医療安全を推進する TeamSTEPPS実践事例**日本看護協会出版会/東京慈恵会医科大学附属病院/978-4-8180-2759-6/9784818027596**

販売価格
3,300円(税込み)
チームが成長する7つのツール
編著
東京慈恵会医科大学附属病院
出版社
日本看護協会出版会
分野
 
看護学一般

数量

販売期間
2023/12/20~
商品コード
9784818027596
発行 2023年12月
判型:B5判 200頁
ISBN 978-4-8180-2759-6

編著:東京慈恵会医科大学附属病院看護部・医療安全管理部

医療安全の方法論であるTeamSTEPPS(R)のコミュニケーションツールを実践事例に基づきながら解説!

本書は2017年に刊行した『TeamSTEPPS(R)を活用したヒューマンエラー防止策』の内容を更新し、改訂・改題を行ったものです。

TeamSTEPPS(R)とは、医療の質向上と患者安全の推進を目的とした、医療チームにおけるコミュニケーションとチームワークの方法論です。
本書では、東京慈恵会医科大学附属病院におけるTeamSTEPPS?の導入と活用について、実践事例に基づきながら解説しています。

今回は新たに、米国の医療研究・品質調査機構が公開したTeamSTEPPS?3.0の情報を追加したほか、COVID-19流行時におけるTeamSTEPPS(R)の活用例なども収録しました。

【目 次】
1章 SBARとチームステップス導入の経緯と医療安全への効果
  ①SBAR導入の経緯
  ②SBARからチームステップス
  ③医療安全へ期待される効果

2章 チームステップスを効果的に導入しよう!
 1 チームステップス導入に向けて
  ①組織文化の変革がポイント
  ②医療組織におけるコミュニケーションの障壁
  ③医療現場では通用しない日本特有のコミュニケーション
  ④アサーティブ・コミュニケーションと心理的安全性

 2 チームステップスを知ろう
  ①チームワークとメンタルモデル
  ②チームステップスとは

 3 チームステップスの4つのコアスキル
  ①コミュニケーション
  ②チームとリーダーシップ
  ③状況観察
  ④相互支援

 4 チームステップスは継続が重要
  ①持続可能性について
  ②まとめ:安全な医療環境を目指して

3章 主なコミュニケーションツールの考え方と事例
 1 7つのコミュニケーションツールの概要
  ①SBAR
  ②コールアウト
  ③ハンドオフ
  ④チェックバック
  ⑤クロスモニタリング
  ⑥2チャレンジルール
  ⑦CUS

 2 7つのコミュニケーションツールを用いた応答事例
  ①SBAR
  ②コールアウト
  ③ハンドオフ
  ④チェックバック
  ⑤クロスモニタリング
  ⑥2チャレンジルール
  ⑦CUS

 3 7つのコミュニケーションツールを用いた患者・家族をまじえた応答事例
  ①SBAR
  ②コールアウト
  ③ハンドオフ
  ④チェックバック
  ⑤クロスモニタリング
  ⑥2チャレンジルールとCUS
  ⑦CUS

4章 医療現場におけるSBARの活用
 1 SBAR導入のプロセスと活用
  ①当院におけるSBAR導入
  ②SBARでコミュニケーションを振り返る

 2 症状別SBARシートの作成とその意義
  ①つくることに意義がある症状別SBARシート
  ②自部署に合ったSBARシートをつくってみよう!
  ③SBARシート作成時の注意点
  ④SBARとチームステップス

 3 SBARシートの活用事例
  ①当院におけるSBAR導入の成果
  ②症状別SBARシート

5章 研修でコミュニケーションスキルを磨こう!
 1 やってみよう! チームステップス
  ①グループワークによる導入研修
  ②演習事例シナリオの作成

 2 患者急変時のフィジカルアセスメント SBAR-Cシートの活用
  ①患者急変におけるチーム内で協働する意義と特徴
  ②チームステップスを活用する
  ③リーダーシップとメンバーシップを発揮する
  ④効果的なチームダイナミクス
  ⑤急変の構造を理解し、気づきの能力を高める
  ⑥RRT、METの応援を求め、システムを有効活用する
  ⑦部署別勉強会でのシミュレーション学習の実際
   SBAR-Cシート

 3 新人看護職員研修での活用 SBARを学びフィジカルアセスメント力を鍛える
  ①事例1 意識レベルの変化を読み取り、早期対応ができるよう患者を整える
  ②事例2 出血性ショックや心原性ショックの可能性を考え、早期介入ができるよう患者を整える

 4 感染対策におけるSBARとクロスモニタリングの活用
  ①感染対策でSBARを活用する
  ②クロスモニタリングを活用してチームの感染対策を向上させる
  ③COVID-19流行時におけるチームステップスの活用
   SBARシート