ここが知りたかった緩和ケア 改訂第3版**南江堂/余宮 きのみ/978-4-524-20666-7/9784524206667**

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3,190円(税込み)
編著
余宮 きのみ
出版社
南江堂
分野
 
がん看護・疼痛管理・ターミナルケア

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書籍版 販売期間
2023/07/04~
JANコード
9784524206667
商品コード
9784524206667
発行 2023年7月
判型:A5判 344頁
ISBN 978-4-524-20666-7
緩和ケアの定番書が改訂!意外に知られていない薬剤の使い方やケアのコツを,各項目冒頭の「概念図」でつかみ,その場で教えてもらっているようなわかりやすい解説が大好評.今版では新しい便秘治療薬,睡眠薬,鎮痛補助薬や悪液質の新薬のほか,前版からの臨床上の進歩を盛り込んだ.臨床家が日々直面する問題・疑問に答えた内容で,“今”の緩和ケアの現場で“本当に使える”実際書.

【目 次】
Ⅰ 疼痛治療
 A アセスメント  
  1 痛みのスケールの使いこなし法  
  2 痛みのスケールだけじゃない,便利なツール
 B 非オピオイドと鎮痛薬  3 疼痛治療では腎障害をチェック!
  4 NSAIDsを使用する前に消化性潰瘍のリスクを考える  
  5 アセトアミノフェンを活用する
 C オピオイド  
  6 オピオイドをうまく使い分けるには  
  7 経口オピオイドの導入  
  8 オピオイド注射の導入と増量間隔  
  9 痛みが強いなら急速鎮痛  
  10 フェンタニル貼付剤投与中の患者で急に強い苦痛が出たら  
  11 オピオイドスイッチング:換算比は万能ではない  
  12 オピオイドの非経口投与への変更  
  13 オピオイド投与中に腎障害が悪化したとき  
  14 肝代謝が低下している状態でオピオイドを使用するには  
  15 レスキュー薬:説明が大事!  
  16 レスキュー薬:剤形の選択と投与量の決定  
  17 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:適応患者をピックアップする  
  18 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:導入する  
  19 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:タイトレーションする  
  20 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:継続して使いこなす  
  21 失敗しないメサドンの使い方  
  22 メサドンが飲めなくなったとき
 D 鎮痛補助薬  
  23 鎮痛補助薬を使用するタイミング  
  24 鎮痛補助薬の選択方法(経口剤)  
  25 鎮痛補助薬の選択方法(注射剤)  
  26 鎮痛補助薬を使用するポイント  
  27 どの鎮痛補助薬も無効というときのポイント
 E 鎮痛薬への抵抗解消  
  28 疼痛治療の意義を考える  
  29 オピオイドに抵抗があるとき
 
Ⅱ 疼痛治療がうまくいかないとき  
  30 痛みと眠気の組み合わせで解決の糸口をつかもう  
  31 いま一度,痛みの原因を評価する:関連痛  
  32 いま一度,痛みの原因を評価する:筋・筋膜性疼痛  
  33 「痛みがとれない」という中身をアセスメントする  
  34 持続痛なのか突出痛なのか  
  35 レスキュー薬の効果判定による対処方法  
  36 夜間だけ痛みが増強する場合  
  37 新しい場所に痛みを訴えたら脊椎転移,脊髄圧迫を見逃さない  
  38 骨転移痛における病的骨折,麻痺のリスクをどう評価するか  
  39 骨転移による体動時痛への対応:薬に頼りすぎない対応  
  40 悪性腸腰筋症候群を見逃さない  
  41 ステロイドパルス療法の出番  
  42 どうしても痛みが和らがず,苦痛が強いときどうするか
 
Ⅲ 痛み以外の症状の緩和
 A 全身症状  
  43 オピオイドの副作用と思ったらすべき3つのこと  
  44 これで見逃さない,薬剤性錐体外路症状  
  45 困ったときのステロイド  
  46 ステロイドを開始するときの注意点  
  47 ステロイドの具体的な投与方法  
  48 食べられないことにどう対応するか:がん悪液質への対応を含めて  
  49 終末期の輸液・栄養管理の考え方  
  50 見逃してはならないオンコロジーエマージェンシー:高カルシウム血症  
  51 激しい苦痛のあるときの助け舟
 B 消化器症状  
  52 悪心が緩和されないとき:原因を考え,原因治療を行う  
  53 悪心が緩和されないとき:症状緩和を行う  
  54 排便コントロールの重要性をもう一度  
  55 新しい便秘治療薬を活かす  
  56 オピオイド誘発性便秘治療薬(ナルデメジン)を使いこなす  
  57 オピオイド投与中の患者で悪心や下痢:実は,便秘  
  58 腸閉塞時の治療方針:「食べたい」を叶えるために  
  59 腸閉塞時の治療方針:「食べたい」を叶える薬物療法  
  60 必ず「舌を出してください」とお願いしよう  
  61 悪性腹水による腹部膨満感 C 呼吸器症状  
  62 呼吸困難:評価と原因治療  
  63 呼吸困難:症状緩和
 D 睡眠障害,精神症状  
  64 眠気が強いとき,せん妄のときにすべきこと  
  65 過活動型せん妄の薬物療法  
  66 睡眠マネジメントは症状緩和の土台  
  67 注射剤による睡眠コントロール
 
Ⅳ 鎮 静  
  68 鎮静の基本  
  69 鎮静の方法  
  70 持続的深い鎮静前に確認しておく事項  
  71 鎮静について家族へどのように説明したらよいか
 
Ⅴ コミュニケーション  
  72 最短の時間で最大の効果をあげるチューニング
  73 化学療法をやる・やらない:患者の選択への援助  
  74 コミュニケーションは質問力  
  75 難しい質問には逆質問  
  76 家族ケア  
  77 チーム医療の“うまくいっているつもり”が危ない!