誰もが知っている「緊張」の、誰も知らないアセスメントとアプローチ**メディカ出版/山根 朗/978-4-8404-8180-9/9784840481809**

販売価格
3,630円(税込み)
症状、ストレス、対人関係などに悩む人の診かたが変わる
編著
山根 朗
出版社
メディカ出版
分野
 
心身医学・臨床心理学

数量

販売期間
2023/05/17~
商品コード
9784840481809
発行 2023年5月
判型:A5判 216頁
ISBN 978-4-8404-8180-9

【編 著】
山根 朗(淀川キリスト教病院緩和医療内科・ホスピス 医長)
髙坂 康雅(和光大学 現代人間学部 心理教育学科 教授)
身体と心の「緊張」を読みほぐす!

心の悩みはさまざまな形で身体や感情、対人関係に現れます。その1つが緊張です。緊張という1つの体の反応を中心に、BPSモデルをもとに、人(クライエントなど)の見立て・アセスメント、心理職による具体的なアプローチ法についてまとめました。日々のカウンセリングや援助に役立つ一冊です。

“緊張”という現象の理解はクライエントや患者、また自分自身を知ることにつながり、対人援助に役立つ!

①筋肉の緊張やパーソナリティが関与している肺がん患者における呼吸困難のケース、
②対人関係で生じる緊張と、心の防衛が強い(固い)緊張型頭痛のケース、
③親子関係における慢性的な緊張状態が関与する過敏性腸症候群のケースを題材に、
緊張のメカニズムを解説し、アセスメントとアプローチ方法まで幅広く紹介します。

【目 次】
はじめに 「緊張」を知ることは何につながる?
 1 なぜいま「緊張」なの?
 2 「緊張」をBPSモデルで考えよう!
 3 「緊張」を知るための3つのケース
 
第1章 緊張のメカニズム?そのとき、身体に何が??
 1 緊張って何?
 2 自律神経とホルモン
 3 緊張気質の心理社会的背景
 
第2章 緊張の現れ?身体と心と関係性に?
 1 緊張によって生じる身体的影響
 2 緊張に伴う認知的・心理的反応
 3 関係性における緊張
 4 精神疾患からみた緊張
 
第3章 緊張のアセスメント?BPSモデルで仮説を立てる?
 1 ケース1のBPSモデルと仮説
 2 ケース2のBPSモデルと仮説
 3 ケース3のBPSモデルと仮説
 
第4章 緊張に対する治療・アプローチ
 1 BPSモデルに基づく治療・アプローチ
 2 身体的アプローチ
 3 心理学的アプローチ①認知行動療法
 4 心理学的アプローチ②子どもの支援(遊戯療法)
 5 社会的アプローチ
 6 支援者の緊張とセルフアセスメント
 
コラム 
 ①心療内科とは?
 ②心身一如
 ③周りの緊張がうつる?
 ④発達障害と緊張
 ⑤機能性は「気のせい」?
 ⑥タテ・ヨコ・ナナメの関係