患者・医療者の診療記録共有**中外医学社/対馬 義人/978-4-498-14834-5/9784498148345**

販売価格
2,640円(税込み)
世界の流れと群馬大学医学部附属病院における取り組み
編著
対馬 義人
出版社
中外医学社
分野
 
病院管理学

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2022/11/25~
JANコード
9784498148345
商品コード
9784498148345
発行 2022年11月
判型:A5判 126頁
ISBN 978-4-498-14834-5

対馬 義人(群馬大学医学部附属病院?放射線部長)
小松 康宏(群馬大学医学部附属病院?医療の質・安全管理部長)
斎藤 繁 (群馬大学医学部附属病院?病院長)
塚越 聖子(前?群馬大学医学部附属病院?副病院長・看護部長/現?公益社団法人群馬県看護協会?常任理事)
診療記録は究極の個人情報であり,決して医療従事者の私的な記録やメモではありません.国際的には診療記録を患者と共有する流れが進んできており,日本においても近い将来,患者が当たり前のように診療記録へアクセスしているかもしれません.そのとき,個人としても病院としてもカルテを患者に見せられますか? 患者参加型医療が叫ばれて久しいですが,具体的に何から始めたらよいのか,臨床医目線でも病院管理者目線でも有用な一冊となっています.

【目 次】
1 患者参加型医療とは何か─ 21 世紀の医療と患者参加
背景
患者参加型医療とは
患者さんが自らの治療・ケアに参加する
患者参加型医療を進めるうえでの課題

2 診療記録の共有をめぐる国際的状況
患者ポータル
診療記録共有“OpenNotes”
患者ポータルの利用や診療記録の共有が医療の質に与える影響と課題
わが国における診療記録共有と患者ポータル
医療産業の国際化とデジタル活用

3 群馬大学におけるこれまでの経緯と診療記録の共有(積極的開示)の開始

4 診療記録とはなにか
法的な位置づけ

5 診療記録の共有(積極的開示)の目的・正当性・問題点
診療(記)録作成・保存・開示の法的義務
診療記録の開示請求による開示
診療記録の共有(積極的開示)の目的
診療記録の共有(積極的開示)の正当性
診療記録の共有(積極的開示)の実際的な問題点
診療記録の共有(積極的開示)を前提とした診療録、看護記録の記載
診療記録の共有(積極的開示)は本当に可能なのでしょうか

6 診療録や看護記録のあるべき姿

7 配慮すべき情報と共有(積極的開示)を求めることができる者
すべてあますことなく開示すべきなのか
誰が診療記録の共有(積極的開示)を求めることができるのか、また拒絶すべき場合があるとすればどのような場合か
配慮情報
配慮情報機能

8 検査結果などのハードコピーを患者さんなどにお渡しする場合の注意点
コピーを患者さんにお渡しすることは推奨されるか
どのような注意点があるか

9 診療記録の共有(積極的開示)の実際

10 3 年間の記録─医師・看護師の意識変化と患者さんの声
医師の意識
看護師の意識変化
共有(閲覧)申し込み件数とアンケート結果
入院患者さんに対するアンケート