包括的矯正歯科治療**クインテッセンス出版/綿引 淳一/978-4-7812-0973-9/9784781209739**

販売価格
14,300円(税込み)
審美と機能を両立するためのフィロソフィー
編著
綿引 淳一
出版社
クインテッセンス出版
分野
 
歯科学 一般

数量

販売期間
2023/11/09~
商品コード
9784781209739
発行 2023年11月
判型:A4判 176頁
ISBN 978-4-7812-0973-9

多分野にわたる治療を最適化した包括的矯正歯科治療とは!?

極めて多くの因子が絡み合う包括的矯正歯科治療について、その実践のためのノウハウを詳解した本書。矯正歯科治療が、補綴歯科治療をはじめ、歯周治療、歯内療法などの多分野にわたる治療法とどのように関連し、それらをいかに組み合わせて最適な治療結果を導くかについて、筆者の長年の臨床経験を基に解説した。さらに、デジタル矯正歯科治療、アライナー矯正歯科治療までを網羅した、入門書にしてベテラン臨床家も必携の1冊。

【目 次】
巻頭ATLAS 包括的矯正歯科治療その可能性への挑戦
  
CHAPTER1 矯正歯科治療の目的
 1.なぜ矯正歯科治療を行うのか?
  1)矯正歯科治療とは?
  2)矯正歯科治療の必要性をどう見分けるか?
  3)矯正歯科治療の目指すべき咬合のゴールとは?
 2.矯正歯科診断と抜歯基準とは?
  1)抜歯論争とは? Angleは本当に非抜歯論者なのか?
  2)Tweedの抜歯分析とは?
  3)非抜歯矯正の限界とLundstromの歯槽基底論
  4)筆者の抜歯・非抜歯矯正の考え方
  5)筆者の考える主な抜歯矯正のパターン
 3.矯正歯科治療でトラブルを防ぐためのコンプライアンス
  1)矯正歯科治療における患者説明と同意
  
CHAPTER2 包括的矯正歯科治療を始めよう
 1.包括的矯正歯科治療とは?
  1)筆者の考える包括的矯正歯科治療とは
  2)セファロ分析との正しい向き合い方
  3)術前準備1:包括的矯正歯科治療を行うための資料採得
 2.包括的矯正歯科治療の診断
  1)術前準備2:包括的矯正歯科治療の診断の進め方
  2)DIP法を用いた包括的矯正歯科治療計画
  3)Watahikiの包括的矯正歯科治療難易度分類
  
CHAPTER3 顎関節・咬合と包括的矯正歯科治療
 1.顎関節症に対する考え方の変遷
  1)“歯科 3 大疾患”と呼ばれる顎関節症とは?
  2) 2 段階治療法で矯正歯科治療を行った症例
 2.矯正歯科治療・咬合・咀嚼が顎関節に与える影響
  1)矯正歯科治療,咬合治療と顎関節症の関係
  
CHAPTER4 各種矯正装置の特性
 1.エッジワイズ法
  1)スタンダードエッジワイズ法とは?
  2).018インチスロット VS .022インチスロットの違いは?
  3)ストレートワイヤーアプライアンス(SWA)とは?
  4) セルフライゲーションブラケットとは?
  5)筆者が推奨するエッジワイズブラケットの使い分け
  6)ブラケットポジションの決定法
  7)一般的な抜歯矯正を行う際の治療シーケンス
 2.アライナー矯正装置はどのように使うべきか?
  1.アライナー矯正歯科治療の特性を理解する
  2.アライナー矯正は幻想から診断力で選ばれる時代へ─アライナー矯正はそれ以上でもそれ以下でもない─
  3.デジタル矯正治療への発展
  4. 3 Dプリンターの次世代を担うデジタル矯正の可能性
  
CHAPTER5 矯正歯科治療×ペリオ
 1.歯周組織再生療法と矯正歯科治療の融合を考える
  1)矯正歯科治療における歯周組織再生療法の可能性
 2.矯正移動と歯周組織
  1)矯正移動と歯周組織の関係とは?
  2)O-PRO法
  
CHAPTER6 矯正歯科治療×エンド
 1.矯正歯科治療と歯内療法の関係
  1)オルソ・エンド
 2.矯正移動と歯内療法の関係
  1)オルソ・エンドと矯正移動
  2)オルソ・エンドの矯正移動の開始時期
  3)オルソ・エンドにおいて推奨される根管充填材とは?
 3.自家歯牙移植と矯正歯科治療
  1)自家歯牙移植の適応症と成功率は?
  2)自家歯牙移植の合併症と治癒形態
  
CHAPTER7 矯正歯科治療×補綴歯科治療
 1.矯正歯科治療と補綴歯科治療の関係
  1)矯正歯科治療と補綴歯科治療
  2)矯正歯科治療とプロビジョナルレストレーション
 2.矯正歯科治療とインプラント埋入
  1)インプラントの埋入時期
  2)インプラント埋入を矯正前に行う場合のサージカルガイド製作の方法
  3)矯正後の保定管理と補綴歯科治療へのタイミング
  
CHAPTER8 顎変形症と矯正歯科治療
 1.顎変形症への対応
  1)顎変形症に対する矯正歯科治療
  2)歯槽骨造成術を用いたフェイシャルバランスの改善