必携!よくわかる尿検査・腎機能検査**中外医学社/富野 康日己/978-4-498-01220-2/9784498012202**

販売価格
2,640円(税込み)
編著
富野 康日己(医療法人松和会理事長・順天堂大学名誉教授)
出版社
中外医学社
分野
 
腎臓

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2023/01/20~
JANコード
9784498012202
商品コード
9784498012202
発行 2023年1月
判型:A5判 104頁
ISBN 978-4-498-01220-2
尿検査と腎機能検査は,腎・泌尿器領域の診療において必須と言える検査の両輪だ.尿検査は昔から今現在に至るまでなお,確定診断に有用である.腎機能検査においては,糸球体・尿細管の働きを伺い知ることが可能だ.両検査を制すれば,実際の診療や治療方針の決定に自信をもって臨めるだろう.本書は,両検査の著書も多いエキスパートが丁寧に分かりやすく記した.臨床検査技師や医学生,非専門医まで,使える知識が満載だ.

【目 次】
1 急性腎障害(AKI)と尿検査・腎機能検査
A.典型的な臨床症状は?
B.急性腎障害(AKI)の尿中バイオマーカーは?
C.AKIの原因疾患は?

2 慢性腎臓病(CKD)と尿検査・腎機能検査
A.尿検査・腎機能検査の意義は?
B.CKDの原因疾患は?

3 尿検査(urinalysis)
A.尿はどのようにしてつくられる?
B.尿量の変化はどうして起こる?
C.尿の外観で疾患はわかる?
1 色調
2 混濁
3 泡
4 臭い
D.尿の成分は正常と異常で異なる?
1 正常尿での成分
2 病的尿での成分

4 尿試験紙法定性検査
A.尿比重とは?
1 尿比重と尿浸透圧の関係は?
B.尿反応(pH: 水素イオン指数)とは?
C.尿蛋白(urinary protein)とは?
1 尿蛋白陽性とその解釈
D.尿糖(urinary glucose)とは?
1 健常者の尿中ブドウ糖
2 採尿時間
3 試験紙法(定性・半定量検査法)
4 尿糖陽性とその解釈
E.尿潜血反応[試験紙法](urine occult blood reaction)とは?
1 赤血球
2 ヘモグロビン尿
3 ミオグロビン尿
F.尿中ケトン体(urinary ketone body)とは?
1 尿中ケトン体陽性をきたす疾患・状態
G.尿中ビリルビン(urinary bilirubin)とは?
1 尿中ビリルビン陽性をきたす疾患・状態
H.尿中ウロビリノゲン(urinary urobilinogen)とは?
1 尿中ウロビリノゲン陽性をきたす疾患・状態
2 尿中ウロビリノゲン陰性をきたす疾患・状態
I.尿中亜硝酸塩(細菌尿bacteriuria)とは?
J.尿中白血球(エステラーゼ活性 esterase activity)とは?

5 尿中ホルモン・酵素など
A.尿妊娠反応とは?
B.尿エストリオール(E?)とは?
C.尿中黄体形成ホルモン(luteinizing hormone: LH)とは?
D.尿中バニリルマンデル酸(vanillylmandelic acid: VMA)とは?
E.尿中17?ketosteroid(17?KS)とは?
F.尿中17?hydroxycorticosteroid(17?OHCS)とは?
G.酵素: N-acetyl-β-D-glucosaminidase(NAG)活性とは?
H.尿中ポルフィリン体(urinary porphyrin body)とは?
I.尿中IV型コラーゲン(type IV collagen)とは?
【COLUMN 1】尿の採取時間および採尿法,尿定性・定量検査のための尿保存法
1 採尿時間
2 採尿法
3 尿定性・定量検査のための尿保存法
【COLUMN 2】 尿試験紙使用上の注意

6 尿沈渣成分の鏡検
A.尿沈渣(urinary sediment)とは?
B.尿沈渣検査法は?
1 尿検体の取り扱い
2 標本の作成法
3 鏡検法
C.尿沈渣の種類とその臨床的意義は?
1 細胞成分
2 結晶成分
3 細菌・真菌
4 原虫
5 精子

7 尿検査データの臨床応用
1 食塩・カリウム・蛋白質摂取量の推測
2 高尿酸血症治療薬の選択
3 尿蛋白の選択性と副腎皮質ステロイド薬の反応性

8 腎機能検査(renal function test)
A.腎機能を表す血液検査の見かた・考えかたは?
1 血清非蛋白窒素化合物
2 血清蛋白物質
3 ホルモン
B.腎機能検査の見かた・考えかたは?
1 糸球体濾過量(glomerular filtration rate: GFR)
2 腎血管・近位尿細管機能
3 尿細管機能検査(tubular function test)