小児アレルギーエデュケーターテキスト 改訂第4版**診断と治療社/日本小児臨床アレルギー学会/978-4-7878-2609-1/9784787826091**

販売価格
5,720円(税込み)
チーム医療と患者教育に役立つ
編著
日本小児臨床アレルギー学会
出版社
診断と治療社
分野
 
小児科学一般

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書籍版 販売期間
2023/04/28~
JANコード
9784787826091
商品コード
9784787826091
発行 2023年4月
判型:B5判 244頁
ISBN 978-4-7878-2609-1
『基礎篇』『実践篇』の2分冊だったテキストを,1冊にまとめて大幅改訂!小児アレルギーエデュケーター(Pediatric Allergy Educator:PAE)認定制度の基礎講習に準拠し,アレルギー疾患の基礎知識から患者教育の指導技術まで,PAEに求められる内容をスペシャリストがわかりやすく解説している.理解を助けるサイドコラムや図表も満載.PAEを目指す看護師,管理栄養士,薬剤師に必携の書.

【目 次】
第Ⅰ章 患者教育総論
 1 小児アレルギーエデュケーターに求められる能力と活動範囲
 2 患者教育の基本的理解
  A アドヒアランスとその阻害要因
  B 患者教育を行うための基礎的理論
  C 患者教育に役立つコミュニケーションスキルと指導技術
 3 患者教育の目的
  A 患者教育の目標
  B 患者教育の対象
  C 患者・家族とのパートナーシップの確立
  D 治療目標の共有化
  E アドヒアランスの向上
 4 アドヒアランスのアセスメントと対応
  A 認識不足により実行できないノンアドヒアランス
  B 治療に対する心理的抵抗によるノンアドヒアランス
  C 治療に対する負担が強いためのノンアドヒアランス
  D 治療スキル不足
  E 悪化因子の探索と対策
  F 治療行動に対する自己効力感の強化
  G 支援体制の調整
  H 治療中断の防止
 5 患者の自己決定支援
  A 患者と医療者の共同意思決定(SDM)
  B 新規治療を導入する場合(自己注射を含む)などの支援
  C 研究的な治療(経口免疫療法など)の開始
  D 治療の継続・最終目標に対する自己決定
 6 発達段階に応じた指導
  A 乳児期
  B 幼児期
  C 学童期
  D 思春期
  E 成人移行
  F 利用できる理論・ツール
 
第Ⅱ章 アレルギーの基礎知識
 1 アレルギーの説明に必要な免疫の知識
  A アレルギーとは
  B 自然免疫と獲得免疫
  C アレルギー反応
  D アレルギーにかかわる細胞や液性因子
 2 アレルギーの疫学
  A アレルギー疾患の発症・寛解
  B 疫学調査デザイン
  C わが国におけるアレルギー疾患の疫学調査
  D アレルギー疾患での死亡
  E アレルギー疾患有病率・期間有症率の経年的変化
  F 海外との比較・国内での比較
 3  アレルギー診療におけるEBM
  A EBMとは?
  B エビデンスに基づいたアレルギー疾患の診療
 
第Ⅲ章 社会的対応
 1 アレルギー疾患対策基本法に基づく社会制度
  A 対策基本法と基本指針
  B 拠点病院と医療の均てん化
  C 情報発信
 2 標準治療と医療制度
  A 標準的な医療の推進
  B 医療費助成制度
  C 指導料・管理料
 3 子どもに関する社会資源
  A 発達障害のあるアレルギー疾患児への対応
  B 公的制度,患者会,保護者のサポート
  C 虐待への対応
 4 学校・園における生活支援
  A 学校・保育所の対応ガイドライン
  B 学校・教育委員会等との地域連携
 5 災害に備えた対策
  A 災害対応の基本理念
  B アレルギーにおける「自助・共助・公助」の特徴と各々が果たす役割
  C 災害に関する情報の入手
  D 被災者への支援活動
 
第Ⅳ章 気管支喘息
 1 病態生理
  A 呼吸器の構造と機能
  B 喘息の定義,病態生理,診断,鑑別診断
  C 合併症
 2 病態評価のための検査法
  A スパイロメトリー
  B 気道可逆性試験
  C 気道過敏性試験(標準法,運動負荷試験)
  D FeNO(呼気一酸化窒素濃度)
  E アレルゲンの検索
 3 危険因子とその対策(運動を含める)
  A 発症にかかわる危険因子
  B 発症・増悪にかかわる危険因子とその対策
 4 コントロール状態の評価と長期管理
  A 長期管理の目標と重症度評価
  B コントロール状態の評価
  C 薬物療法(生物学的製剤を含む)
 5 急性増悪(発作)への対応
  A 急性増悪(発作)時の症状と重症度判定
  B 家庭での対応
  C 医療機関での対応
  D 急性増悪(発作)時の薬物療法
 6 年代別の特記事項
  A 乳幼児期の喘鳴性疾患
  B 思春期・青年期喘息
  C 成人喘息(内科からのメッセージ)
 7 患者教育  盛光涼子
  A 病態生理の説明
  B 喘息治療についての説明
  C 吸入指導  上荷裕広
  D 急性増悪(発作)への対応
  E セルフモニタリング
  F 危険因子の対策
 8 行動医学的アプローチ
  A 短期目標の設定
  B 長期管理に向けたアドヒアランスの形成
  C 発達段階に応じた指導内容
 
第Ⅴ章 アトピー性皮膚炎
 1 定義・病態生理
  A 皮膚の構造と機能
  B 定義
  C 病態
  D 診断基準
  E 症状
  F 合併症
  G 鑑別疾患
 2 症状の重症度判定と検査
  A 重症度評価
  B 検査
 3 治療Ⅰ:薬物療法・スキンケア
  A 治療の目標と方法
  B 薬物療法
  C スキンケア
 4 治療Ⅱ:悪化因子対策
  A 悪化因子の検索と対策
  B 難治患者への対応
 5 患者教育
  A 病態生理の説明
  B 薬物療法の説明
  C スキンケア
  D 悪化因子の対策
  E 日常生活の指標
  F 患者教育の流れ
 6 行動医学的アプローチ
  A ノンアドヒアランスとなる要因
  B アドヒアランスの向上と維持を目指した対策
  C 治療の中断を起こさないために
 7 皮膚科医からのメッセージ
  A 成人に移行する患者
  B 成人のアトピー性皮膚炎の治療
 
第Ⅵ章 食物アレルギー
 1 基本的な知識
  A 定義,分類
  B 疫学
  C 発症機序(リスク因子と予防含む)
  D 即時型食物アレルギー誘発症状・重症度分類・対症療法
 2 原因食物の診断
  A 診断の流れ
  B 病歴の把握
  C 血液検査
  D 皮膚プリックテスト
 3 食物経口負荷試験と経口免疫療法
  A 食物経口負荷試験
  B 経口免疫療法
 4 典型的なIgE依存性食物アレルギー
  A 食物アレルゲン総論
  B 鶏卵,牛乳,小麦
  C 落花生(ピーナッツ),大豆,木の実類,ゴマ
  D 甲殻類,軟体類,貝類
  E 魚類,魚卵類
 5 特殊な病態による食物アレルギー
  A 果物,野菜(OAS,PFASを含む)
  B 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)
  C その他の食物アレルギーまたは類似疾患
  D 消化管アレルギー
 6 安全な食生活の確保
  A アレルギー表示
  B 日常生活における誤食事故の防止
  C 園・学校での食物アレルギー対応など
  D 災害への備え
 7 栄養・食生活の評価と対応
  A 身体発育・栄養状態の評価
  B 栄養素摂取量の評価方法
  C 必要な栄養素を代替する食事指導
  D 食事の幅を広げる栄養食事指導
  E 食物経口負荷試験の結果を踏まえた食事指導
 8 QOL向上を目指した生活指導と移行支援
  A 離乳食の進め方
  B 幼児期の生活指導
  C 学童期の生活指導
  D 思春期の生活指導
  E メンタルケア
  F 食物アレルギー患者の成人移行
 
第Ⅶ章 アナフィラキシー
 1 病態生理と症状
  A アナフィラキシーの定義と症状
  B 原因物質(薬剤,ラテックス,ハチ含む)
  C リスク因子
 2 治 療
  A 誘発症状への対応
  B 医療機関での治療
 3 患者や家族への指導のポイント
  A アドレナリン自己注射薬(エピペン?)指導
  B 症状の評価と対応
  C 救急要請のしかた
  D 発達段階を考慮した患者教育
 4 学校や保育施設の教職員への指導のポイント
  A 教職員が知っておくべき知識と事前の準備
  B ロールプレイ
 
第Ⅷ章 その他のアレルギー疾患
 1 アレルギー性鼻炎
  A 定義と疾患概念
  B 分類と診断
  C 治療(アレルゲン免疫療法を除く)
  D 舌下免疫療法の実際
 2 アレルギー性結膜疾患
  A 定義,分類
  B 特徴
  C 症状
  D 予防,セルフケア
  E 治療
  F 合併眼疾患
 3 その他のアレルギー関連疾患
  A 蕁麻疹
  B アレルギー性接触皮膚炎
  C 薬剤アレルギー(ワクチン含む)