ファーストステップ!子どもの視機能をみる**全日本病院出版会/仁科 幸子/9784865198157/978-4-86519-815-7**

販売価格
7,480円(税込み)
スクリーニングと外来診療
編著
仁科 幸子
出版社
全日本病院出版会
分野
 
眼科学

数量

販売期間
2022/10/18~
商品コード
9784865198157
発行 2022年10月
判型:B5 318頁
ISBN 978-4-86519-815-7

編:仁科 幸子 / 林 思音
第76回日本臨床眼科学会(2022年10/13~16)売上第1位!

視機能の異常を早期発見し、適切に対応するためのファーストステップを、コラムでの経験談も交えながら豪華執筆陣が詳細に解説!
感染症による行動制限やデジタルデバイスの長時間使用・常用化など、子どもを取り巻く環境の変化によって心身や視覚への影響が大いに危惧されるなかで、日本全国の子どもたちの成長を支える啓発書としてお役立てください。
眼科医、視能訓練士、小児科医、小児の視覚スクリーニングにかかわる看護師、教育関係者など、子どもにかかわるすべての方にご一読いただきたい1冊です。

【目 次】
 Ⅰ.子どもの視機能発達を知る 
1.小児の眼の解剖学的な発達
2.小児の視力発達
3.さまざまな視機能はどのように発達するか?
4.視機能と全身の発達

 Ⅱ.子どもの視機能障害を知る 
1.視覚障害をきたす疾患
2.弱視・斜視とは?
  (私の経験)その視力障害,本当に弱視ですか?
3.屈折異常とは?

 Ⅲ.視覚スクリーニングで早期発見! 
1.0歳から始めたい!視覚スクリーニング
  (私の経験)  産科クリニックでの1か月健診におけるred reflex法
Tips&Knowledge 視覚スクリーニングが必要な全身疾患リスト
2.乳幼児健康診査における視覚スクリーニング
3.3歳児健診における視覚検査
(私の経験)  家庭での3歳児視力検査体験談
4.視覚スクリーニング機器をどう使うか?
(私の経験)  3歳児健診における屈折検査機器
5.保健センターと眼科医療機関の連携
6.小児科医と眼科医の連携―小児科医からの提言―
(私の経験)  屈折検査は3歳児健診だけでなく年中児,年長児も行う必要がある
7.小児科医と眼科医の連携―眼科医からの提言―
(私の経験)  「小児科の先生,お世話になっています」

 Ⅳ.眼科精密検査の進め方 
1.乳幼児の検査の進め方
Tips&Knowledge 0歳児を診察する!
2.眼位・眼球運動・両眼視機能検査
3.視力検査
4.精密屈折検査
5.眼底検査
Tips&Knowledge 小児眼科医が伝授する診療のコツ
6.視野検査―動的視野測定を中心に―
7.画像検査
8.障害(発達障害・全身疾患)を持つ子どもへの対応
9.小児の眼鏡処方
Tips&Knowledge インフォームド・コンセント
10.専門機関へ紹介するタイミング
Tips&Knowledge 紹介状作成のポイント―紹介される側からの要望―
(私の経験)  子どもへの虐待を疑ったら

 Ⅴ.学童期の視覚管理の課題 
1.近視の管理の仕方
(私の経験)  近視の進行防止の前にしておくべきこと
2.デジタルデバイスによる急性内斜視
(私の経験)  自験例から考える!デジタルデバイスによる急性内斜視患者の生活環境と生活指導
3.心因性視覚障害
(私の経験)  トリック法を行うとき―視能訓練士の心構え―
4.色覚検査とアドバイス
(私の経験)  私の色覚診療
5.スポーツ外傷の防止
(私の経験) アスリートの視機能―ファクターX―
6.コンタクトレンズの処方と管理―処方後のアフターケア・生じうる問題―
(私の経験)  ファッションと眼

 Ⅵ.医療・福祉・教育機関における多職種の連携 
1.視覚障害児に対する医療・福祉・教育機関の連携
(私の経験)  アイサポート教育相談
Tips&Knowledge 書類作成をどうするか?
2.弱視(ロービジョン)の子どもに対する医療・教育関係の連携
Tips&Knowledge 成功体験につなげる子どものロービジョンケア
3.弱視や斜視の子どもに対する医療・教育機関の連携
(私の経験)  学校での様子を聞く大切さ
4.近視の子どもに対する小・中学校との連携
Tips&Knowledge ICT機器利用と児童生徒の健康
5.学校へのアドバイス
Tips&Knowledge 先天赤緑色覚異常の色世界

 Ⅶ.小児眼科のトピックス 
1.小児の画像診断の進歩
(私の経験)  自験例でも実感した小児の画像診断の進歩
2.小児に適したERG
3.未熟児網膜症に対する抗VEGF療法
(私の経験)  未熟児網膜症に対する抗VEGF療法―長期経過は?―
4.遺伝性網膜ジストロフィ
(私の経験)  Stargardt病・黄色斑眼底の症例提示,治療法の現状
5.発達障害児における視覚異常
6.小児の麻酔と鎮静