方薬の適正使用

第8章 CKD患者への健康食品・OTC医薬品の適正使用
1.CKD患者への健康食品・OTC医薬品使用に関しての基本的な考え
2.CKD患者の合併症に使用することのある健康食品
3.CKD患者に起こりやすい健康食品・OTC医薬品の相互作用
4.CKD患者に使用すべきでない健康食品
5.CKD患者で注意すべきOTC医薬品

第9章 CKD患者とポリファーマシー