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高齢者の薬物療法の勘所**中外医学社/松本 彩加/978-4-498-05928-3/9784498059283**

販売価格
4,400円(税込み)
マルモ・リハ薬剤・サルコペニアを一刀両断
編著
松本 彩加
出版社
中外医学社
分野
 
薬学

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書籍版 販売期間
2023/04/08~
JANコード
9784498059283
商品コード
9784498059283
発行 2023年4月
判型:A5判 242頁
ISBN 978-4-498-05928-3

【編 著】
松本 彩加(熊本リハビリテーション病院)
吉村 芳弘(熊本リハビリテーション病院)
高齢者の薬剤の飲み合わせ・処方変更・薬の優先度など処方の勘所がよくわかる!

高齢者をみるすべての医師と薬剤師のためのハンディな1冊.疾患ごとにガイドライン通りにすべて処方したらポリファーマシーになってしまう…….疾患ごとにエキスパートが薬剤管理(導入,中止)のコツや注意すべき副作用などを解説.実際の症例を用いて処方の問題点・モニタリングのポイント・処方介入のコツを実践的に学べる!

【目 次】
Chapter 1 薬に関連する高齢者医療の最新潮流
1 医療のパラダイムシフト
  疾患モデルから高齢者モデルへどう変わるのか? マルモ,フレイル,サルコペニアとは?
   1.高齢化と少子化のダブルパンチで高齢者がマジョリティの社会へ
   2.平均寿命と健康寿命の大きなギャップ
   3.疾患モデルから高齢者モデルへ
   4.マルモ,フレイル,サルコペニアは健康長寿の超重要ワード

2 ポリファーマシー
  ガイドライン遵守による多剤処方の功罪とは?
  PIMs,アンダーユースも知らなきゃまずい?
   1.ポリファーマシーの原因
   2.ポリファーマシーの問題点
   3.PIMs(potentially inappropriate medicines)

3 リハ薬剤
  生活を支える薬物療法とは?

 【コラム】ポリファーマシー対策を念頭に置いた持参薬鑑別のコツ

Chapter 2 専門家に聞く! 疾患と薬の最新事情
1 マルチモビディティ
  コモビディティとどう違う? マルモの診かたと薬剤管理の難しさ
   1.マルチモビディティとは
   2.マルチモビディティパターンを意識した処方パターン
   3.PIMs,PPOs,処方カスケードを意識する
   4.マルチモビディティのトライアングルを意識した薬剤管理のコツ

2 消化器疾患
  便秘・下痢・便失禁のうまい処方とやめ方
   1.高齢者便秘の特徴
   2.高齢者便秘で用いられる薬剤
   3.高齢者において注意すべき副作用?薬剤性便秘
   4.薬剤管理のコツ

3 慢性腎臓病
  SGLT2阻害薬への期待と高齢者への処方の落とし穴
   1.慢性腎臓病(CKD)の特徴
   2.CKDで用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤の使い方と注意点

4 慢性心不全
  新薬・新適応薬の紹介,超高齢心不全はどこまで治療すべきか?
   1.心不全の特徴
   2.心不全で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

5 がん悪液質
  グレリン様作用薬で悪液質の治療が変わる?
   1.がん悪液質の特徴
   2.がん悪液質で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

6 脳梗塞
  脳梗塞超急性期治療はここまで進化した
   1.脳梗塞の特徴
   2.脳梗塞の治療法
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

7 糖尿病
  「血糖を下げる」より「低血糖を起こさない治療」へのシフト
   1.高齢者糖尿病の特徴
   2.高齢者糖尿病で用いられる薬剤と特に注意すべき副作用
   3.低血糖と転倒の関係
   4.糖尿病治療薬による管理のコツ

8 骨粗鬆症
  BP製剤だけでは不十分? 転倒骨折の予防は定期薬の見直しから
   1.骨粗鬆症の特徴
   2.骨粗鬆症の薬物療法
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.老年症候群としての骨粗鬆症
   5.骨折・転倒リスクとなる薬剤処方の見直しの必要性
   6.薬物管理のコツ

9 神経疾患
  認知症治療薬の始め方とやめ方を知っておこう
   1.認知症の特徴
   2.認知症で用いられる薬剤
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.薬剤管理のコツ

10 精神疾患
  抗精神病薬や抗うつ薬に頻発する高齢者の有害事象とは?
   A.高齢者のうつ病
   1.うつ病の臨床的特徴
   2.うつ病で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ
   B.認知症の行動・心理症状(BPSD)
   1.BPSDの臨床的特徴
   2.BPSDで用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

11 下部尿路機能障害
  抗コリン薬とα1遮断薬などによる高齢者の問題となる副作用
   1.高齢者下部尿路機能障害(排尿障害)の特徴
   2.高齢者排尿障害で用いられる薬剤
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.薬剤管理のコツ

 【コラム】AIは薬剤師にとってかわるのか?

Chapter 3 高齢者の薬物療法の勘所:ケースレポート
1 急性期病院
  症例提示
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

2 回復期リハ病棟
  症例提示(1)
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント
   4.振り返り
  症例提示(2)
   1.問題点の抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント
   4.振り返り

 【コラム】臨床研究に挑戦しよう

3 外来(地域)
  症例提示
   1.問題点の抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

4 在宅(訪問)
  症例提示
   1.問題点抽出
   2,処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

5 高齢者施設
  症例提示
   1.問題点の抽出
   2.治療介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

6 誤嚥性肺炎
  症例提示
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

 【コラム】栄養サポートチームに薬剤管理の視点を