看護における危機理論・危機介入 第5版**金芳堂/小島 操子/978-4-7653-1990-4/9784765319904**

販売価格
2,970円(税込み)
フィンク/コーン/アグィレラ/ムース/家族の危機モデルから学ぶ
編著
小島 操子(聖隷クリストファー大学名誉教授)
出版社
金芳堂
分野
 
看護教育

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2024/02/28~
JANコード
9784765319904
商品コード
9784765319904
発行 2024年2月
判型:A5判 195頁
ISBN 978-4-7653-1990-4

看護学生、新人看護師におくる、危機状況にある患者やその家族に対応するために危機理論の概説や、医療現場での危機状況、危機モデルと危機介入の解説などをまとめた入門書

2004年に初版が出版されて以来、改訂を重ねている人気シリーズ待望の第5版。ここ数年はコロナ禍やはげしい地震・豪雨災害などで重大な喪失を伴う危機状況を様々な形で体験することが多く、危機理論・危機介入の重要性がますます高まっています。

本書は、臨床のあらゆる場で危機的状況にある患者やその家族に接する看護師のために、危機理論の概説から危機介入までのプロセスをわかりやすく解説した入門書です。

Ⅰ~Ⅳ章では危機理論を学び、患者をみるプロセスの中での危機理論の概説、医療現場での危機状況、危機モデルと危機看護介入などを解説しています。Ⅴ章では危機に関する理解や関心をさらに深め、実践につなげられるような事例を紹介しています。

看護学生、新人看護師、臨床の現場で患者の危機的状況に遭遇、危機介入するベテラン看護師にとって、危機看護介入の指標を示す1冊となっています。

【目 次】
Ⅰ章 危機とは
 1.危機理論の発展
  1)理論的基盤
  2)危機に関する研究
 2.危機の特徴と危機看護介入
  1)危機の定義
  2)危機の特徴
  3)危機看護介入
 3.発達的危機と状況的危機
  1)発達的危機
  2)状況的危機
  
Ⅱ章 喪失と危機
 1.危機をもたらす喪失
  1)愛の喪失
  2)性役割の喪失
  3)自己観の喪失
 2.喪失と悲嘆
  1)正常な悲嘆
  2)病的な悲嘆
  3)予期的悲嘆
 3.不安と危機
  1)不安の特徴
  2)不安の緩和による危機回避
   (1)洞察による不安の緩和
   (2)鎮静・安楽による不安の緩和
   (3)予期的心配・指導による不安の緩和
  
Ⅲ章 医療の場で危機を引き起こす要因
 1.危機を引き起こす出来事
 2.出来事のうけとめ
 3.ソーシャル・サポート
 4.コーピング(対処)
  (1)対処規制
  (2)防衛機制
  
Ⅳ章 危機モデルと危機看護介入
 1.危機モデルとは
  1)危機モデル
  2)危機の問題解決モデル
 2.フィンクの危機モデル
  1)危機のプロセス
  2)危機への看護介入
  3)死別の危機への看護介入
 3.コーンの危機・障害受容モデル
  1)危機・障害受容のプロセス
  2)危機・障害受容への看護介入
 4.アグィレラの危機問題解決モデル
  1)危機にいたるプロセス
  2)問題解決的危機看護介入
 5.ムースの疾病関連危機モデル
  1)危機にいたるプロセス
  2)問題解決的危機看護介入
 6.家族危機モデル
  1)二重ABC-Xモデル
  2)家族危機への看護介入
  
Ⅴ章 危機状況にある患者の危機の分析と看護介入
〔事例紹介〕
 1.初発診断時に深刻な症状と予後告知を受けたIさんの危機
 2.心臓手術後に在宅酸素療法が必要となったJさんの危機
 3.消化管穿孔のため緊急手術を受けたMさんの危機
 4.術後化学療法終了後に肝転移が見つかったNさんの危機
 5.長期に抗がん剤治療を受け続けた進行卵巣がんのKさんの危機
 6.がん治療中の療養の問題を話し合えないOさん家族の危機