がん支持医療テキストブック**金原出版/日本がんサポーティブケア学会/9784307204439**

販売価格
4,400円(税込み)
サポーティブケアとサバイバーシップ
編著
日本がんサポーティブケア学会
出版社
金原出版
分野
 
癌・腫瘍一般

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2022/10/15~
JANコード
9784307204439
商品コード
9784307204439
発行 2022年10月
判型:B5判 304頁
ISBN 978-4-307-20443-9
がん支持医療の知識と技術を多職種の視点で網羅的にまとめた1冊

「総論」には、がん診療に携わるすべての医療者が知っておくべき基礎的な知識・技術を、「各論」には各専門領域で精通しておくべき知識・技術を掲載。必要に応じて、職種specificな内容(看護師、薬剤師、放射線技師、理学・作業療法士、栄養士、臨床心理士などによる)を記載することで、各職種の考え方や役割が相互に理解できるテキストとした。質の高い支持医療を実践するために、がん診療に携わる医療者必読の一冊。

【目 次】
I 総論
1 がんが生体に及ぼす影響
A. がんの自然史(軌跡、trajectory)
1)がんの自然史
2)がんの生物学的な軌跡
3)がんと共に生きる患者の軌跡
4)がんの自然史を知る意義
B. 食欲不振、倦怠感、悪液質
1)がんと食欲不振
2)がんと倦怠感
3)がん悪液質
C. がん疼痛
1)痛みの発生と感覚
2)痛みの病態による分類
3)痛みのパターンによる分類
4)がん疼痛の疫学
5)内科的治療法
6)専門的治療法
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 小児科医の関わり
2 がん患者が求めるもの
A. 生命予後、QOL、平均余命/健康寿命
1)全人的な視点
2)平均余命と健康寿命
3)医療のエンドポイント設定
4)根拠に基づく医療の考え方
5)物語と対話による医療の考え方
6)共有意思決定
7)QOL/PRO
3 支持医療総論
A. 内科的治療
1)「支持医療」とは
2)「支持療法」の発端
3)「支持医療」における介入側と被介入側の相互関連
4)「支持医療」における代表的な支持療法薬の導入と変遷
5)がん悪液質
B. 放射線治療
1)放射線治療計画
2)放射線治療技術
3)放射線治療の目的
4)有害事象
5)おわりに
・ 看護師の関わり
・ 放射線技師の関わり
・ 医学物理士の関わり
C. 外科的治療
1)がん治療における手術療法
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
D. 精神科的治療
1) がんの経過中にみられる代表的な精神疾患とその治療
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
E. 骨転移と骨の健康
1)骨転移
2)骨の健康
・ 整形外科医の関わり
・ 放射線治療医の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 作業療法士の関わり
F. リハビリテーション
1)リハビリテーション診療の必要性
2) がんのリハビリテーション診療の定義と病期別の役割
3) がんのリハビリテーション診療のエビデンス
4) がんのリハビリテーション診療の実際
5)リスク管理
・ リハビリテーション科専門医の関わり
・ 理学療法士の関わり
・ 作業療法士の関わり
・ 言語聴覚士の関わり
G. 栄養療法
1)総論
2)栄養スクリーニングとアセスメント
3)抗がん治療時の栄養療法
4)高度進行がん・終末期症例に対する栄養療法
・ 薬剤師の関わり
・ 管理栄養士の関わり
H. 東洋医学的治療(漢方、鍼灸)
1)支持医療に漢方を用いるメリット
2)エビデンスと診療ガイドライン
3)副作用をきたす代表的生薬:甘草、黄?
4)症候編
5)処方編
1)鍼灸治療とその適応症
2)鍼灸治療の実際
3)鍼灸の作用機序
4)がんの鍼灸治療に関するガイドライン
5)埼玉医科大学東洋医学科でのがん患者に対する鍼治療の実際
?. 補完代替療法
1)補完代替療法とは
2)がん医療現場における利用実態
3)補完代替療法の科学的根拠
4)補完代替療法の注意点
4 がんと喫煙
1)タバコ煙中の発がん性物質
2)発がんの機序
3)タバコとがんの疫学
4)禁煙の効果
5)喫煙と重複がん
6) 新型タバコ(電子タバコ・加熱式タバコ)について
・ 医師の関わり
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
5 支持医療の担い手とコミュニケーション
A. チーム医療・地域包括ケア・Team STEPPs
1) がん医療におけるコミュニケーションの重要性
2)医師・患者間のコミュニケーション
3) 支持医療におけるチーム医療の必要性
・ 医師の関わり
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 患者・当事者の関わり
6 年齢と支持医療
A. 小児・AYA
1)小児がんの特徴
2)急性期有害事象とその対策
3)晩期合併症およびフォローアップケア
4)小児の緩和ケア
5)AYA 世代のがん
・ 看護師の関わり
・ 臨床心理士の関わり
B. 高齢者
1) わが国の現状と高齢者のがん診療の考え方
2)高齢者総合的機能評価
3)高齢者がん診療のプロセス
4)ASCO 老年腫瘍学ガイドライン
5)わが国におけるガイドライン
6)今後の取組み
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 理学療法士の関わり
・ 公認心理師の関わり
7 サバイバーシップ
A. グリーフケア・家族遺族支援
1)はじめに
2)家族ケア
3)遺族ケア
4)おわりに
8 社会・経済
A. 就労・経済的支援
1)就労支援
2)経済的支援
・ 医師の関わり
・ 看護師の関わり
・ ソーシャルワーカー・相談員の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の関わり
・ 管理栄養士の関わり
・ 事務職の関わり
9 施設整備
A. 支持医療を支える院内インフラ整備
1)レジメン管理
2)経静脈抗がん薬投与における血管確保
3)高齢者機能評価とがんリハビリテーション
B. 支持医療supportive oncology のデリバリー?支持医療科という独立単科での試み?
1)「支持医療科」という試み
2)がんサポーティブケアのスペシャリスト?oncologeneralist?
3)oncologic emergency(acute palliative)care unit/oncolohospitalist
4)がんサバイバーシップセンター
5)まとめ
10 トピック
A. がん支持療法におけるpatient-reported outcome
1)PROとは
2)電子患者日誌の可能性
3)症状評価基準の標準化
4)電子患者日誌の運用上注意
5)電子患者日誌普及における日本の課題
・ 医師の関わり
・ 薬剤師の関わり
B. がん治療と緩和ケアの統合(integration of oncology and palliative care)
1)がん患者へのケアデリバリー
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
C. 抗がん薬曝露対策
1)曝露対策の背景
2)ハザーダス・ドラッグの概念
3)曝露予防対策の考え方 ?ヒエラルキー コントロール?
4)抗がん薬曝露の経路と機会
5)抗がん薬の職業性曝露による健康への影響
6)曝露対策で推奨される環境・物品等
7)廃棄時の曝露対策
8)患者の排泄物・体液/リネン類の取り扱い
9)HDがこぼれた時(スピル時)の曝露対策
10)職員の管理・教育・研修
11)まとめ
・ 医師の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
D. Gene awareness:遺伝医療からがんゲノム医療まで
1)はじめに
2)Gene awarenessとは
3)遺伝性腫瘍に関するGene awarenesを阻む主治医側の心理
4)クライエントへの声掛けのキーワード
・ 認定遺伝カウンセラーRの関わり
・ 看護師の関わり
・ 乳腺外科医の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 腫瘍内科医の関わり
11 支持医療の研究
1)はじめに
2)支持医療関連研究における言葉の定義
3)介入の種類とエンドポイント設定について
4)支持療法・緩和治療領域における臨床試験
5)おわりに
・ メディカルスタッフの関わり
・ 薬剤師の関わり

II 各論
1 高次機能:認知・情動
1)総論
2)症状
3)評価
4)マネジメント・ケア
・ 看護師の関わり
・ 作業療法士の関わり
2 皮膚
A. 脱毛
1)がん薬物療法による脱毛
2)おわりに
・ メディカルスタッフの関わり
・ 薬剤師の関わり
・ MSWの関わり
B. 血管外漏出への対策
1) 抗がん薬の血管外漏出についての一般的事項
2)組織障害の強さによる薬剤の分類
3)血管外漏出の予防とリスク因子
4)血管の確保
5)血管外漏出の早期発見のポイント
6)帰宅後の注意で(抗がん薬投与後)
7)血管外漏出に対する具体的処置対応
8)血管外漏出後の患者に対して
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
C. アピアランスケア
1)皮膚障害
2)爪障害
3)手足症候群
4)患者支援のポイント
・ コメディカルの関わり
・ 看護師の関わり
3 感覚器
A. 聴覚・嗅覚・視覚
1)がん薬物療法による聴覚毒性
2)がん薬物療法による嗅覚障害
3)視覚障害
B. 味覚
1)総論
2)疫学・予後
3)原因・病態生理
4)診断
5)具体的な対応
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
C. 末梢神経障害
1)がん薬物療法による慢性の末梢神経障害
2)その他のがん患者の末梢神経障害
・ 薬剤師の関わり
・ リハビリ療法士の関わり
4 歯科・口腔
A. 口腔粘膜障害、骨髄抑制期の口腔感染症、顎骨壊死
1)総論
2)口腔粘膜炎
3)骨髄抑制期の口腔感染症
4)薬剤関連顎骨壊死
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
5 消化器
A. 消化管
1)総論
2)下痢
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
B. 肝胆膵
1)肝・胆道系の障害
2)膵臓の障害
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
C. 悪心・嘔吐
1)総論
2)各論
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
6 心・血管・リンパ
A. 心機能障害(心不全)
1) 心機能障害(心不全)とそのマネジメント
・ メディカルスタッフの関わり
・ 薬剤師の関わり
B. 線溶・凝固異常
1)悪性腫瘍に伴う線溶・凝固異常
2)疫学
3)リスク因子
4) 代表的な線溶・凝固異常の診断と治療
・ 薬剤師の関わり
C. リンパ浮腫
1)リンパ浮腫
2)がんの進行による浮腫
・ 医師の関わり
・ 看護師の関わり
・ 理学療法士の関わり
・ 作業療法士の関わり
7 呼吸器
A. 上気道・下気道
1)気道狭窄
2)胸水貯留
3)気道出血
・ 薬剤師の関わり
8 泌尿・生殖器
A. 腎障害・血尿・尿酸
1)腎障害
2)血尿
3)尿酸
・ 薬剤師の関わり
9 がん・生殖医療
1)女性
2)男性
3)小児
・ がん治療医の関わり
・ 生殖医療医の関わり
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
・ 心理士の関わり
10 内分泌・代謝(免疫関連有害事象、放射線療法、手術療法などがん治療に伴うもの)
A. 視床下部・下垂体
1)視床下部・下垂体の病態生理
2)下垂体機能低下症の診断
3)免疫関連有害事象としての下垂体機能低下症について
4)ICIによる下垂体機能低下症の治療
・ 看護師の関わり
・ 薬剤師の関わり
B. 甲状腺
1)一般的事項(基礎から臨床)
2)病態生理から診断
3)リスク因子
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
C. 副腎
1)総論
2)ICIによる副腎機能低下症の頻度
3)発生時期
4)臨床症状
5)診断
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
D. 高血糖・低血糖
1)がん薬物療法による高血糖
2)がん薬物療法における低血糖
3) その他のがん患者における高血糖・低血糖
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
・ 栄養士の関わり
11 血液
A. 電解質異常(ナトリウム、カリウム、カルシウム)
1)低ナトリウム血症
2)低カリウム血症
3)高カルシウム血症
・ 薬剤師の関わり
B. 代謝性アシドーシス
1)アシドーシスとは
2)呼吸性アシドーシス
3)代謝性アシドーシス
4)代謝性アシドーシスにおけるアニオンギャップ
5)がん患者における代謝性アシドーシス
6)代謝性アシドーシスの治療
・ 臨床検査技師の関わり
C. 貧血、血小板減少
1)がん治療の副作用としての貧血と血小板減少
2)がん治療の副作用以外の貧血と血小板減少
D. 血球増多
1)白血球増多
2)多血症
3)血小板増多
12 感染症・発熱性好中球減少症
1)発熱性好中球減少症
2)FN 以外の感染症対策
・ 看護師の関わり
13 自己免疫疾患・免疫関連有害事象(内分泌・代謝を除く)
1)発生機序と臨床的特徴
2)発見、診断と治療
3)経過と予後
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
・ 管理栄養士の関わり
14 腫瘍随伴症候群
1)概念
2)代表的なPNSとその臨床的特徴
3)神経症候群におけるメカニズム
4)免疫チェックポイント阻害薬による神経症候群の増悪
5)神経症候群における治療
・ 薬剤師の関わり
・ 看護師の関わり
15 腫瘍緊急症・オンコロジーエマージェンシー(FN除く)
1)代謝性障害
2)構造性障害
3)抗悪性腫瘍薬の副作用
略語一覧

コラム
・ がん患者の同化抵抗性と医原性低栄養
・ がんサポーティブケアにおけるTeam STEPPS
・ 看護師の関わり がん研究会有明病院の場合
・ COVID?19とがんサポーティブケア
・ 合成ステロイドホルモンの開発