すべての主訴に使える!問診フローチャート**中外医学社/小林 尭広/978-4-498-01030-7/9784498010307**

販売価格
4,290円(税込み)
PODCAST法
編著
小林 尭広(防衛医科大学校病院 総合臨床部)
出版社
中外医学社
分野
 
診断学一般

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書籍版 販売期間
2023/10/17~
JANコード
9784498010307
商品コード
9784498010307
発行 2023年10月
判型:A5判 220頁
ISBN 978-4-498-01030-7

人気セミナーを書籍化.全主訴に対応する病歴聴取の新メソッド「PODCAST法」を解説.

医師のオンライン勉強会で日本一の件数を誇る「Dr’s Prime Academia」の人気セミナー
を書籍化.第一段では全主訴に対応できる新しい問診メソッド「PODCAST法」を紹介.
従来のOPQRSTだけでは不十分であったTime Courseを具体化し,診断に至るまで過不足ない病歴聴取が出来上がった.考案した著者自らが行う分かりやすい講義を紙面上に再現し,書籍ならではの丁寧で細やかな解説加えた.容易に型が身に付くまさに実践書だ.

【目 次】
本書の使い方?
巻頭まとめ

第1章 総論
 1.現病歴の構成成分 OPQRSTで本当に十分か
  1)OPQRSTとその限界
  2)痛み以外の症状はOPQRSTでは表現しにくい
 2.新しい病歴聴取の型 PODCAST法?
  1)PODCAST法
  2)PODCAST法で経過をイメージする
 3.尤度比 病歴と所見の診断性能の理解のために?
  1)尤度比の前に,感度と特異度を考える
  2)尤度比の定義と臨床応用

第2章 各論 A―疼痛編
 1.胸痛 chest pain?
  1)「胸痛」の病歴聴取とred flag signを考える
  2)診療セッティングで有病率は変化する
  3)初期対応では致死的胸痛を念頭に置く
  4)PODCAST法で胸痛を分解する
  5)PODCAST法による病歴聴取の有用性
  6)PODCAST法で致死的疾患でなさそうと思ったら解剖アプローチへ
 2.頭痛 headache?
  1)まずは2次性頭痛を除外する
  2)頭痛の疫学
  3)各疾患の解説
 3.腹痛 abdominal pain?
  1)腹痛診療は難しい
  2)腹痛の疫学
  3)腹痛をきたす緊急疾患
  4)発症様式と痛みの程度から考える
  5)バイタルサインの異常があるときも急ぐ
  6)病歴聴取で鑑別を絞る
  7)PODCAST法で得られた情報を図式化する
 4.関節痛 joint pain? ?
  1)本当に関節が痛いのかを考える
  2)外傷歴の有無を確認する
  3)関節穿刺をするかどうか,それが大事だ
  4)関節穿刺をしないと決めてからゆっくり考える
 5.腰痛 low back pain? ?
  1)頻度の高い腰痛?疫学を考える
  2)「腰痛」の病歴聴取?red flag signを考える
  3)病歴聴取の構成成分?PODCASTを考える
  4)Red flagの一環?炎症性腰痛を考える
  5)非緊急性の整形外科的腰痛を最後に考える
  6)腰痛の典型的な経過を考える

第2章 各論 B―疼痛以外の主訴編
 1.急性上気道炎 acute upper respiratory infection?
  1)急性上気道炎(「かぜ」)の定義
  2)重症疾患らしさを評価する
  3)緊急疾患っぽくなければ,咽頭痛,咳嗽,鼻症状の3つの軸で 抗菌薬の必要性を考え
 2.咳嗽 cough?
  1)「咳嗽」の病歴聴取とred flag signを考える
  2)細菌性肺炎を疑わせる所見
  3)咳嗽の病歴聴取を考える
  4)頻繁に出会う疾患の経過を考える
 3.失神 syncope?
  1)失神という言葉を定義する
  2)まずは失神とてんかん発作のどちらかを考える
  3)失神を疑ったら,病歴聴取と心電図を行う
 4.めまい vertigo, dizziness?
  1)「めまい」としてアプローチしてよいかどうかを考える
  2)めまいの病歴聴取を考える
  3)めまいの鑑別の手前で立ち止まる
  4)めまいのアプローチをすると決めた後?疫学と画像検査の限界を知
  5)病歴聴取のQualityにこだわらない
  6)PODCASTの構成成分にこだわる
  7)HINTSは急性前庭症候群を疑うときに使用する
  8)PODCAST法を活用してめまい疾患を整理する