基礎から学ぶ免疫学**羊土社/山下 政克/978-4-7581-2168-2/9784758121682**

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4,400円(税込み)
編著
山下 政克
出版社
羊土社
分野
 
免疫学・血清学

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書籍版 販売期間
2023/10/31~
JANコード
9784758121682
商品コード
9784758121682
発行 2023年10月
判型:B5判 288頁
ISBN 978-4-7581-2168-2

初学者目線の教科書,登場!全体を俯瞰してから各論に進む構成なので,情報の海におぼれません.免疫学の本質が伝わるよう精選された内容とフルカラーの豊富な図表が理解を助けます.免疫学に興味をもつ全ての人に

【目 次】
略語一覧
  
1章 イントロダクション1 免疫系についてのオーバービュー
 1-1 免疫応答の分類
  1)自然免疫と獲得免疫 
  2)能動免疫と受動免疫
 1-2 免疫系を構成する細胞
  1)獲得免疫にかかわる細胞 
  2)自然免疫にかかわる細胞
 1-3 免疫系の組織
  1)一次リンパ器官 
  2)二次リンパ器官
 1-4 抗原受容体の多様性を生み出すメカニズム
  1)抗原受容体の多様性とは 
  2)抗原受容体の構造 
  3)抗原受容体の遺伝子構造
  4)多様性を生む遺伝子再構成
 1-5 サイトカインの概要
  1)サイトカインの一般的な特徴 
  2)サイトカインの種類 
  3)サイトカイン受容体とシグナル伝達分子
 1-6 リンパ球トラフィッキングの分子機構
  1)免疫系の接着分子 
  2)ナイーブリンパ球の血液からリンパ節への移動 
  3)炎症部位へのT細胞移動に関与する接着分子
 章末問題
  
2章 イントロダクション2 生体防御における免疫系の役割
 2-1 免疫記憶とワクチン
  1)免疫記憶の特徴としくみ 
  2)T細胞の免疫記憶 
  3)B細胞の免疫記憶 
  4)ワクチンのしくみと効果 
  5)ワクチンの種類
 2-2 感染免疫
  1)感染免疫とその種類 
  2)細菌感染 
  3)ウイルス感染 
  4)真菌感染 
  5)寄生虫感染
 2-3 炎症
  1)さまざまな炎症 
  2)炎症の要因 
  3)炎症のメカニズム 
  4)炎症による疾患とその治療
 2-4 がん免疫と免疫療法
  1)腫瘍の発生と腫瘍抗原 
  2)がん免疫 
  3)免疫療法
 2-5 移植免疫
  1)移植免疫の歴史 
  2)さまざまな移植 
  3)移植免疫のしくみ 
  4)移植のための免疫抑制
 2-6 免疫系の疲弊,老化
  1)疲弊と老化 
  2)疲弊のメカニズム 
  3)疲弊の解除 
  4)免疫老化
 章末問題
  
3章 自然免疫
 3-1 自然免疫系を構成する因子
  1)細胞性因子 
  2)液性因子
 3-2 自然免疫系の病原体認識とシグナル伝達
  1)病原体を認識するパターン認識受容体 
  2)パターン認識受容体の種類と細胞内シグナル伝達経路 
  3)自己由来の分子を認識するパターン認識受容体と疾患病態との関連
 3-3 自然免疫応答
  1)感染免疫 
  2)炎症 
  3)がん免疫
 3-4 自然免疫系から獲得免疫系への橋渡し
 章末問題
  
4章 獲得免疫
 4-1 T細胞の抗原認識と主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子による抗原提示
  1)MHC発見の歴史 
  2)MHC分子の構造とT細胞による抗原認識 
  3)MHCクラスⅠ分子によって提示される抗原 
  4)MHCクラスⅡ分子によって提示される抗原 
  5)クロスプレゼンテーションとは 
  6)特殊なMHC分子 
  7)MHC分子の多型性の生物的な意味
 4-2 T細胞の胸腺内分化機構
  1)胸腺内分化機構の概要 
  2)胸腺内分化機構の各論 
  3)胸腺内で自己抗原はどうやって提示されるのか? 
  4)T細胞受容体(TCR)の遺伝子再構成と多様性獲得メカニズム
 4-3 さまざまなT細胞
  1)制御性T細胞(Treg細胞) 
  2)ナチュラルキラーT細胞(NKT細胞) 
  3)MAIT細胞 
  4)γδT細胞
 4-4 T細胞のシグナル伝達
  1)T細胞のシグナル伝達経路 
  2)共刺激分子と抑制性受容体 
  3)免疫シナプス
 4-5 T細胞のエフェクター機能
  1)T細胞のエフェクター機能獲得のメカニズム 
  2)ヘルパーT細胞(Th細胞)サブセット 
  3)細胞傷害性T細胞 
  4)特殊なCD8 陽性T細胞
 4-6 T細胞の局所への遊走
  1)T細胞は体内を循環する 
  2)組織に常在するT細胞
 4-7 免疫寛容のメカニズム
  1)中枢性寛容 
  2)末梢性寛容 
  3)制御性T細胞(Treg細胞)による免疫抑制機構 
  4)「疲弊」による免疫抑制 
  5)生体内で成立するさまざまな免疫寛容のかたち
 4-8 B細胞の初期分化とB細胞受容体(BCR)の多様性獲得
  1)骨髄におけるB細胞初期分化 
  2)多様性を生むIg遺伝子の再構成 
  3)末梢におけるB細胞分化
 4-9 特殊なB細胞
  1)B-1細胞 
  2)B-2細胞 
  3)生体での役割
 4-10 B細胞活性化における細胞内シグナル伝達
  1)B細胞の抗原認識 
  2)B細胞のシグナル伝達経路 
  3)B細胞活性化の多様性
 4-11 B細胞のエフェクター機能
  1)抗原提示細胞としてのB細胞 
  2)病原体を効率的に除去するためのクラススイッチ 
  3)抗体の親和性成熟 
  4)B細胞による免疫寛容 
  5)B細胞としての免疫記憶
 4-12 形質細胞としてのエフェクター機能
  1)T細胞非依存的な形質細胞の分化 
  2)T細胞依存的な形質細胞の分化 
  3)長寿命形質細胞 
  4)形質細胞の細胞内構造 
  5)抗体としての機能
 4-13 B細胞エフェクター機能におけるT細胞の役割
  1)ヘルパーT細胞によるB細胞の初期活性化 
  2)ヘルパーT細胞によるB細胞のクラススイッチや親和性成熟 
  3)ヘルパーT細胞による形質細胞への分化
 章末問題
  
5章 免疫系の恒常性破綻と疾患,検査,治療
 5-1 アレルギー,過敏症
  1)アレルギー疾患の種類と衛生仮説 
  2)アレルギー反応の4分類 
  3)アレルギーの治療法・予防法
 5-2 自己免疫疾患
  1)自己免疫疾患の分類 
  2)自己免疫疾患の発症メカニズム 
  3)自己免疫疾患における組織障害メカニズム 
  4)自己免疫疾患の発症要因と治療
 5-3 免疫不全症
  1)先天性免疫不全症 
  2)後天性免疫不全症 
  3)免疫不全症の解明に向けて
 5-4 免疫疾患検査法
  1)アレルギー疾患の検査 
  2)自己免疫疾患の検査 
  3)免疫不全症の検査
 5-5 免疫関連医薬品
  1)免疫関連医薬品の分類 
  2)抗炎症作用をもつ医薬品 
  3)アレルギー疾患の医薬品 
  4)免疫機能を調節するそのほかの医薬品 
  5)抗体医薬品 
  6)細胞療法
 章末問題