すべての臨床医が知っておきたい IBDの診かた**羊土社/仲瀬 裕志/978-4-7581-1080-8/9784758110808**

販売価格
5,500円(税込み)
病態・重症度・患者背景から見極める、適切な治療選択
編著
仲瀬 裕志
出版社
羊土社
分野
 
消化器一般

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書籍版 販売期間
2023/09/27~
JANコード
9784758110808
商品コード
9784758110808
発行 2023年9月
判型:A5判 220頁
ISBN 978-4-7581-1080-8

薬剤の種類が多い,病態が多様など悩ましいIBD.疑うべき症状から,病態・疾患活動性と結びつけた治療の考え方・実際の処方まで最新知見をふまえ解説.合併症や高齢・小児・がん患者等でおさえるべきこともわかる

【目 次】
◆ 序
  
第1章 IBDの知っておくべき基礎知識
 1)IBDとは?どのような疾患なのか?
 2)歴史?いつ報告されたのか?
 3)疫学?海外・日本の動向とは?
 column
  ◆ Crohn先生も驚いている!?
  
第2章 IBDの病因・病態
 1)IBD発症に関連する因子?遺伝的素因・環境因子・腸内細菌の重要性
 2)免疫異常がもたらす複雑な病態?腸管上皮細胞・免疫細胞・サイトカインからIBDをみる
  
 column
  ◆ FMT 治療はIBD にも有効?
  ◆ 細菌の分類と学名についておさらいしよう
  ◆ Tfh細胞とは
  ◆ pTreg のなかにも種類がある
  ◆ IBD 治療薬によるB 細胞への影響はある?
  
第3章 IBDの診断
 1)どのような場合にIBDを疑って診断を進めていくか?
 2)診断基準と鑑別?厚生労働省診断基準
  
 column
  ◆ IBD の情報を入手しよう
  
第4章 IBDにおける画像検査
 1)画像検査をどのように活用するか?
 2)各検査の特徴
  
第5章 IBDの治療
 1.治療の基本
  1)治療概念の変遷
  2)UC治療の基本アルゴリズム
  3)CD治療の基本アルゴリズム
  4)専門施設へ紹介すべきタイミング
 2.内科治療と副作用
  1)5-ASA製剤
  2)ステロイド
  3)チオプリン製剤(免疫調節薬)
  4)カルシニューリン阻害薬(免疫抑制薬)
  5)血球成分除去療法
  6)抗TNF-α抗体製剤(生物学的製剤)
  7)抗IL-12/23p40抗体製剤(生物学的製剤)
  8)インテグリン阻害薬(生物学的製剤)
  9)JAK阻害薬(低分子化合物)
  10)抗IL-23p19抗体製剤(生物学的製剤)
 3.最新治療
  1)GLP-2 アナログ(テデュクルチド)
  2) MSC療法
 4.IBDの外科治療
  1)UCの外科治療
  2)CDの外科治療
  
 column
  ◆ アドヒアランス向上をめざした投与法における課題
  ◆ 5-ASAのdrug delivery systemに少しふれてみよう
  ◆ 新規ステロイドが使用可能に!
  ◆ TPMT活性ってなに?
  ◆ タクロリムスはmade in Japan
  ◆ CAPで治療の選択肢が広がる!
  ◆ 抗TNF-α抗体製剤をどう選択する?
  ◆ S1P 受容体モジュレーター
  ◆ 脂肪組織由来幹細胞は移植できる
  
第6章 IBDの合併症
 1)知っておくべき腸管外症状
 2)関節炎
 3)感染症
 4)血栓症
 5)炎症性発がん
 6)骨粗鬆症,サルコペニア
 7)原発性硬化性胆管炎(PSC)
 8)皮膚病変
  
 column
  ◆ CMV感染診断は難しい?
  ◆ GDH抗原検査とは?
  ◆ CD関連直腸肛門管がん
  ◆ CD関連小腸がん
  ◆ dysplasiaの診断基準について,勉強しよう
  
第7章 IBDのspecial situation
 1)高齢IBD患者
 2)小児IBD患者の治療・管理
 3)がん患者のIBD管理
 4)IBD患者における妊娠
 5)IBDとSARS-CoV-2感染
  
 column
  ◆ 日本IBD COVID-19患者登録コホート(J-COSMOS)の最終解析
  
Advanced
 これからのIBD治療に向けて?OmicsパネルのIBD病態解明・治療への応用
  
 column
  ◆ AIを用いた粘膜治癒評価