最新臨床検査学講座 臨床化学検査学 第3版**医歯薬出版/戸塚 実/978-4-263-22396-3/9784263223963**
発行 2024年2月
判型:B5判 480頁
ISBN 978-4-263-22396-3
編著:戸塚 実 / 奥村 伸生 / 浦山 修 / 松下 誠 / 山内 一由 / 大川 龍之介
生化学検査の定番教科書「臨床化学検査学」の改訂版!
「臨床検査技師国家試験出題基準(令和7年版)」に準拠した好評テキスト!
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●「令和7年版臨床検査技師国家試験出題基準」対応.
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【目 次】
第1章 総論
I 生化学検査とは
1 生化学検査の目的と歴史
2 生化学検査の特徴
II 生化学検査の単位と標準物質
1 生化学検査の単位
2 標準物質
III 測定値の管理
1 誤差とその許容限界
2 測定法の評価と信頼限界
3 不確かさ
IV 基準範囲
1 基準範囲とは
2 基準範囲の計算
3 個人の生理的変動幅
4 基準範囲の設定手順
V 臨床判断値
1 予防医学的閾値
2 治療閾値
3 病態識別値(診断閾値)
VI 生理的変動と測定技術変動
1 生理的変動
2 測定技術変動
VII 生化学検査の標準測定体系
1 検査値の標準化
2 濃度測定の標準体系
3 酵素活性測定の標準体系
4 力価測定の標準体系
第2章 分析法の基礎
I 分析法の選択
1 対象物質と分析法の選択理論
2 分光光度分析法の選択
3 分光光度分析法以外の分析法の選択
II 分光光度分析法
1 原理
2 測定の方法
3 定量に影響を与えるもの
4 化学的分析法
III クロマトグラフィ
1 原理
2 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
3 液体クロマトグラフィ質量分析法(LC-MS)
4 ガスクロマトグラフィ(GC)
5 ガスクロマトグラフィ質量分析法(GC-MS)
IV 電気泳動法
1 原理
2 支持体
3 検出
4 電気泳動の応用
V マススペクトロメトリ
1 マススペクトロメトリの原理
2 MALDI-TOF-MS
3 プロテオーム解析(プロテオミクス)
VI 免疫化学的定量分析法
1 競合法と非競合法
2 標識抗原抗体反応を用いた免疫測定法の特徴
3 免疫測定法の自動化
VII 電気化学分析
1 イオン選択電極法
2 電量滴定法
3 酵素電極法
VIII 酵素的分析法
1 基質濃度の酵素的分析法
2 酵素活性測定法
IX 自動分析法
1 自動分析装置
2 ドライケミストリ
第3章 生化学検査法各論
I 電解質と微量元素
1 ナトリウム
2 カリウム
3 クロール
4 重炭酸イオン
5 カルシウム
6 無機リン
7 マグネシウム
8 鉄
9 銅
10 亜鉛
11 その他の必須微量元素
II 糖質
1 グルコース
2 グリコヘモグロビン
3 グリコアルブミン
4 1,5-アンヒドログルシトール
5 乳酸およびピルビン酸
III 脂質とリポタンパク
1 リポタンパク
2 コレステロール
3 トリグリセライド
4 リン脂質
5 遊離脂肪酸
6 過酸化脂質
7 エイコサノイド
8 ケトン体
9 胆汁酸
IV タンパク質
1 総タンパク
2 アルブミンおよびA/G比
3 血清膠質反応
4 血清タンパク分画
5 免疫グロブリンおよびベンス ジョーンズタンパク
6 急性期タンパク
7 その他の血漿タンパク
V 非タンパク性窒素化合物
1 非タンパク性窒素成分の種類
2 アンモニア
3 尿素
4 クレアチニンおよびクレアチン
5 尿酸
6 ビリルビン
VI 酵素
1 酵素活性測定の実際
2 血中酵素の特性
3 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
4 アラニンアミノトランスフェラーゼ
5 乳酸デヒドロゲナーゼ
6 クレアチンキナーゼ
7 アルカリホスファターゼ
8 γ-グルタミルトランスフェラーゼ
9 血清コリンエステラーゼ
10 アミラーゼ
11 リパーゼ
12 その他
VII ホルモン
1 化学構造による分類(種類とその性質)
2 ホルモンの作用と調節
3 視床下部・下垂体系
4 甲状腺系
5 カルシウム調節系(副甲状腺ホルモンとカルシトニン)
6 副腎皮質・髄質系
7 膵系
8 消化管系
9 性腺・胎盤系
10 心臓・血管
11 脂肪組織
VIII ビタミン
1 ビタミンの種類
2 ビタミンの作用と欠乏症
第4章 各種病態と疾患マーカー
I 肝・胆道・膵系
1 構造と機能
2 肝臓・胆道・膵臓の機能評価
3 急性肝障害
4 慢性肝炎
5 肝硬変・肝がん
6 胆道系疾患
7 膵疾患
II 呼吸器系
1 構造と機能
2 間質性肺炎
3 サルコイドーシス
4 胸水貯留
III 心・循環器系
1 構造と機能
2 心筋梗塞
3 心不全
4 脂質異常症
5 高血圧症
IV 腎
1 構造と機能
2 糸球体腎炎
3 ネフローゼ症候群
4 腎不全
5 慢性腎臓病
V 酸塩基平衡
1 体内の酸
2 pHの調節
3 重炭酸イオンの調節
4 血液ガス分析から酸塩基平衡をどう分析するか
5 代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシス
6 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
VI 内分泌系
1 構造と機能
2 視床下部・下垂体前葉疾患
3 視床下部・下垂体後葉疾患
4 甲状腺疾患
5 副甲状腺(上皮小体)疾患
6 副腎皮質疾患
7 副腎髄質疾患
8 性腺機能異常
9 小児科領域・高齢者の内分泌機能異常
VII 栄養・代謝
1 化学
2 やせ
3 肥満
4 糖尿病
VIII 大腸
1 構造と機能
2 潰瘍性大腸炎
IX 骨
1 構造と機能
2 骨代謝マーカー
3 骨粗鬆症
4 悪性腫瘍の骨転移
X 炎症
1 化学
2 炎症活動性の指標(炎症マーカー)とその特徴
3 感染症
4 炎症としての血管傷害
XI 腫瘍
1 化学
2 臨床応用
XII 毒物・薬物
1 検査の目的
2 生体内の薬物動態
3 血中薬物測定法
4 毒物・乱用薬物の分析
第5章 生化学検査データの読み方
I 診療支援
II 基本的検査の有用性
III 具体例
1 腫瘍熱とCRPの増加
2 血糖とHbA1c
3 脂質
4 A/G比の低下
5 尿素・クレアチニン
6 逸脱酵素の上昇
7 甲状腺ホルモン
付-1 4桁の原子量表
付-2 SI単位換算表
付-3 JCCLS共用基準範囲
付-4 主な生化学検査項目の基準範囲と測定法
付-5 主なホルモンの基準範囲と測定法
付-6 分析に利用される主な化学物質
付-7 日常検査に使用する各種緩衝液