ここが知りたい!血液疾患診療ハンドブック**中外医学社/神田 善伸/9784498225381/978-4-498-22538-1**

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5,940円(税込み)
編著
神田 善伸(自治医科大学 内科学講座 血液学部門教授)
出版社
中外医学社
分野
 
血液

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書籍版 販売期間
2022/10/13~
JANコード
9784498225381
商品コード
9784498225381
発行 2022年10月
判型:A5判 296頁
ISBN 978-4-498-22538-1
「ここが知りたい!」シリーズ第7弾は血液疾患編.血液疾患診療に必要な基礎知識・検査方法・鑑別から各疾患の最新エビデンスまで網羅的にフォロー.専門医はもちろん,研修医や非専門医であっても活用しやすいよう,幅広い内容をわかりやすくコンパクトに解説する.編集の神田善伸先生はじめ,多彩なエキスパートを執筆陣に迎えた充実のコンテンツは,まさにすべての内科医に必携の一冊である.

【目 次】
第I章 血液疾患の基礎知識
1.白血球の分類と役割
1.白血球
2.白血球数とその異常
3.白血球の分類と異常

2.赤血球の役割
1.赤血球の構造・機能
2.赤血球の産生・分解

3.血小板・凝固の役割
1.血小板の役割
2.凝固の役割
3.抗凝固・線溶の役割

4.リンパ系組織の役割
1.リンパ組織とは
2.中枢リンパ組織におけるリンパ球の分化と成熟
3.リンパ節の構造と役割
4.リンパ組織の役割

第II章 血液疾患特殊検査
1.骨髄検査
1.骨髄検査
2.骨髄穿刺
3.骨髄生検

2.リンパ節生検
1.リンパ節生検の適応は?
2.リンパ節生検の実際
3.採取したリンパ節検体の取り扱い
4.悪性リンパ腫を疑って,吸引・針生検しかできない場合の検査計画
5.リンパ節生検で施行される検査について

3.塗抹標本の染色
1.染色のための準備
2.塗抹標本の種類(末梢血/骨髄液塗抹標本)について
3.薄層塗抹標本作製(ウエッジ法)のポイント
4.普通染色
5.特殊染色

4.フローサイトメトリー
1.フローサイトメトリーとは
2.FCM検査の目的
3.FCMの測定原理
4.FCMによる解析のステップ
5.FCM所見の判読のポイント(疾患別)

5.染色体・FISH・遺伝子検査
1.慢性骨髄性白血病におけるBCR-ABL1検査
2.慢性骨髄性白血病の分子診断と方法間不一致

第III章 鑑別診断
1.貧血の鑑別診断
1.貧血の鑑別診断のアプローチ
2.貧血の鑑別診断

2.多血症の鑑別診断
1.赤血球増加症の原因と病態生理
2.診断のアプローチ

3.出血傾向の鑑別診断
1.問診のコツ
2.身体所見
3.スクリーニング検査
4.鑑別診断

4.リンパ節腫脹の鑑別
1.リンパ節腫脹へのアプローチ
2.気道閉塞や上大静脈症候群を疑う場合

第IV章 血液疾患患者の診察上の注意点
1.輸血
1.輸血副反応:TRALI
2.輸血副反応:DHTR
3.輸血副反応:血小板輸血不応
4.輸血副反応:アレルギー反応

2.免疫不全患者の感染症対策
1.がん患者における4つの免疫不全
2.発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)
3.好中球減少性腸炎(neutropenic enterocolitis: NEC)
4.カンジダ菌血症

3.腫瘍崩壊症候群
1.TLSリスク評価
2.治療前の尿酸,リン,カリウムのコントロール
3.治療開始後のTLS予防とリンの推移

4.妊孕性温存
1.血液腫瘍に対する治療の性腺毒性
2.女性患者の妊孕性温存
3.男性患者の妊孕性温存

第V章 代表的な疾患
1.鉄欠乏性貧血
1.鉄欠乏症の症状
2.鉄欠乏性貧血の治療

2.巨赤芽球性貧血
1.特徴,診断
2.治療
3.重要事項まとめ

3.再生不良性貧血
1.特徴
2.診断
3.治療

4.自己免疫性溶血性貧血
1.AIHAの特徴と診断
2.AIHAに対する治療

5.発作性夜間ヘモグロビン尿症
1.発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の特徴と診断
2.発作性夜間ヘモグロビン尿症に対する治療

6.特発性血小板減少性紫斑病
1.特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病の特徴と診断
2.特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病に対する治療

7.血栓性血小板減少性紫斑病
1.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の病態と診断
2.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の治療と予後

8.播種性血管内凝固(DIC)
1.DICの特徴と診断
2.DICに対する治療

9.血友病(後天性を含む)
1.血友病について
2.後天性血友病A

10.血球貪食性リンパ組織球症(HLH)
1.HLHの特徴と診断
2.治療

11.慢性活動性EBウイルス感染症
1.慢性活動性Epstein-Barrウイルス感染症(CAEBV)の診断と特徴
2.CAEBVに対する治療

12.急性骨髄性白血病
1.急性骨髄性白血病(AML)の特徴と診断
2.急性骨髄性白血病(AML)の治療

13.急性リンパ性白血病
1.急性リンパ性白血病(ALL)の特徴と診断
2.ALLに対する治療

14.慢性骨髄性白血病
1.CMLの特徴と診断
2.CMLに対する治療

15.慢性リンパ性白血病
1.慢性リンパ性白血病の特徴と診断
2.慢性リンパ性白血病に対する治療

16.慢性好酸球性白血病・好酸球増多症候群
1.好酸球増多症候群(HES)・慢性好酸球性白血病(CEL)の特徴と診断
2.好酸球増多症候群(HES)・慢性好酸球性白血病(CEL)に対する治療

17.骨髄異形成症候群
1.骨髄異形成症候群(MDS)の特徴と診断
2.MDSに対する治療

18.真性多血症・本態性血小板血症
1.PVの特徴,診断,治療について
2.ETの特徴,診断,治療について

19.骨髄線維症
1.骨髄線維症の特徴と診断
2.骨髄線維症の予後
3.骨髄線維症に対する治療

20.ホジキンリンパ腫
1.症候の診かた
2.検査とその所見の読み方
3.確定診断のために
4.予後予測指標など
5.ホジキンリンパ腫に対する治療

21.非ホジキンリンパ腫
1.非ホジキンリンパ腫の特徴と診断
2.その他の医原性免疫不全関連リンパ増殖性疾患
(OIIA-LPDs: other iatrogenic immunodeficiency-associated lymphoproliferative disorders)

22.成人T細胞白血病・リンパ腫
1.成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の特徴と診断
2.成人T細胞白血病・リンパ腫に対する治療

23.骨髄腫
1.骨髄腫(MM)の特徴と診断
2.骨髄腫に対する治療