エビデンスに基づいた“ゲキアツ”集中治療**中外医学社/太田 啓介/9784498166424**

販売価格
3,960円(税込み)
その熱発どうするん?
編著
太田 啓介
出版社
中外医学社
分野
 
集中治療医学(ICU・CCU)

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書籍版 販売期間
2022/06/17~
JANコード
9784498166424
商品コード
9784498166424
発行 2022年6月
サイズ A5 / 216p
ISBN 978-4-498-16642-4
編著:太田 啓介(静岡県立総合病院 集中治療センター集中治療科 / 急変対応科)
監修:野々木 宏(日本蘇生協議会代表理事 / 大阪青山大学健康科学部)

“とりあえず”“なんとなく”から脱却し“less is more”で“患者さん 1st”の発熱管理へ―.
救急・集中治療や一般病棟での不明熱の診断がついたのち,その診断に合わせた適切な管理をどのように行うか解説.体温のモニタリング・管理方法,それぞれの疾患の発熱病態や有害事象などを会話形式でレクチャーしながら根拠となる知見やエビデンスを交え,ある程度自信を持って発熱・体温管理できるようになる一冊.

【目 次】
総論
1 そもそも熱とは
はじめに
人間はどうやって体温を一定に保つ?
発熱が起こる要因
熱の有害性

2 モニタリング法
はじめに
体温の測定間隔と測定方法(測定部位と測定原理,測定時の注意点)
測定間隔以外の測定方法による違い(深部体温と皮膚温)
体温測定方法に関する推奨
体温測定方法の違いによる正確性の違いについて(血液温とその他の深部体温との誤差,
深部体温と皮膚温との誤差)
世界のICUにおける体温測定の実際
深部体温が測定できないときの代替測定方法
まとめ

3 解熱法
はじめに
体温管理方法の総論
冷却輸液による目標体温への導入
体温管理デバイスによる目標体温での導入と維持
病院前診療での体温管理
最良の体温管理法
シバリング対策

病態別体温管理
4 心拍再開後
はじめに
発熱の病態生理
発熱の有害性
これまでの報告・エビデンス
最新のガイドライン
体温管理の実際
適応基準・除外基準
冷却方法・開始時期と維持時間
鎮痛・鎮静・筋弛緩薬
復温時間,復温後の管理
これまでの報告に基づいた体温管理の実際

5 脳卒中(脳梗塞,脳内出血,くも膜下出血)
はじめに
発熱の病態生理
発熱の有害性
これまでの体温管理の報告・エビデンス
脳梗塞
脳内出血
くも膜下出血
脳卒中全体として
これまでの報告に基づいた体温管理の実際

6 外傷性脳損傷
はじめに
外傷性脳損傷の疫学・病態
外傷性脳損傷に対する体温管理
外傷性脳損傷と頭蓋内圧管理
これまでの報告に基づいた体温管理の実際

7 てんかん発作
はじめに
てんかん発作の定義
てんかん重積の定義
てんかん重積の予後
てんかん重積と高体温
てんかん重積の治療戦略
これまでの報告に基づいた体温管理の実際
ミニコラム てんかん重積とグルタミン酸によるexcitotoxicity(興奮毒性)

8 脊髄損傷
はじめに
脊髄損傷についての一般論
脊髄損傷の低体温療法について
これまでの脊髄損傷に対しての体温管理のエビデンス
低体温療法 総論
低体温療法 各論
全身低体温療法についての歴史と現在のエビデンス
局所低体温療法についての歴史と現在のエビデンス
各方法における適切な体温設定と期間について
これまでの報告に基づいた体温管理の実際
臨床現場での利用について

9 急性心筋梗塞,心原性ショック
はじめに
急性心筋梗塞
ガイドライン
過去の研究
心原性ショック
これまでの報告に基づいた体温管理の実際

10 感染症
はじめに
ICUで有熱患者がいたら
ICUの有熱患者の特徴
その発熱に対してどう動くか
感染症における発熱のメカニズム
敗血症の「診断」における体温の意義
敗血症の「管理」における体温の意義
これまでの報告に基づいた体温管理の実際

11 高体温症
はじめに
高体温症と発熱の違い
熱放散とは
高体温症の鑑別
熱中症
薬物誘発性高体温症
悪性高熱症
悪性症候群
セロトニン症候群
抗コリン薬中毒
覚醒剤,麻薬中毒
これまでの報告に基づいた体温管理の実際
エピローグ

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