内科医のための認知症のBPSDへの向精神薬の使い方**診断と治療社/松浦 雅人/978-4-7878-2562-9/9784787825629**

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5,500円(税込み)
編著
松浦 雅人
出版社
診断と治療社
分野
 
老人医学

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書籍版 販売期間
2022/10/24~
JANコード
9784787825629
商品コード
9784787825629
発行 2022年10月
判型:B5判 192頁
ISBN 978-4-7878-2562-9

【編 著】
松浦 雅人(田崎病院副院長・東京医科歯科大学名誉教授)

【編集協力】
田崎病院薬剤室
嬉野が丘サマリヤ人病院薬剤室
認知症の患者には,もの忘れ,注意障害といった中核症状に加えて,人によっては,拒絶,不穏,興奮,暴言,暴力,徘徊,性的逸脱行動などの行動症状と,不安,焦燥,抑うつ,幻覚,妄想,誤認などの心理症状がみられる.本書では,こうした多彩な行動・心理症状(BPSD)について,認知症を診察する機会のある医師向けにエビデンスやガイドラインの推奨を示しながら,使用されることの多い向精神薬について情報を整理・紹介した.

【目 次】
第1章 クリニカルクエスチョン(Q&A)
A 認知症一般 タイプ別に認知症の特徴を確認する
 Q 1 認知症とは 
 Q 2 軽度認知障害(MCI)とは 
 Q 3 せん妄とは 
 Q 4 日常診療で認知症を見逃さないためには 
 Q 5 四大認知症とは 
 Q 6 認知症の重症度分類とは 
 Q 7 アルツハイマー型認知症(AD)の脳病理学的変化とは 
 Q 8 レビー小体型認知症(DLB)の脳病理学的変化とは 
 Q 9 血管性認知症(VaD)は多彩 
 Q10 前頭側頭型認知症(FTD)の脳病理学的変化とは 
 Q11 最も多い認知症とは 
 Q12 混合型認知症とは 
 Q13 若年性認知症とは 
 Q14 仮性認知症とは 
 Q15 回復可能な認知症(treatable dementia)とは 
 Q16 認知症は予防できる 
 Q17 認知症は今後増える 
 Q18 認知症の診療ガイドラインとは 
 Q19 認知機能検査とは 

B 抗認知症薬 認知症の薬の最新情報をフォローする
 Q20 抗認知症薬とは 
 Q21 抗認知症薬の実力は 
 Q22 抗認知症薬の副作用は 
 Q23 抗認知症薬の選択法は 
 Q24 抗認知症薬の剤形による使い分けとは 
 Q25 抗認知症薬は血管性認知症(VaD)に効く 
 Q26 脳血管障害の再発予防薬との併用はできる 
 Q27 前頭側頭型認知症(FTD)には抗認知症薬が効かない 
 Q28 抗認知症薬はいつまで使用する 
 Q29 軽度認知障害(MCI)に抗認知症薬を使用する 
 Q30 認知症患者の服薬アドヒアランスを上げるには 
 Q31 アルツハイマー型認知症(AD)の根本的治療薬(疾患修飾薬)開発の現状は 

C BPSD 認知症から生じるBPSDの基本を確かめる
 Q32 BPSDとは 
 Q33 BPSDにはどんなものがある 
 Q34 BPSDは認知症のどの時期に出現する 
 Q35 BPSDの評価スケールはどのようなものがある 
 Q36 認知症の違いによってBPSDに差異がある 
 Q37 若年性認知症のBPSDには特徴がある 
 Q38 BPSDへの対応の原則とは 
 Q39 BPSDの非薬物的アプローチとは 
 Q40 家族・介護者をサポートするには 
 Q41 身体拘束・行動制限とは 

D BPSDの薬物療法 向精神薬やその他の薬剤を用いる際の基本原則を理解する
 Q42 抗認知症薬はBPSDに効果がある 
 Q43 抗認知症薬がBPSDの悪化要因となる 
 Q44 DLBには薬剤過敏性がある 
 Q45 BPSDに対する向精神薬使用の実態は 
 Q46 適応外処方の保険診療上の取り扱いは 
 Q47 BPSDの向精神薬療法の目標は 
 Q48 ベンゾジアゼピン系薬物は認知症を誘発する 
 Q49 抗精神病薬は死亡率を上昇させる 
 Q50 BPSDに用いられる抗精神病薬は 
 Q51 抗精神病薬はいつ中止する 
 Q52 BPSDに用いられる気分安定薬/抗てんかん薬は 
 Q53 BPSDに用いられる抗うつ薬は 
 Q54 BPSDに用いられる睡眠薬は 
 Q55 BPSDに用いられる漢方薬は 
 Q56 頓用薬の使用法は 
 Q57 向精神薬で副作用被害救済が申請されるのはどんな場合が多い 
 Q58 認知症と誤嚥性肺炎の関係は 
 Q59 嚥下障害・誤嚥性肺炎に関連する薬剤は 
 Q60 向精神薬の併用に関する診療報酬上の取り扱いは 
 Q61 ベンゾジアゼピン系薬剤に制限はあるか 

E 併存疾患 認知症とともにみられる症状を知って備える
 Q62 高齢者にとくに慎重な投与を要する薬剤とは 
 Q63 高齢者にベンゾジアゼピン系薬剤の使用が許容される場合とは 
 Q64 薬剤起因性の認知機能低下とは 
 Q65 抗コリン薬は認知症を誘発するか 
 Q66 抗コリン薬は緑内障に禁忌か 
 Q67 認知症とてんかんの関係は 
 Q68 認知症と糖尿病の関係は 
 Q69 NSAIDsと認知症の関係は 
 Q70 スタチンと認知症の関係は 
 Q71 消化器疾患治療薬と認知症の関係は 
 Q72 循環器疾患治療薬と認知症の関係は 
 Q73 腎障害・透析例への注意点とは 
 Q74 重篤な肝障害例への注意点とは 
 Q75 認知症のポリファーマシー(多剤併用)の問題点とは 
 Q76 認知症高齢者では薬物投与の副作用が生じやすい 

F 社会資源 認知症の人と家族を支える仕組みを把握する
 Q77 認知症疾患医療センターとは 
 Q78 認知症初期集中支援チームとは 
 Q79 かかりつけ医あるいは認知症サポート医に期待される役割とは 
 Q80 成年後見制度とは 
 Q81 認知症の人の運転適性とは 
 Q82 認知症の人および家族の法的責任とは 
 Q83 自立支援医療とは 
 Q84 医療保護入院とは 
 Q85 認知症ケア加算と精神科リエゾンチーム加算とは何か 
 Q86 認知症カフェとは 
 Q87 介護保険と要介護認定とは  
 Q88 介護保険の主治医意見書とは 

第2章 各種のBPSDに対する治療法
A BPSDの心理症状
 1 不安・焦燥
 2 幻覚・妄想
 3 易怒性・攻撃性・衝動性
 4 アパシー(無為・無関心)
 5 脱抑制・多幸
 6 抑うつ・希死念慮
 7 夜間不眠・日中傾眠

B BPSDの行動症状
 1 不穏・興奮(いわゆる過活動性BPSD)
 2 大声・暴言・暴力
 3 拒絶(拒薬・拒食・介護拒否)
 4 徘徊・周遊・常同行動
 5 食行動異常(不食・過食・異食・盗食)
 6 脱衣・性的逸脱行動
 7 過干渉・まとわりつき
 8 濫集・溜め込み
 9 不潔行為・弄便

C せん妄
 1 夕暮れ症候群(sundowning syndrome)
 2 せん妄

第3章 BPSDに用いる向精神薬
A 抗認知症薬
 1 ドネペジル(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬〈AChE-I〉)
 2 ガランタミン(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬〈AChE-I〉)
 3 リバスチグミン(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬〈AChE-I〉)
 4 メマンチン(NMDA受容体拮抗薬)

B 抗精神病薬
 1 リスペリドン
   その他のSDA
 2 クエチアピン
   その他のMARTA
 3 アリピプラゾール
 4 ブレクスピプラゾール
 5 ハロペリドール

C 気分安定薬/抗てんかん薬
 1 バルプロ酸
 2 カルバマゼピン
   その他の抗てんかん薬

D 抗うつ薬
 1 エスシタロプラム
 2 セルトラリン
   その他のSSRI
 3 デュロキセチン
   その他のSNRI
 4 ミルタザピン
 5 ミアンセリン
 6 トラゾドン

E 睡眠薬
 1 ラメルテオン
 2 スボレキサント
 3 レンボレキサント
 4 エスゾピクロン
   その他のベンゾジアゼピン受容体作動薬(Z薬)

F 漢方薬
 1 抑肝散(54)
 2 抑肝散加陳皮半夏(83)
 3 黄連解毒湯(15)
 4 半夏厚朴湯(16)
 5 人参養栄湯(108)
 6 加味帰脾湯(137)

付 録

 1 BPSDに使用する薬剤
 2 BPSDに使用する薬剤の剤形・用量
 3 BPSDに使用する薬剤の薬物動態
 4 肝障害・腎障害例への投与

Column
①最初に報告されたアルツハイマー病患者アウグステ・D
②アミロイドβを脳内から排泄するグリンパティックシステム説
③麻薬及び向精神薬取締法
④高齢者の処方量に制限のある向精神薬
⑤喫煙と認知症
⑥コーヒー・緑茶・紅茶と認知症
⑦患者・家族は処方能力の高い精神科医を望んでいる
⑧ビタミンと認知症
⑨食事と認知症
⑩レーガン大統領とサッチャー首相の認知症
⑪最初に報告されたレビー小体型認知症患者
⑫精神的葛藤のない地域ではBPSDが生じない 
⑬アルコールと認知症
⑭介護訴訟の増加
⑮スウィフトのガリバー旅行記に描かれた認知症「ストラルドブラグ」
⑯ドン・キホーテはレビー小体病 
⑰哲学者カントは前頭側頭型認知症(FTD)