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日本臨床細胞学会細胞診ガイドライン新報告様式準拠 口腔細胞診アトラス**医学書院/田中 陽一/978-4-260-05348-8/9784260053488**

販売価格
13,200円(税込み)
編著
田中 陽一
出版社
医学書院
分野
 
臨床検査技術

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書籍版 販売期間
2023/10/13~
JANコード
9784260053488
商品コード
9784260053488
発行 2023年10月
判型:B5判 144頁
ISBN 978-4-260-05348-8

編集:田中 陽一 / 平井 康夫

“口の中の病理アトラス”決定版!

口腔がんの診断に欠かせない口腔細胞診の組織像・細胞像をコンパクトにまとめたアトラス。近年普及してきている液状化検体細胞診(liquid-based cytology; LBC)により採取した標本を豊富に掲載。良性・悪性の判断が難しい細胞像の判定について、この領域の第一人者が余すところなく解説する。内容は全編、日本臨床細胞学会の細胞診ガイドラインにて決められた新報告様式に準拠。

【目 次】
第1章 口腔細胞診新報告様式の概念と概略
1 新報告様式の目的
2 なぜクラス分類ではダメなのか
癌の発育過程の違い
再生過程の違い
3 新報告様式の構成
各判定の解説
・適正(adequate),不適(inadequate)検体とは
・新報告様式の5分類
・NILMとは?
・OLSILとは?
・OHSILとは?
・SCCとは?
・IFN(Indefinite for neoplasia)とは?
・扁平上皮系以外の病変(others)の記載方法
4 細胞判定の基本事項
OG好性光輝性細胞
LG好性細胞
・LG好性表層細胞:NILMとすべき,反応性ないし修復(再生)性変化
・LG好性深層型異型細胞:OLSIL以上とすべき,深層型異型細胞
5 採取部位と細胞診
6 肉眼形態と細胞診
7 口腔細胞診標本の染色法
8 口腔擦過細胞診手技
細胞採取に使用される器具と採取法
・細胞採取ブラシ
・細胞採取法(液状化検体細胞診:LBC)
9 依頼書,報告書の書き方
依頼書に記載すべき事項
報告書に記載すべき事項

第2章 細胞診ガイドライン口腔細胞診新報告様式による結果報告
1 SCC(Squamous cell carcinoma)──扁平上皮癌
SCCに出現する癌細胞の特徴
修復(再生)細胞との違い:LG好性細胞の鑑別
SCCと判定し得ない場合の対応
OG好性角化細胞のみで,SCCの判断は可能か?
LG好性細胞のみで,SCCの判断は可能か?
判定において注意すべき疾患
・紅斑症
・SCC特殊型
2 OHSIL(Oral high-grade squamous intraepithelial lesion or oral high-grade dysplasia)──高異型度上皮内腫瘍性病変あるいは口腔上皮性異形成相当
ガイドライン・フローチャートの使い方
ガイドライン2022年補遺版との整合性
OHSILとSCCの境界──どのように判定するか?(OHSILとSCCの鑑別)
3 OLSIL(Oral low-grade squamous intraepithelial lesion or oral low-grade dysplasia)──低異型度上皮内腫瘍性病変あるいは口腔上皮性異形成相当
口腔細胞診にみられる角質球とは
ガイドライン・フローチャートの使い方
ガイドライン2022年補遺版との整合性
OLSILとOHSILの境界──どのように判定するか?(OLSILとOHSILの鑑別)
NILMとOLSILの境界──どのように判定するか?(NILMとOLSILの鑑別)
IFN(Indefinite for neoplasia)とはどのような場合に使用されるか?
扁平上皮系以外の病変(others)の判定はどのように行うか?
4 NILM(Negative for intraepithelial lesion or malignancy)──正常および反応性あるいは上皮内病変や悪性腫瘍性変化がない
正常と炎症像
乳頭状病変
・乳頭状過形成
・扁平上皮乳頭腫
白斑病変
・上皮過形成
・白板症
・疣贅型黄色腫
・口腔扁平苔癬
炎症・感染による細胞変化
・カンジダ症
・抜歯窩治癒不全の場合
・歯周病の場合
・エプーリスの場合
・細菌感染の場合
・ヘルペス性口内炎
・口腔トリコモナス症
・歯肉アメーバの場合
その他
・尋常性天疱瘡

Memo
希少がん
口腔外科と口腔細胞診
光学機器と細胞診
擦過器具と擦過法
口腔細胞診検体の提出場所
なぜ,口腔細胞診?
多様性──diversity
“化生細胞”あるいは“化生様細胞”
口腔細胞診の教育
2022年WHO改訂版への対応
口腔がん検診
歯肉アメーバ
世界の口腔細胞診