消化器内視鏡技師のためのハンドブック 改訂第8版**医学図書出版/日本消化器内視鏡学会/978-4-86517-555-4/9784865175554**
発行 2023年10月
判型:B5判 450頁
ISBN 978-4-86517-555-4
監修:日本消化器内視鏡学会 / 消化器内視鏡技師制度委員会
編集:赤松 泰次 / 植木 敏晴 / 岡 政志 / 入澤 篤志 / 角森 正信 / 田村 君英 / 岡田 修一
消化器内視鏡技師のバイブル、7年ぶり大幅改訂の改訂第8版!
消化器内視鏡技師資格の有無にかかわらず、消化器内視鏡技師の「バイブル」として各施設の内視鏡室に是非、一冊。
消化器内視鏡に関するほぼすべての内容が網羅されております。
多くの方に手にとっていただきたい、オススメの一冊です!
【目 次】
Ⅰ.総論
1.内視鏡の概念,種類
A 内視鏡機器の種類(部位別の種類)
B 内視鏡システムの構成(光源装置)
C 電気手術器(高周波装置)の基礎知識
2.内視鏡検査に必要な解剖学と生理学
A 消化管の形態と機能
B 肝臓・胆道・膵臓の形態と機能
3.内視鏡検査に必要な薬剤とその特性
A 通常の内視鏡検査で用いられる薬剤
B 色素内視鏡検査
4.画像強調観察・拡大観察
A 拡大内視鏡の定義
B 拡大内視鏡の目的
C TXI と RDI の原理と利点
D LCI,BLI の原理と利点
【Topics】超拡大内視鏡と AI
5.内視鏡室
A 設計
B データ管理
C 検査台
6.感染症対策(COVID-19 対策を中心に)
はじめに
A 平常時
B まん延時
C ハイリスク症例
7.内視鏡機器の消毒とメンテナンス
はじめに
A 感染対策の基本
B RMD の適正使用のために
C 内視鏡機器の洗浄消毒
D 洗浄消毒装置による高水準消毒
E 内視鏡処置具の滅菌
F 環境(内視鏡室内)の消毒
G 内視鏡機器の保存とメンテナンス
8.内視鏡検査に伴う偶発症と対策
はじめに
A 抗血栓薬に対する配慮
B 前処置による偶発症
C 上部消化管検査
D 大腸検査
E 胆・膵検査
F タイムアウト
9.日本消化器内視鏡技師制度
A 日本消化器内視鏡技師制度の目的
B 日本消化器内視鏡技師制度の現状
10.医療保険制度および法的事項
A 医療保険制度
B 法的事項
C 個人情報保護
Ⅱ.検査の実際
1.内視鏡検査を始める前の準備
A 患者への問診
B 内視鏡検査前における内視鏡検査の説明
C 内視鏡検査前の患者の全身状態の把握
2.上部消化管検査(経口法)
A 前処置
B 後処置
C 診療内容の記録
3.上部消化管検査(経鼻法)
A 前処置
B 後処置
C 診療内容の記録
4.大腸内視鏡
はじめに
A 前処置
B 前準備
C 前投薬
D 肛門視診と直腸指診
E 挿入手技
F 観察上の盲点
G 偶発症と術後の管理
5.小腸内視鏡
はじめに
A ダブルバルーン内視鏡の種類
B 前処置
C 前投薬
D 検査室
E 内視鏡挿入の実際と点墨
F ダブルバルーン内視鏡以外の小腸内視鏡
6.カプセル内視鏡
A カプセル内視鏡の変遷
B カプセル内視鏡診断システム
C カプセル内視鏡合併症とパテンシーカプセル
D カプセル読影方法
E 内視鏡検査の診断精度向上
F 小腸カプセル内視鏡検査の実際
G 大腸カプセル内視鏡の保険適用と課題
7.機能検査
はじめに
A 内圧測定法
B pH モニター法
8.消化管超音波内視鏡
はじめに
A 消化管における超音波内視鏡観察の基本
B 検査の準備・機器の準備
C 検査中・検査後の注意
9.胆膵系超音波内視鏡
はじめに
A 胆膵系超音波内視鏡の適応
B 検査の準備・機器の準備
C 検査の実際
D 偶発症
E 検査後の注意
10.内視鏡的逆行性胆管膵管造影およびその関連手技
A 内視鏡的逆行性胆管膵管造影とは
B ERCP 関連手技の適応と禁忌
C ERCP 関連手技で準備する機器類
D ERCP 関連手技の実際
E 検査後の処置,偶発症
F 使用器具類の消毒
11.腹腔鏡検査
はじめに
A 腹腔鏡検査とは
B 腹腔鏡検査の適応
C 腹腔鏡検査の禁忌
D 腹腔鏡下肝生検の手技の実際
E 腹腔鏡検査の偶発症
F 腹腔鏡検査のインフォームド・コンセント,検査補助者の心得
G 腹腔鏡検査を施行することの意義
12.消化管検診
はじめに
A 胃検診
B 大腸検診
Ⅲ.治療の実際
1.内視鏡的止血法(非静脈瘤)
A 内視鏡的止血法
B 内視鏡的止血法の機器と止血機序
【Topics】ピュアスタット?(自己組織化ペプチド溶液)
2.ポリペクトミー/内視鏡的粘膜切除術(EMR)
はじめに
A 適応と禁忌
B 基本手技の種類と使い分け
C 手技の実際 .
D 処置具の準備
E 特殊な切除法
F 施行時の注意点
G 偶発症とその対策
3.内視鏡的粘膜下層?離術(endoscopic ubmucosal dissection:ESD)
はじめに
A ESD の概要
B ESD 施行の実際について
C 周術期の管理とパスについて
4.食道・胃静脈瘤治療
はじめに
A 食道・胃静脈瘤の成因と治療目的
B 食道・胃静脈瘤治療の種類
C 内視鏡治療の実際
5.上・下部消化管狭窄に対する内視鏡的治療
はじめに
A 内視鏡的バルーン拡張術(endoscopic balloon dilation:EBD)
B ステント留置術
C その他の拡張術
6.乳頭処置(乳頭括約筋切開術,乳頭バルーン拡張術)と総胆管結石治療
A 目的
B 手技
C 使用する処置具
D 偶発症
7.内視鏡的胆道ドレナージ術
はじめに
A 内視鏡的胆道ドレナージの適応
B 内視鏡的胆道ドレナージの種類
C 手技の実際
おわりに
8.内視鏡的乳頭切除術
はじめに
A 目的
B 手技
C 使用される処置具
D 偶発症
9.緊急内視鏡
A 緊急内視鏡とは
B 緊急内視鏡の適応疾患
C 緊急内視鏡の準備
D 緊急内視鏡の実際
おわりに
10.その他の内視鏡的処置
A 経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の最近の動向
B 内視鏡的異物摘出
C 超音波内視鏡を用いた治療
11.小児内視鏡
A 適応疾患
B 実際の方法
Ⅳ.病理
1.生検
はじめに
A 生検の方法
B 検体の処理,提出方法
C Helicobacter pylori
D 胃生検の組織診断
E 大腸生検の組織診断
F 胆・膵組織診断
G 遺伝子診断
H 生検診断に求められるもの
2.細胞診
A 内視鏡検査と細胞診
B 検体採取・処置法
C 固定・染色・細胞判定
3.切除標本の取扱い
A 内視鏡切除標本の取扱いの意義
B 内視鏡切除標本の取扱いの実際
C 組織標本の作製法
Ⅴ.おもな疾患と内視鏡所見
1.食道
A 逆流性食道炎,食道潰瘍
B バレット食道,バレット食道腺癌
C 食道癌,食道粘膜下腫瘍
D 食道裂孔ヘルニア
E Mallory-Weiss 症候群
F 食道静脈瘤
G アカラシア
2.胃
A 胃炎
B 胃潰瘍
C 胃ポリープ
D 胃癌
E 悪性リンパ腫
F 胃粘膜下腫瘍
G 胃静脈瘤
H Helicobacter pylori 感染胃炎
I アニサキス症
3.十二指腸
A 十二指腸潰瘍
B 乳頭部癌
C 非乳頭部腫瘍
4.大腸
A 大腸の腫瘍性病変
B 大腸の炎症性病変
5.肝疾患
A 肝硬変
B 肝癌
6.胆道
A 胆管癌
B 胆石症
C 胆?炎
7.膵
A 急性膵炎
B 慢性膵炎
C 膵癌
D 自己免疫性膵炎
付録
略語一覧