医療×保健×福祉×保育×教育をつなぐ コミュニティ小児科学**診断と治療社/小西 恵理/978-4-7878-2549-0/9784787825490**

販売価格
6,380円(税込み)
診察室を出て地域と育む子どもの未来
編著
小西 恵理
出版社
診断と治療社
分野
 
小児科学一般

数量

販売期間
2023/03/27~
商品コード
9784787825490
発行 2023年3月
判型:A5判 208頁
ISBN 978-4-7878-2549-0

【編 著】
小西 恵理(淀川キリスト教病院 小児科)
阪下 和美(東京都立松沢病院 精神科)
土畠 智幸(生涯医療クリニックさっぽろ)
中林 洋介(前橋赤十字病院 集中治療科・救急科)
コミュニティ小児科学とは,小児科医が診察室にやってきた子どもの健康を支援するだけではなく,視点を診察室・病院の外,すなわちコミュニティへ向け,子どもの健康に影響を与える様々な因子に対して「健康の専門家」として働きかけることを促す概念です.
小児科医が知っておきたい医療・保健・福祉・保育・教育との連携を,実践例も提案しながら解説した「コミュニティ小児科学」に関する本邦初の一冊です!

【目 次】
第I章 コミュニティ小児科学
 1 コミュニティ小児科学とは
 2 子どものアドボカシー
 3 小児医療と公衆衛生
 4 「コミュニティに目を向ける」とは
 
第II章 小児に関連するコミュニティ資源
 1 コミュニティ資源とは
 2 それぞれのコミュニティ資源
  1)医療
  2)保健 
  3)福祉① ~児童福祉 
  4)福祉② ~障害をもつ子どもの福祉
  5)保育 ~就学前の保育と教育
  6)教育 
 3 学校卒業後のコミュニティ資源
 
第III章 コミュニティ資源とのかかわり方
 1 組織論 
 2 関係機関との連携,かかわり方
 3 多職種カンファレンス
 4 関係機関との連携・協働の具体的プロセス
  1)コミュニティ資源の豊富な都市部における連携・協働 
  2)地域のがんばっている専門職や支援者と顔のみえる関係をつくる 
  3)学校との連携で子どもたちの健やかな成長・発達を目指して ~学校医が行う健康相談活動の紹介 
  4)地域に根づいた子どもと家族に寄り添う小児科医療 
 
第IV章 子どもとコミュニティのかかわり
 1 ケースシミュレーション
  ① 健常児
  ② NICUを退院する医療的ケア児① ~重症新生児仮死 
  ③ NICUを退院する医療的ケア児② ~超低出生体重児 
  ④ NICUを退院する医療的ケア児③ ~狭義の医療的ケア児(者)
  ⑤ 発達障害 
  ⑥ 慢性疾患 ~1型糖尿病 
  ⑦ 悪性疾患
  ⑧ 心身症
  ⑨ 被虐待児
 
第V章 コミュニティ小児科学における教育
 1 教育 
 2 コミュニティ小児科学を導入する ~ここから始めてみよう
 
第VI章 コミュニティ小児科学における研究
 1 データ収集と分析 
 2 小児プライマリ・ケアにおける研究 ~地域で活躍する一小児科医の研究 
 3 大規模研究 
 4 コミュニティ小児科学の研究活動を広げるために 
 
コミュニティ小児科学に関連する法律・施策
利用できる制度・事業
 
COLUMN 多職種の視点
 [保健師]医療的ケア児に対するサポート体制 
 [言語聴覚士]「つながる,広がる」 
 [養護教諭]子どものよりどころである保健室を目指して 
 [相談支援専門員]その子らしい暮らしを「一緒に」考える 
 [訪問看護師]今を楽しみ,機能するコミュニティを問い続ける訪問看護 
 [医療ソーシャルワーカー]自分から会いに行く 
 [助産師]地域で守る支援の輪 
 [自立支援員]ここにくればなんとかなるかも ~地域子どものくらし保健室を目指して 
 [管理栄養士]地域における管理栄養士のかかわり