喘息・COPDと気道疾患 包括診療マニュアル**中外医学社/永田 真/978-4-498-13104-0/9784498131040**

販売価格
5,940円(税込み)
編著
永田 真(埼玉医科大学呼吸器内科 教授・アレルギーセンター長)
出版社
中外医学社
分野
 
呼吸器一般

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書籍版 販売期間
2023/04/14~
JANコード
9784498131040
商品コード
9784498131040
発行 2023年4月
判型:A5判 294頁
ISBN 978-4-498-13104-0
長引く咳,痰,息切れなど,気道症状診療のすべてがこの1冊で!

喘息・COPDなど非常にcommonなのに診療に悩む気道疾患についてプライマリケアに必要な禁煙指導,吸入療法から高度専門的治療まで実践的知識が身につく1冊.
最新のガイドラインを網羅するだけでなく,診療最前線にいるエキスパートたちの現場でのコツや勘所など,実際に役立つ情報をわかりやすくまとめた便利なマニュアル.

【目 次】
I 気道疾患診療の基本ポイント
 1 気道疾患の包括的診療アプローチの重要性
   1.気道疾患診療に必要な視点
   2.代表的気道疾患のメカニズム
   3.気道疾患診療で役立つ検査
   4.気道疾患の管理・治療のための主なアイテム

 2 気道疾患診療で行うことが望ましい血液検査
   1.喘息
   2.COPD
   3.その他

 3 呼吸機能および呼気ガス検査
   1.呼吸機能検査
   2.呼気NO検査

II 気道疾患診療に必要な管理と治療

 1 環境整備指導の実際
   1.環境整備指導の実際
   2.喘息の感作アレルゲンとアジュバント
   3.室塵ダニ(HDM)
   4.ペット
   5.真菌
   6.エンドトキシン,リポポリサッカライド(LPS)
   7.呼吸器疾患と環境アレルゲンや環境汚染物質との関連性
   8.対策

 2 禁煙指導(支援)の実際
   1.タバコと疾患リスク
   2.ニコチン依存症
   3.禁煙支援
   4.加熱式タバコについて

 3 気管支拡張薬の選び方と用い方
   1.β2刺激薬の作用機序
   2.短時間作用性β2刺激薬(SABA)
   3.長時間作用性β2刺激薬(LABA)
   4.抗コリン薬の作用機序
   5.短時間作用性抗コリン薬(SAMA)
   6.長時間作用性抗コリン薬(LAMA)
   7.LAMA/LABA配合剤
   8.テオフィリン薬

 4 吸入ステロイド薬および各種配合剤の選び方と使い方
   1.吸入薬選択にあたって共通して考慮すべきポイント
   2.喘息におけるICSを中心とした吸入療法
   3.COPDの吸入療法におけるICSの位置づけ

 5 吸入指導の実際
   1.吸入薬の種類
   2.デバイスの選択手順
   3.新しい吸入操作ビデオの紹介
   4.吸入指導の手順
   5.「ホー吸入」の紹介
   6.コロナ禍で,非接触での吸入指導

 6 去痰薬・鎮咳薬の選び方・用い方
   1.咳嗽
   2.喀痰

 7 マクロライド少量長期療法
   1.マクロライドの作用機序
   2.喘息に対するマクロライドの効果
   3.COPDに対するマクロライドの効果
   4.安全性

 8 呼吸リハビリテーション指導の実際
   1.呼吸リハビリテーションの適応
   2.呼吸リハビリテーションの目的と効果
   3.呼吸リハビリテーションの進め方
   4.呼吸リハビリテーションプログラムの実際
   5.セルフマネジメント教育
   6.栄養療法

 9 生物学的製剤と気管支熱形成術
   1.生物学的製剤
   2.抗IgE抗体製剤オマリズマブ
   3.抗IL-5抗体製剤メポリズマブ
   4.抗IL-5受容体α抗体製剤ベンラリズマブ
   5.抗IL-4受容体α抗体製剤デュピルマブ
   6.抗TSLP抗体製剤テゼペルマブ
   7.気管支サーモプラスティ

 10 喘息でのアレルゲン免疫療法
   1.喘息治療におけるHDM-SCIT
   2.鼻炎合併喘息患者でのアレルゲン免疫療法
   3.アレルゲン免疫療法による自然経過修飾作用
   4.喘息における適応患者の選択
   5.喘息に対するSLITの臨床応用
   6.ダニSLITの投与法の実際
   7.スギ花粉症に対するSCITおよびSLIT

 11 高齢者指導のポイント
   1.COPD死,喘息死ともに高齢者の占める割合が高い
   2.高齢者の特徴
   3.高齢者に対する吸入指導

III 各種気道疾患と診療のポイント

 1 慢性気道疾患患者における急性気道感染とその対応
   1.気管支喘息と急性気道感染
   2.各種ウイルス感染と喘息増悪
   3.ウイルス感染による喘息増悪に対する薬物治療
   4.SARS-CoV-2感染と気管支喘息
   5.COPDの増悪と急性気道感染
   6.COPD急性増悪に対する薬物療法
   7.COPD急性増悪期の酸素療法と増悪予防
   8.SARS-CoV-2感染とCOPD

 2 慢性咳嗽
   1.咳診療の重要性
   2.痰の有無と持続期間による咳の分類と主要な原因疾患
   3.咳症状の疫学
   4.咳のメカニズム
   5.初期診療のポイント
   6.遷延性・慢性咳嗽の治療前診断
   7.遷延性・慢性咳嗽の治療後診断:咳治療の原則を含めて
   8.主要な原因疾患の臨床像,病態,治療
   9.難治例に関する新しい概念と治療

 3 喘息(成人)
   1.問診のポイント
   2.喘息の診断
   3.血液検査
   4.呼吸機能検査
   5.画像検査
   6.治療

 4 喘息(小児?学童)
   1.小児喘息の発症と急性増悪のリスク因子
   2.乳幼児喘息の診断
   3.長期管理のサイクル

 5 COPD
   1.COPDの病態
   2.COPDの診断
   3.安定期COPDの治療方針
   4.増悪期COPDの治療方針
   5.COVID-19流行期におけるCOPDの作業診断と管理手順

 6 COPDと喘息の合併
   1.ACOの概念
   2.ACOの診断基準
   3.ACOの治療
   4.ACOの吸入指導における注意点

 7 アレルギー性気管支肺真菌症
   1.概要
   2.疫学
   3.原因真菌
   4.症状
   5.身体所見
   6.検査
   7.診断基準
   8.治療
   9.予後

 8 気管支拡張症
   1.定義と診断
   2.どのような症例で気管支拡張症を疑うか
   3.診断時検査
   4.重症度評価
   5.合併症
   6.安定期の診療
   7.増悪時治療

 9 副鼻腔気管支症候群とびまん性汎細気管支炎
   1.SBSの疾患概念,定義
   2.DPBの概念
   3.SBSおよびDPBの病態と診断
   4.SBSおよびDPBの治療

 10 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
   1.発症誘因・遺伝的背景
   2.EGPAの臨床経過と喘息としての側面
   3.EGPAの病態
   4.診断基準と分類基準
   5.SARS-CoV-2感染症とEGPA
   6.予後
   7.治療

 11 リウマチ・膠原病の気道病変
   1.呼吸器症状別の留意点
   2.疾患別気道病変の特徴

 12 閉塞性細気管支炎とリンパ脈管筋腫症
   1.閉塞性細気管支炎(BO)
   2.リンパ脈管筋腫症(LAM)