失語リハビリQ&A**医歯薬出版/森田 秋子/9784263266618**

販売価格
3,960円(税込み)
編著
森田 秋子
出版社
医歯薬出版
分野
 
リハビリテーション技術

数量

販売期間
2022/06/21~
商品コード
9784263266618
発行 2022年6月
判型:B5判 144頁
ISBN 978-4-263-26661-8

著:森田 秋子 / 春原 則子
「難しい」といわれる失語リハビリテーション,少しでもギモンが解決するようにまとめました!

若手言語聴覚士から募った質問や,筆者らが主催する講習会で実際に寄せられた質問をもとに目次を構成.
患者さんの全体像のとらえ方,検査の読み解き方など,失語リハビリテーションに従事するうえで,まず知らなければならない知識を中心に配置.
同時に「重度失語症者への失語リハビリテーションの進め方」「言語性保続への対応」など,日々の臨床で頭を悩ませているであろうトピックスも充実.
明日からの臨床に活かせるアドバイスもふんだんに含み,共感を生むコラムも満載で,読み応えのある1冊!

【目 次】
第1章 失語症の臨床とICF
Q1 失語症の臨床とはどのようなものですか
Q2 患者さんの全体像はどのようにとらえればいいですか
Q3 失語症の臨床はどのように組み立てればいいですか
Q4 環境因子とはどのようなものですか
Q5 個人因子とはどのようなものですか

第2章 機能評価
Q6 失語症者の評価はどのような流れで進めればいいですか
Q7 失語症の有無はどのように判断すればいいですか
Q8 失語症の重症度はどのようにとらえればいいですか
Q9 障害構造とはどのようなものですか
Q10 包括的失語症検査を実施するうえで,知っておくべきことは何ですか
Q11 包括的失語症検査はどのように読み解けばいいですか
Q12 包括的失語症検査からどのように障害構造を読み取ればいいですか
Q13 掘り下げ検査にはどのようなものがありますか
Q14 掘り下げ検査はどのように選択すればいいですか
Q15 失語症のタイプ分類はどのように進めればいいですか
Q16 発語失行と音韻性錯語はどのように判別すればいいですか
Q17 皮質下失語とはどのようなものですか
Q18 失語症者の認知機能はどのように評価すればいいですか
Q19 コミュニケーションはどのようなものと考えておけばいいですか
Q20 失語症者のコミュニケーションはどのように目標を立てればいいですか

第3章 リハビリテーションプログラムの選択
Q21 評価の結果から,どのようにリハビリテーションプログラムを立てればいいですか
Q22 失語症のセラピー手法はどのように活用したらいいですか
Q23 発語失行と失語症を合併している場合,どのようにリハビリテーションを進めればいいですか
Q24 高次脳機能障害と失語症を合併している場合,どのようにリハビリテーションを進めればいいですか
Q25 重度失語症者ではどのようにリハビリテーションを進めればいいですか
Q26 失語症の言語機能面へのセラピーは具体的にどのように進めればいいですか

第4章 具体的なアプローチ
Q27 失語症セラピーにおける会話にはどのような役割がありますか
Q28 重度失語症者ではどのように会話リハを進めればいいですか
Q29 宿題を出すときのポイントはありますか
Q30 代償手段にはどのようなものがありますか
Q31 コミュニケーションノートはどのように活用すればいいですか
Q32 言語性保続にはどのように対応すればいいですか

第5章 失語症の病期による違いと活動・参加
Q33 失語症は病期によってどのように推移しますか
Q34 急性期の失語症臨床では何をすればいいですか
Q35 回復期の失語症臨床では何をすればいいですか
Q36 生活期の失語症臨床では何をすればいいですか
Q37 失語症は長期的にどのくらい改善しますか
Q38 失語症者の復職における言語聴覚士の役割は何ですか
Q39 言語聴覚士にも運動機能やADLの知識は必要ですか
Q40 他職種や家族への情報発信はどのように行えばいいですか

Column
言語聴覚士がもつ,参加支援のかたち―失語症友の会
個人因子を聴取することは「ナラティヴを聞き取る」ということ
SLTAが満点なら言語聴覚療法は終了していいの?―軽度の失語症と軽度の失語症以外の認知機能低下の一例
音韻検査のあれこれ
“流暢性”という概念との正しい付き合い方
レーヴン色彩マトリックス検査に反応できず,得点がとれない人への誘導
メロディックイントネーションセラピー(MIT)
個別症状と全般症状
私たちの失敗談
「話す」ということ
これも宿題?
「自分がかかわる時期」以外の病期の意味や特徴を知る重要性
患者さんの伝えたいことがわからない!
失語症者の復職と法制度の変化
言語聴覚士と情報発信―アンケート結果にみる現実