不安症と双極性障害 コモビディティに学ぶ**新興医学出版社/貝谷 久宣/978-4-88002-921-4/9784880029214**

販売価格
3,850円(税込み)
編著
貝谷 久宣
出版社
新興医学出版社
分野
 
精神医学

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書籍版 販売期間
2022/12/05~
JANコード
9784880029214
商品コード
9784880029214
発行 2022年12月
判型:A5変型判 168頁
ISBN 978-4-88002-921-4

【編 集】
貝谷 久宣(京都府立医科大学 客員教授)
加藤 忠史(順天堂大学大学院 医学研究科精神・行動科学 主任教授)
佐々木 司(東京大学大学院 教育学研究科 教授)
「不安症と双極性障害は互いに高い頻度で合併するが,このことは研究テーマのみならず,臨床現場での治療方針を決定するうえでも極めて大きな問題となっている.」

あとがきに記されたこの1文にあるとおり、近年、急速に関心を集めるようになった“コモビディティ”(併存症)のうち、不安症と双極性障害は、臨床においても深い結びつきが認められているものである。

本書は臨床・研究の第一線にいる執筆陣が実臨床、臨床薬理、脳画像研究、ゲノム研究、精神病理、ガイドラインなど多面的なテーマによりこの「併存」について論じたものである。

・コモビディティを抱えた患者の治療、対応をどう進めればよいのか?
・不安症の症状ごとに併存の特徴にはどういったものがあるのか?
・脳画像、ゲノムなどが示す併存研究の最前線とはどのようなものなのか?

主として不安症や気分障害に取り組んでいる医療者はもちろん、このようなテーマに関心のある方々にとっても、実りある情報に満ちた1冊となるはずである。

【目 次】
序文
1 パニック性不安うつ病-Multi-Comorbidityの病-
2 双極性障害の治療薬の作用機序
3 双極性障害における侵入思考
4 全ゲノム関連解析からみた双極性障害と不安症の遺伝的関係
5 パニック症のComorbidity-遺伝子研究と心理・生物学的所見から-
6 パニック症のポリジェニックリスクスコア(PRS)解析
7 脳画像からみる不安症と双極性障害
8 脳画像から見た統合失調症と双極性障害との類似点と相違点
9 不安症と双極性障害-臨床的見地から-
10 双極性障害の薬物療法
11 診療ガイドラインと実臨床・実社会の間
12 双極性障害の認知行動療法と精神療法の視点
あとがき