イラストレイテッド脳波 1・2・3波形の診かた、考え方**金芳堂/飛松 省三/978-4-7653-1925-6/9784765319256**

販売価格
5,720円(税込み)
編著
飛松 省三(九州大学名誉教授/福岡国際医療福祉大学医療学部視能訓練学科教授)
出版社
金芳堂
分野
 
脳神経科学・神経内科学

数量

販売期間
2022/12/01~
商品コード
9784765319256
発行 2022年12月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-7653-1925-6
脳神経内科・精神科・脳外科の医師、臨床検査技師に向けて、脳波を独学で学べる参考書

現在、脳波判読を学ぶ実践的なアトラスは十数年前に作られたアトラスが中心となっていますが、この度、1952年にGibbs & Gibbsが出版した脳波アトラスの日本版的書籍が完成しました。

本書の脳波のサンプルについては、できるだけ原寸大に近い8秒間(3cm/秒、50μV/5mm)にて掲載されており、臨床現場で目にするような、より臨場感あふれる脳波アトラスとなるよう、心がけて作成されています。

脳波は読み解くことが難しいという先入観を捨てて、脳波判断に自信をもって取り組めるよう、一読をお薦めします。てんかん、意識障害、変性疾患を中心に、本書のタイトル通り、豊富なイラストから脳波の1・2・3を学べます。

【目 次】
Ⅰ章 脳波の歴史

Ⅱ章 脳波の基礎知識
1)4つの基本波形成分
2)電極の配置法
3)電極の接触抵抗(インピーダンス)
4)キャリブレーション(校正信号)
5)デジタル脳波計の特徴
6)脳波の極性
7)モンタージュ(montage)

Ⅲ章 アーチファクト(人工雑音)
1)定義
2)アーチファクトの種類
3)電極由来か否か
4)本章のポイント

Ⅳ章 正常覚醒脳波とその異常
1)正常脳波リズムの発生機序
2)正常脳波とは

Ⅴ章 正常睡眠脳波とその異常
1)ルーチン検査における睡眠脳波
2)睡眠分類
3)睡眠段階と脳波所見
4)小児睡眠脳波
5)睡眠パターンの異常

Ⅵ章 脳波賦活法とその異常
1)賦活法の意義
2)過呼吸(hyperventilation)
3)光刺激(photic stimulation)
4)睡眠賦活(sleep deprivation)

Ⅶ章 正常亜型
1)小鋭棘波(small sharp spikes: SSS)
2)ウィケット棘波(wicket spikes)
3)14&6Hz陽性棘波(14&6Hz positive spikes)
4)6Hz棘徐波(6Hz spike and wave)
5)律動性中側頭部放電(rhythmic mid-temporal discharges: RMTD)
6)成人潜在性律動性脳波発射〔subclinical rhythmic electrographic(theta)discharges of adults: SREDA〕
7)ブリーチリズム(breach rhythm)

Ⅷ章 徐波の診かた、考え方
1)脳病変と脳波異常パターン
2)徐波の解釈
3)徐波の2分法
4)病的意義の高い徐波

Ⅸ章 てんかん性異常
1)てんかんとは
2)てんかん原性を示す脳波所見
3)てんかん焦点の局在決定法
4)前側頭部電極の活用
5)てんかんの発作型分類と発作間欠期脳波所見
6)発作時(ictal)と発作後(postictal)脳波所見
7)てんかん重積状態(status epilepticus: SE)

Ⅹ章 意識障害とびまん性脳障害
1)脳波による意識障害の重症度評価
2)外的刺激の有用性
3)びまん性脳障害
4)周期性脳波パターン
5)昏睡時に見られる特殊な脳波パターン

?章 神経変性疾患
1)変性疾患の病理と脳波
2)認知症の脳波

?章 脳波判読所見とその手順
1)脳波特有の用語
2)脳波所見記載時に必要な用語
3)判読ステップ
4)所見のまとめ
5)総合判定
6)脳波判読でのpitfalls