まとめ抗菌薬**羊土社/山口 浩樹/978-4-7581-2413-3/9784758124133**
発行 2024年3月
判型:A5判 302頁
ISBN 978-4-7581-2413-3
著:山口 浩樹
編:佐藤 弘明
人気X(旧Twitter)アカウント「新米ID」を運営する著者と,ヒットメーカー佐藤弘明先生がタッグを組んだ,要点がひと目でわかる抗菌薬の入門書!細菌・抗菌薬・感染症の3つの観点から知識が整理できる!
【目 次】
● 略語一覧
第1章 感染症診療の原則まとめてみました
原則1 患者背景を考えよ~患者を知る~
原則2 感染源を同定せよ~感染巣はどこ?~
原則3 原因菌を突き詰めよ~グラム染色と血液培養は重要~
原則4 ドレナージを検討せよ~原因菌を排除せよ~
原則5 投与時間と投与量を決めよ~抗菌薬の効果が最大となるよう投与する~
原則6 治療期間を決めよ
■ 治療中のアセスメント~臓器特異的な症状や細菌学的検査に着目せよ~
■ 抗菌薬が効かない5つの問題
■ 抗菌薬の最適化~definitive therapyとde-escalation
第2章 臨床的に重要な細菌まとめてみました
1.グラム陽性球菌(GPC)
2.グラム陽性桿菌(GPR)
3.グラム陰性球菌(GNC)
4.グラム陰性桿菌(GNR)
第3章 抗菌薬の使い方まとめてみました
1.ペニシリン系
1)ペニシリンG(PCG)
2)アンピシリン(ABPC)
3)アモキシシリン(AMPC)
4)アンピシリン/5スルバクタム(ABPC/SBT)
5)アモキシシリン/クラブラン酸(AMPC/CVA)
6)ピペラシリン(PIPC)
7)ピペラシリン/タゾバクタム(PIPC/TAZ)
[Column] ESBLとAmpCをもう少し詳しく
2.セフェム系
1)セファゾリン(CEZ)
2)セファレキシン(CEX)
3)セフォチアム(CTM)
4)セファクロル(CCL)
5)セフメタゾール(CMZ)
6)セフトリアキソン(CTRX)
7)セフォタキシム(CTX)
8)セフタジジム(CAZ)
9)セフトロザン/タゾバクタム(CTLZ/TAZ)
10)セフェピム(CFPM)
3.カルバペネム系
1)メロペネム(MEPM)
4.アミノグリコシド系
1)ゲンタマイシン(GM)
2)トブラマイシン(TOB)
3)アミカシン(AMK)
5.キノロン系
1)シプロフロキサシン(CPFX)
2)レボフロキサシン(LVFX)
3)モキシフロキサシン(MFLX)
6.マクロライド系
1)エリスロマイシン(EM)
2)クラリスロマイシン(CAM)
3)アジスロマイシン(AZM)
7.リンコマイシン系
1)クリンダマイシン(CLDM)
[Column] 市中と院内で性質の異なるMRSA
クリンダマイシンのDテストについて
8.テトラサイクリン系
1)ドキシサイクリン(DOXY)
2)ミノサイクリン(MINO)
9.ニトロイミダゾール系
1)メトロニダゾール(MNZ)
10.ST合剤(SMX/TMP)
抗MRSA薬
11.グリコペプチド系
1)バンコマイシン(VCM)
2)テイコプラニン(TEIC)
12.オキサゾリジノン系
1)リネゾリド(LZD)
2)テジゾリド(TZD)
13.リポペプチド系
1)ダプトマイシン(DAP)
第4章 抗真菌薬の使い方まとめてみました
1.アゾール系
1)フルコナゾール(FLCZ)
2)イトラコナゾール(ITCZ)
3)ボリコナゾール(VRCZ)
4)ポサコナゾール(PSCZ)
2.キャンディン系
1)ミカファンギン(MCFG)
2)カスポファンギン(CPFG)
3.ポリエン系
1)リポソーマルアムホテリシンB(L-AMB)
第5章 感染症ごとの使い方、考え方
1.細菌性髄膜炎
2.急性副鼻腔炎
3.急性中耳炎
4.急性扁桃炎
5.市中肺炎
6.院内肺炎
7.急性胆嚢炎
8.急性腸炎
9.急性腎盂腎炎
10.性感染症(淋菌性尿道炎)
11.蜂窩織炎
12.壊死性筋膜炎
13.関節炎
14.感染性心内膜炎
15.カテーテル関連血流感染症
付 録
付録1 主な細菌感染症の治療期間
付録2 腎機能に合わせた投与量
付録3 妊婦と授乳婦への投与