同効薬・類似薬のトリセツ**メジカルビュー社/稲森 正彦/978-4-7583-2220-1/9784758322201**
発行 2023年3月
判型:B5判 432頁
ISBN 978-4-7583-2220-1
監修:稲森 正彦 / 日下部 明彦
編集:小池 博文
編集協力:上田 彩 / 川邉 桂 / 北山 寧々 / 坪谷 綾子 / 縄田 修一
新人・若手薬剤師が理解しておきたい同効薬・類似薬の違いと使い分けを薬剤師・医師双方の視点から徹底解説!
同効薬・類似薬を比較して違いを示すだけでなく,処方箋で具体的な事例を挙げながら使い分けについて解説。診療科別に臨床で頻用する薬剤をピックアップし,各薬剤の特徴や使い分けるための要点を端的に示しつつ,添付文書・インタビューフォームを参照した比較表を掲載し,代表的な商品名や副作用,代謝経路など,必要な情報が満載。薬剤師が複数の処方箋を見比べた際の疑問に対して,医師が答える構成で,薬剤師が知りたい処方意図が理解できる充実の117テーマ。
【目 次】
第1章 内科
高血圧治療薬 ①:ARB とACE阻害薬の違い
エナラプリルとテルミサルタンの使い分け
高血圧治療薬 ②:ARB 1
カンデサルタンとアジルサルタンの使い分け
高血圧治療薬 ③:ARB 2
ロサルタンと他のARB の使い分け
高血圧治療薬 ④:Ca 拮抗薬 1
ニフェジピンL 錠とCR 錠の使い分け
高血圧治療薬 ⑤:Ca 拮抗薬 2
アムロジピンとシルニジピンの使い分け
高血圧治療薬 ⑥:MR 拮抗薬
エサキセレノン・スピロノラクトン・エプレレノンの使い分け
抗不整脈薬 ①:Ⅳ群Ca チャネル遮断薬
ベラパミルとジルチアゼムの使い分け
抗不整脈薬 ②:Ic 群Ca チャネル遮断薬
フレカイニドとピルシカイニドの使い分け
抗不整脈薬 ③:Ⅳ群Ca チャネル遮断薬・マルチチャネル遮断薬
ベプリジルとジルチアゼム徐放カプセルの使い分け
心不全治療薬 ①:選択的SGLT-2阻害薬
エンパグリフロジンとダパグリフロジンの使い分
心不全治療薬 ②:ARNI・ARB
サクビトリルバルサルタンとバルサルタンの使い分け
心不全治療薬 ③:β遮断薬
ビソプロロール・カルベジロール・イバブラジンの使い分け
利尿薬 ①:ループ利尿薬・サイアザイド系利尿薬1
フロセミドとトリクロルメチアジドの使い分け
利尿薬 ②:ループ利尿薬・サイアザイド系利尿薬 2
フロセミド・アゾセミド・トラセミドの使い分け
利尿薬 ③:ループ利尿薬
アゾセミドとトルバプタンの使い分け
狭心症治療薬 ①:硝酸薬
ニトログリセリン・硝酸イソソルビド・一硝酸イソソルビドの使い分け
狭心症治療薬 ②:急性冠症候群治療薬
ニコランジルと硝酸薬製剤の使い分け
抗血栓・抗凝固薬 ①:抗血小板薬
クロピドグレルとシロスタゾールの使い分け
抗血栓・抗凝固薬 ②: P2 Y12 受容体拮抗薬
クロピドグレルとプラスグレルの使い分け
抗血栓・抗凝固薬 ③:VTE 治療薬
ワルファリンとヘパリンCa の使い分け
抗血栓・抗凝固薬 ④:抗凝固薬と抗血小板薬
ワルファリンとアスピリンの使い分け
抗血栓・抗凝固薬 ⑤:DOAC
エドキサバン・リバーロキサバン・アピキサバンの使い分け
高K血症治療薬
ポリスチレンスルホン酸Ca とジルコニウムシクロケイ酸Na の使い分け
高P血症治療薬 ①
炭酸Ca・炭酸ランタンの使い分け
高P血症治療薬 ②
クエン酸第二鉄とスクロオキシ水酸化鉄の使い分け
糖尿病治療薬 ①:SU 薬
グリメピリドとグリクラジドの使い分け
糖尿病治療薬 ②:αグルコシダーゼ阻害薬
ミグリトールとボグリボースの使い分け
糖尿病治療薬 ③:速効型インスリン分泌促進薬
レパグリニドとミチグリニドの使い分け
糖尿病治療薬 ④:DPP-4阻害薬
シタグリプチンとリナグリプチンの使い分け
糖尿病治療薬 ⑤:SGLT-2阻害薬
カナグリフロジンとイプラグリフロジンの使い分け
糖尿病治療薬 ⑥:GLP-1 受容体作動薬1
リラグルチドとデュラグルチドの使い分け
糖尿病治療薬 ⑦:GLP-1 受容体作動薬2
セマグルチド(注射薬と経口薬)の使い分け
糖尿病治療薬 ⑧:強化インスリン療法
インスリン アスパルト(ペンとカートリッジ)の使い分け
糖尿病治療薬 ⑨:超速効型インスリン製剤
インスリン リスプロ・アスパルト・グルリジンの使い分け
糖尿病治療薬 ⑩:持効型インスリン製剤
インスリン グラルギンとデグルデグの使い分け
高コレステロール血症治療薬 ①:HMG-CoA還元酵素阻害薬
ロスバスタチンとプラバスタチンの使い分け
高コレステロール血症治療薬 ②:フィブラート系薬剤
ベザフィブラートとペマフィブラートの使い分け
高コレステロール血症治療薬 ③:ω -3 多価不飽和脂肪酸製剤
イコサペント酸とω -3 脂肪酸の使い分け
抗甲状腺薬 ①
チアマゾールとプロピルチオウラシルの使い分け
抗甲状腺薬 ②
抗甲状腺薬とヨウ化カリウムの使い分け
高尿酸血症治療薬 ①:キサンチンオキシダーゼ阻害剤
フェブキソスタットとトピロキソスタットの使い分け
高尿酸血症治療薬 ②:尿酸生成抑制薬・尿酸排出促進薬
アロプリノールとベンズブロマロンの使い分け
抗アレルギー薬 ①:第1・2世代抗ヒスタミン薬
d- クロルフェニラミンとフェキソフェナジンの使い分け
抗アレルギー薬 ②:第2 世代抗ヒスタミン薬1
レボセチリジンとフェキソフェナジンの使い分け
抗アレルギー薬 ③:第2 世代抗ヒスタミン薬2
ビラスチン・レボセチリジン・オロパタジンの使い分け
抗アレルギー薬 ④:ロイコトリエン受容体拮抗薬
モンテルカストとプランルカストの使い分け
抗アレルギー薬 ⑤:抗ヒスタミン薬・交感神経刺激薬
フェキソフェナジンとフェキソフェナジン/塩酸プソイドエフェドリン配合剤の使い分け
抗アレルギー薬 ⑥:鼻噴霧用ステロイド
フルチカゾン・モメタゾン・デキサメタゾンの使い分け
喘息・COPD治療薬 ①:ICS・LABA 合剤
レルベア?? とシムビコート? の使い分け
喘息・COPD治療薬 ②:LAMA単剤
スピリーバ?とシーブリ? の使い分け
喘息・COPD治療薬 ③:LABA・LAMA合剤
ウルティブロ? とスピオルト? の使い分け
経口ステロイド薬 ①
ヒドロコルチゾンとプレドニゾロンの使い分け
経口ステロイド 薬②
プレドニゾロン・デキサメタゾン・ベタメタゾンの使い分け
鎮痛薬 ①
アセトアミノフェンとロキソプロフェンの使い分け
鎮痛薬 ②:NSAIDs 1
ロキソプロフェンとセレコキシブの使い分け
鎮痛薬 ③:NSAIDs 2(テープ剤)
ケトプロフェンテープとエスフルルビブロフェン・ハッカ油テープの使い分け
鎮痛薬 ④:ガバペンチノイド
プレガバリンとミロガバリンの使い分け
鎮痛薬 ⑤:弱オピオイド
トラマドールとトラマドール・アセトアミノフェン配合剤の使い分け
鎮痛薬 ⑥:強オピオイド1
オキシコドンとヒドロモルフォンの使い分け
鎮痛薬 ⑦:強オピオイド2
オキシコドンとモルヒネの使い分け
鎮痛薬 ⑧:強オピオイド3
フェンタニル貼付剤の使い分け
去痰薬
カルボシステインとアンブロキソールの使い分け
鎮咳薬
デキストロメトルファン・チペピジン・リン酸コデインの使い分け
消化性潰瘍治療薬 ①
ランソプラゾールとボノプラザンの使い分け
消化性潰瘍治療薬 ②
テプレノンとレバミピドの使い分け
消化性潰瘍治療薬 ③
アルギン酸Na とレバミピドの使い分け
整腸剤 ①
ビオフェルミン??(錠剤・散剤,配合剤,R)の使い分け
整腸剤 ②
ビオフェルミン?・ビオスリー?・ミヤBM? の使い分け
止瀉薬
天然ケイ酸アルミニウムとタンニン酸アルブミンの使い分け
便秘症治療薬 ①:刺激性下剤
センノシドとピコスルファートNa の使い分け
便秘症治療薬 ②:浸透圧性下剤
酸化マグネシウムとマクロゴール4000 の使い分け
便秘症治療薬 ③:その他
リナクロチド・エロビキシバット・ルビプロストンの使い分け
制吐剤 ①:ドパミン受容体遮断薬
ドンペリドン・メトクロプラミドの使い分け
制吐剤 ②:5 -HT3 受容体拮抗薬・NK1 受容体拮抗薬
グラニセトロン・ラモセトロン・アプレピタントの使い分け
制吐剤 ③
オランザピンとデキサメタゾンの使い分け
制吐剤 ④
モサプリドクエンとジメチコンの使い分け
潰瘍性大腸炎治療薬 ①
メサラジン(ペンタサ??・アサコール?・リアルダ?)の使い分け
潰瘍性大腸炎治療薬 ②
注腸剤(液剤・フォーム剤),坐剤の使い分け
第2章 感染症
抗菌薬 ①:ペニシリン薬
アモキシシリン単剤とクラブラン酸配合剤の使い分け
抗菌薬 ②:セフェム系内服薬
セファレキシンとセフジニルの使い分け
抗菌薬 ③:マクロライド系内服薬
クラリスロマイシンとアジスロマイシンの使い分け
抗真菌薬 ①:爪白癬治療薬(内服薬)
テルビナフィン・イトラコナゾール・ホスラブコナゾールの使い分け
抗真菌薬 ②:爪白癬治療薬(外服薬)
ルリコナゾールとエフィナコナゾールの使い分け
抗ウイルス薬 ①
バラシクロビルとアシクロビルの使い分け
抗ウイルス薬 ②:抗インフルエンザ薬
オセルタミビル・ザナミビル・ラニナミビルの使い分け
抗ウイルス薬 ③:抗ヘルペスウイルス薬
アシクロビル軟膏と眼軟膏
第3章 精神科・心療内科
抗不安薬:BZ 系薬
エチゾラムとアルプラゾラムの使い分け
睡眠薬 ①:オレキシン受容体拮抗薬
スボレキサントとレンボレキサントの使い分け
睡眠薬 ②:BZ 系薬・非BZ 系薬
エスゾピクロンとゾピクロンの使い分け
抗うつ薬 ①:SSRI・SNRI
セルトラリンとデュロキセチンの使い分け
抗うつ薬 ②:SSRI(若年者)
エスシタロプラムとセルトラリンの使い分け
統合失調症治療薬 ①
リスペリドンとルラシドンの使い分け
統合失調症治療薬 ②
ペロスピロンとブロナンセリンの使い分け
第4章 脳神経内科
抗認知症薬 ①
ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミンの使い分け
抗認知症薬 ②
ドネペジルとメマンチンの使い分け
パーキンソン病治療薬 ①
プラミペキソール(徐放製剤・速放製剤)の使い分け
パーキンソン病治療薬 ②:経口薬と貼付剤
プラミペキソールとロチゴチンの使い分け
パーキンソン病治療薬 ③:MAO-B 阻害薬
セレギリンとラサギリンの使い分け
片頭痛治療薬
スマトリプタンとラスミジタンの使い分け
抗めまい薬
ベタヒスチン・ジフェニドール・ジフェンヒドラミン/ジプロフィリンの使い分け
第5章 泌尿器科
排尿障害治療薬
タムスロシンとシロドシンの使い分け
過活動膀胱治療薬
ソリフェナシンとビベグロンの使い分け
第6章 皮膚科
保湿剤 ①
ヘパリン類似物質(クリーム・ソフト軟膏・ローション)の使い分け
保湿剤②
尿素外用薬(クリーム・ソフト軟膏・ローション)の使い分け
第7章 婦人科
骨粗鬆症 ①:活性型ビタミンD3 製剤
エルデカルシトールとアルファカルシドールの使い分け
骨粗鬆症 ②:SERM
ラロキシフェンとバゼドキシフェンの使い分け
骨粗鬆 症③:ビスホスホネート薬
アレンドロン酸とイバンドロン酸の使い分け
ホルモン剤 ①:超低用量1相性ピル
ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合製剤の使い分け
ホルモン剤 ②:EP 配合剤
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール配合製剤の使い分けの使い分け
ホルモン剤 ③:更年期障害治療薬
エストラジオール(経口薬とテープ剤)の使い分け
第8章 眼科
ドライアイ治療薬
精製ヒアルロン酸Na とジクアホソルNa の使い分け
緑内障治療薬
ラタノプロストとタフルプロストの使い分け
抗炎症ステロイド点眼薬
フルオロメトロンとベタメタゾンリンの使い分け
第9章 漢方
漢方薬 ①
辛夷清肺湯と小青竜湯の使い分け
漢方薬 ②
大建中湯と六君子湯の使い分け
漢方薬 ③
当帰芍薬散・補中益気湯・人参養栄湯の使い分け
漢方薬 ④