深く息をするたびに**金芳堂/田中 竜馬/978-4-7653-1937-9/9784765319379**

販売価格
3,520円(税込み)
編著
田中 竜馬
出版社
金芳堂
分野
 
集中治療医学(ICU・CCU)

数量

販売期間
2023/04/11~
商品コード
9784765319379
発行 2023年4月
判型:四六判 387頁
ISBN 978-4-7653-1937-9

(原書名:Every Deep-drawn Breath : a Critical Care Doctor on Healing, Recovery, and Transforming Medicine in the ICU)

原著:E.ウェズリー・イリー
訳:田中 竜馬(Intermountain LDS Hospital 呼吸器内科・集中治療科医師)
ABCDEFバンドルのイリー医師が語るICUの歴史。コロナ時代、我々は再び全人的医療を取り戻せるのか?

「集中治療室(ICU)」や「重症患者」が新型コロナの流行によりずっと身近になった現代、ICUサバイバー※の抱える問題に警鐘を鳴らし、対応策を提示するのが本書です。

集中治療のトップランナーであるE. ウェズリー・イリー医師がそれまでの集中治療室(鎮静や長期間にわたる安静)で問題となる集中治療後症候群(PICS)の発見、対策の検討の歴史や、救命絶対視からICUサバイバーの退院後の生活まで考慮した全人的な集中治療室を築くまでの歴史をエッセイで提示します。

ICUに携わる医療従事者、またICUサバイバーやその家族などすべての人に、より良いICUとはなにか?
全人的医療とは何か?を問いかけます。

※ICUから退院した患者さんを「ICUサバイバー」と呼びます。

【目 次】
プロローグ
Chapter1 壊れた命 新しい日常を受け入れる
Chapter2 集中治療初期の歴史 ICUという高速道路に向かうデコボコな砂利道
Chapter3 集中治療の文化 深い鎮静と安静の時代
Chapter4 移植医療の世界 正しい道を模索する
Chapter5 せん妄という大惨事 患者と家族にとっての目に見えない災難
Chapter6 ベッドの反対側から見た風景 病気を見直す
Chapter7 進むべき道を決める 臨床と研究の融合
Chapter8 脳を解き放つ ICUで意識を見つける
Chapter9 目覚めの変化 患者が再浮上する
Chapter10 情報を広める 新しいアイデアの実践
Chapter11 患者の中に人を見出す 人間らしさによる希望
Chapter12 ICUでの終末期ケア 患者と家族の望みが実現する
エピローグ