医療従事者のためのマンガならわかる漢方入門**メディカ出版/今中 健二/978-4-8404-8196-0/9784840481960**

販売価格
3,300円(税込み)
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編著
今中 健二(中医師・神戸大学大学院非常勤講師)
出版社
メディカ出版
分野
 
東洋医学

数量

販売期間
2023/07/26~
商品コード
9784840481960
発行 2023年7月
判型:A5判 146頁
ISBN 978-4-8404-8196-0

生薬のはたらきがマンガで楽しく学べる

漢方薬を処方することの本来の目的は、症状を引き起こしている原因そのものを改善すること。そのためには漢方薬の効能とともに病気になるメカニズムを知り、臓腑の働きを調整することが重要である。本書は入門者にも覚えやすいよう、マンガでわかりやすく解説する。

【目 次】
第1章 漢方薬
 ●漢方薬/中医学と漢方薬の関係
 ●漢方薬の歴史
 ●漢方薬を取り巻く問題点とこれからの課題
  <Column>「漢方」と「漢方薬」と「中医学」の違いって?
  
第2章 体の仕組み
 ●体の仕組み/2種類の治療方法
 ●五臓とは
 ●五臓の役割と特徴
  心
  肺
  脾
  肝
  腎
 ●漢方薬の基本は五臓にあり
  <Column>血液循環
  
第3章 方剤学
 ●方剤学/体の元気を補う漢方薬:補気薬
 ・元気をつくる6種類の漢方薬
  四君子湯【人参・白朮・茯苓・甘草】
  六君子湯【人参・白朮・茯苓・甘草・陳皮・半夏】
  二陳湯【茯苓・甘草・陳皮・半夏】
  理中丸(人参湯)【人参・白朮・甘草・干姜】
  枳実理中湯【人参・白朮・茯苓・甘草・枳実】
  苓姜朮甘湯【白朮・茯苓・甘草・干姜】
 ・マンガ 四君子湯
  
 ●血を増やす漢方薬
 ・血を増やす5種類の漢方薬
  四物湯【当帰・芍薬・熟地黄・川?】
  八珍湯【当帰・芍薬・熟地黄・川?・人参・白朮・茯苓・甘草】
  芍薬甘草湯【芍薬・甘草】
  当帰補血湯【当帰・黄耆】
  当帰芍薬散【当帰・芍薬・川?・茯苓・沢瀉・蒼朮】
  <Column>中医芳香療法
 ・マンガ 四物湯
  
 ●かぜをひいたときの漢方薬:解表剤
 ・かぜのひきはじめに効く5種類の漢方薬
  桂枝湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗】
  葛根湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・葛根】
  麻黄湯【麻黄・桂枝・杏仁】
  麻杏甘石湯【麻黄・杏仁・甘草・石膏】
  大青竜湯【麻黄・桂枝・杏仁・甘草・生姜・大棗・石膏】
  <Column>漢方薬の煎じ方は?
  <Column>漢方薬は長く飲まなくてはいけない?
 ・マンガ 桂枝湯
  
 ●気の流れを良くする漢方薬:行気
 ・気の流れを良くする2種類の漢方薬
  四逆散【枳実・柴胡・芍薬・甘草】
  逍遙散【柴胡・芍薬・甘草・当帰・白朮・茯苓】
 ・マンガ 四逆散
  
 ●陽の病気に作用する清熱の漢方薬
 ・陽の病気に作用する清熱の4つの漢方薬
  白虎湯【石膏・知母・甘草・粳米】
  黄連解毒湯【黄連・黄岑・黄柏・山梔子】
  温清飲【黄連・黄岑・黄柏・山梔子・熟地黄・当帰・芍薬・川?】
  茵蒿湯【茵蒿・山梔子・大黄】
 ・マンガ 白虎湯
  
 ●咳止めの漢方薬
 ・咳止めの3種類の漢方薬
  二陳湯【茯苓・甘草・陳皮・半夏】
  温胆湯【半夏・竹?・枳実・陳皮・甘草・茯苓】
  五虎湯【石膏・杏仁・麻黄・甘草・桑白皮】
  <Column>お屠蘇は漢方薬?
 ・マンガ 二陳湯
  
 ●むくみを解消する利湿の漢方薬
 ・むくみを解消する利湿の5種類の漢方薬
  五苓散【猪苓・沢瀉・白朮・茯苓・桂枝】
  苓桂朮甘湯【白朮・茯苓・桂枝・甘草】
  平胃散【蒼朮・陳皮・厚朴・甘草】
  胃苓湯【蒼朮・陳皮・厚朴・甘草・猪苓・沢瀉・白朮・茯苓・桂枝】
  半夏厚朴湯【半夏・厚朴・茯苓・生姜・蘇葉】
  <Column>日本古来の処方の紹介
  <Column>漢方薬の○○散、○○湯、○○丸って?
 ・マンガ 五苓散
  
 ●陰を補う漢方薬:補陰
 ・陰を補う4つの漢方薬
  六味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮】
  麦味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・麦門冬・五味子】
  知柏地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・知母・黄柏】
  杞菊地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・菊花・枸杞子】
  <Column>中国で中医学を学ぶということ
 ・マンガ 六味地黄丸
  
 ●体の元気を補う漢方薬:補腎陽
 ・元気を補う補腎陽の3つの漢方薬
  八味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・桂枝・附子】
  牛車腎気丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・桂枝・附子・牛膝・車前子】
  人参湯【干姜・甘草・蒼朮・人参】
  <Column>心・肺・脾・肝・腎
 ・マンガ 八味地黄丸
  
 ●冷えを改善する漢方薬
 ・冷えを改善する4つの漢方薬
  大建中湯【山椒・干姜・人参】
  小建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖】
  黄耆建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖・黄耆】
  当帰建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖・当帰】
  <Column>中医学に存在するさまざまな「気」
 ・マンガ 大建中湯
  
第4章 生薬学
 ●生薬学/性・味・帰経
  性
  味
  帰経
  
 ●代表的な生薬の効能と特性
  人参~気をつくる生薬の代表格~
  白朮~補気と健脾の生薬~
  茯苓~むくみを取る生薬~
  甘草~補益と調和に最適~
  熟地黄~陰を補う生薬~
  当帰~血を補う生薬~
  陳皮~気の流れを調整する生薬~
  半夏~湿を取り気を流す生薬~
  桂枝~解表剤の一角~
  麻黄~風寒を散らす生薬の代表格~
  石膏~清熱をするならこの生薬~
  沢瀉~利水効果ならこの生薬~
  山薬~気を増やし、脾・肺・腎を助ける生薬~
  牡丹皮~血に入った熱を取る~
  山梔子~五臓にこもった熱を取る~
  
第5章 診断学
 ●診断学
 ●病気が体に入ってくる順序
 ●病気が体に入ってきたときの治療
  
 ●病気の原因が体内にある場合
  実証(気が盛んな状態):機能亢進している場合
  虚証(気が衰えている状態):機能低下している場合
  
 ●中医学の診断方法 四診
 ・四診ごとの陰陽の分け方
  望診
  聞診
  問診
  切診(脈診)
  
 ●漢方薬治療の進め方
  気血の虚証
  実証
  湿証
  実熱証
  陰虚証
  陽虚証
  寒証
  
第6章 症状別処方
  ●症状別処方/めまい
  ●頭痛
  ●腹痛
  ●むくみ
  ●咳
  ●下痢
  ●便秘
  ●頻尿
  ●月経痛
  ●だるさ・倦怠感
  ●眼精疲労
  ●食欲不振
  ●鬱
  ●骨粗鬆症
  ●不眠