研修医1年目の教科書**金芳堂/長崎 一哉/978-4-7653-1975-1/9784765319751**

販売価格
3,410円(税込み)
不安や緊張が期待に変わる!
編著
長崎 一哉
出版社
金芳堂
分野
 
医学一般

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特集
新刊
販売期間
2023/12/25~
商品コード
9784765319751
発行 2023年12月
判型:A5判 180頁
ISBN 978-4-7653-1975-1

【編集代表】
長崎 一哉(筑波大学附属病院 水戸地域医療教育センター/水戸協同病院総合診療科)

【編 集】
橋本 恵太郎(水戸協同病院 総合診療科)

研修医生活を前に悩みでいっぱいのあなた!
本書を読んでその不安や緊張を期待に変えてみませんか?

研修医から医師のキャリア生活が始まります。研修医は、学習者、医療従事者、労働者の3つの顔を持っており、それぞれの役割をバランス良く保ち過ごすことで研修医生活を乗り切ることができます。

そうはいっても、何が待ち構えているのかわかりません。臨床研修では何をするのか、研修が終わる前に準備しておくこととは何か、学生時代と違って勉強時間がつくりにくい時はどうすればいいのか、研修の目標の定め方、診療のエビデンスの探し方、診断エラーの振り返り方など、指示待ちだけにならないためには、など著者らの経験をもとに、研修医1年目に知りたかったことを網羅しています。皆さんが直面するであろう研修生活を迎えるにあたって抱えている様々な不安を払拭するにはどうすればいいのか、研修生活をうまく乗り切るコツを紹介した1冊です。

【目 次】
第1章 研修医とは?
 1-1 研修医とは何なのか?
  研修医になるということ
  研修医の3つの役割
  研修医は何を目指すのか
  さいごに
 1-2 臨床研修制度って何?
  臨床研修制度の歴史
  新医師臨床研修制度
  2020年度の見直しで何が変わったか
  さいごに
 1-3 臨床研修って何するの?
  研修医の仕事
  実際の2年間をシミュレーション
  臨床研修の修了要件
  さいごに
 1-4 臨床研修の後はどうなるの?
  臨床研修修了後の次の進路
  新専門医制度と専門医研修を受けるまでの流れ
  専門医研修プログラム選びの注意点
  専門医取得後の進路
  さいごに
 ≫コラム1 医学書ってどんなのを買えばいいですか?
  
第2章 研修医は学習者
 2-1 研修医の学び方-医学生との違い-
  研修医が学ぶべきこと
  「なかなか勉強ができない」理由、医学生との違い
  研修医はどう学ぶか
  さいごに
 2-2 研修の目標って何?
  目標にはどのようなものがあるのか?
  目標はどのように設定するか?
  さいごに
 2-3 知識はどう増やせばいいの?
  学習するとはどういうことか? Bloom’s taxonomy
  研修医のための学ぶ準備
  症例から学ぶ
  教育コンテンツから学ぶ
  自分で学ぶ
  さいごに
 2-4 身体診察の学び方が分からない!
  身体診察とは
  身体診察の学び方
  身体診察セットを作る
  さいごに
 2-5 手技はどうすればうまくなる?
  研修医が身につけるべき手技
  手技の身につけ方のステップ
  経験のチャンスを逃さないために
  さいごに
 2-6 プロフェッショナリズムって学ぶもの?
  プロフェッショナリズムとは?
  医師のプロフェッショナリズム
  プロフェッショナリズムは学ぶもの?
  プロフェッショナリズムの身につけ方
  さいごに
 2-7 EBMは研修医の味方!
  エビデンスとは何か? EBMとは何か?
  臨床疑問の解決
  さいごに
 2-8 院内勉強会やカンファレンスで発表する
  発表の題材を見つける
  発表の資料を作成する
  発表当日に取り入れたい工夫
  さいごに
 2-9 医学生や後輩に指導できますか?
  研修医が指導することはあるのか?
  近い年次の者が指導するといいことがあるのか?
  実際に何をしたら良いのか
  教育の目標とは
  さいごに:ともに成長できる存在として
 ≫コラム2 症例ログを作ろう!
  
第3章 研修医は医療従事者
 3-1 良い医療ってどんな医療?
  医師という職業
  患者にとってどんな医師が良い医師か?
  医療システムが目指すべき「質」と「価値」
  さいごに
 3-2 診断エラーをどう防げるか?
  はじめに
  診断エラーはどうして起こる?
  診断エラーが起こってしまったら
  さいごに
 3-3 患者の治療方針に研修医はどう関わる?
  研修医は治療方針に関わるか?
  研修医は治療方針に関わる
  治療方針に関わるために
  さいごに
 3-4 研修医のための医療安全
  はじめに
  病院のシステムやルールを理解し遵守する
  多職種連携ができる研修医になろう
  インシデント・アクシデントを組織で共有する
  さいごに
 3-5 患者の診療体験を向上させるには?
  患者体験とは?
  患者体験にはどのような体験が含まれるか?
  研修医は患者のベッドサイドでどのように振る舞うべきか?
  さいごに
 3-6 退院調整を促進させるには?
  退院先の在宅以外の選択肢について理解しよう
  研修医が患者と家族の退院先の希望を把握する
  退院調整の鍵は、地域の医療従事者を含めた多職種によるチーム医療
  さいごに
 3-7 診療記録の上手な書き方
  診療記録を上手に書くのにも練習が必要
  診療記録書き方上手へのステップ
  文書別のコツ
  さいごに
 3-8 上級医にはどのように相談したらいいですか?
  指導医は忙しい! でも積極的に質問を
  自分が分からないことを質問・相談する場合
  上級医へのプレゼンテーションのコツ
  さいごに
 3-9 他職種との上手な関わり方
  良い医療は多職種で臨んでこそ実践できる
  他職種の信頼を得るための心得
  多職種カンファレンスに積極的に参加しよう
  さいごに
 ≫コラム3 当直の時って、どうやって学んだらいいですか?
  
第4章 研修医は労働者
 4-1 研修医は労働者なの?
  研修医は労働者ではなかった?
  研修医の労働時間制限
  労働時間制限が臨床研修に与える影響
  研修医はどのように過ごせばいいか
  さいごに
 4-2 社会人としての基本
  社会人としてのマナーは遵守して当たり前
  代表的マナー
  マナーの身につけ方
  さいごに
 4-3 医療チームの中での研修医の働き方
  チームの一員としての研修医
  研修医の役割
  より良いチームになるために
  さいごに
 4-4 病棟での仕事術
  病棟での仕事にはどういったものがあるのか
  何ができると良いのか
  さいごに
 4-5 燃え尽きないための健康管理
  バーンアウトとは?
  なぜ研修医はバーンアウトするのか?
  バーンアウトをどのように予防できるか?
  バーンアウトの対極:ワーク・エンゲージメント
  さいごに
  ≫コラム4 プライベートで注意することはありますか?
  
第5章 研修医のための“背伸び”の仕方
 5-1 研修医からのキャリアの考え方
  研修医のためのキャリア理論
  研修医のためのキャリアアドバイス
  さいごに
 5-2 ケースレポートを書いてみたい!
  工程1 症例の学びを抽出する
  工程2 執筆前に事前準備をする
  工程3 論文を執筆する
  工程4 最終調整を行い、投稿する
  工程5 投稿後の対応
  さいごに
 5-3 留学準備の進め方
  はじめに:臨床留学の意義と目的
  留学先選び:プログラムと病院のマッチング
  費用と資金調達:留学費用の計画と支援制度
  留学前の準備:書類手続きとスキルアップ
  さいごに
 5-4 スーパー臨床医になりたい!
  理想を思い描け! 否、理想はアップデートし続けろ!
  モチベーションで自分の可能性を掘り起こせ!
  習慣が人をつくる! 「1万時間の法則」は正しいのかもしれない!
  勉強の方法も休み方も常に最適化せよ!
  スーパー研修医を目指してどうする! 目指すのは自分の理想の医師!
  さいごに
 ≫コラム5 チーフレジデントって何ですか?