ウエルネス公衆栄養学 2024年版**医歯薬出版/加島 浩子/978-4-263-70124-9/9784263701249**
- 書籍版 販売期間
- 2024/03/07~2024/12/31
発行 2024年3月
判型:B5判 248頁
ISBN 978-4-263-70124-9
編:加島 浩子 / 森脇 弘子
各種データをアップデートした好評テキストの最新版!
●初版から貫かれてきた“ヘルスプロモーション”や“ウエルネス”の座標軸の上に,管理栄養士・栄養士の公衆栄養活動に必要とされている“連携と協働”の考え方をプラスした,実際的な内容の定評あるロングセラーテキスト.
●関連する統計や法令等の各種データをアップデートした,待望の2024年版!
●健康日本21(第三次)の概要,健康づくりのための身体活動・運動ガイドや睡眠ガイドなど,この1年間に公表された最新情報を掲載.
【目 次】
Chapter 1 公衆栄養の概念
1-1.公衆栄養の概念
1)公衆栄養の意義と目的
2)生態系と食料・栄養
3)保健・医療・福祉・介護・教育システムと公衆栄養
4)コミュニティと公衆栄養活動
1-2.公衆栄養活動の基本と展開過程
1)公衆栄養活動の歴史
2)少子・高齢社会における健康増進
3)疾病予防のための公衆栄養活動
4)ヘルスプロモーションのための公衆栄養活動
5)エンパワメントと公衆栄養活動
6)住民参加による公衆栄養活動
7)ソーシャル・キャピタルの醸成と活用
8)持続可能性(サステナビリティ)を踏まえた公衆栄養活動
9)多職種連携・多機関連携
10)ウエルネスのための公衆栄養活動
Chapter 2 健康・栄養問題の現状と課題
2-1.人口構成の変遷
1)人口問題
2)少子化
3)高齢化
2-2.健康状態の変化
1)死因別死亡
2)平均寿命,健康寿命
3)生活習慣病の有病率
2-3.食事の変化
1)エネルギー・栄養素摂取量
2)食品群別摂取量
3)料理・食事パターン
2-4.食生活の変化
1)食行動
2)食知識,食態度,食スキル
3)健康格差
2-5.食環境の変化
1)フードシステム
2)食情報の提供
3)フードバランスシート(食料需給表)
4)食料自給率
2-6.諸外国の健康・栄養問題の現状と課題
1)先進諸国の健康・栄養問題
2)開発途上国の健康・栄養問題
3)地域間格差
Chapter 3 栄養政策
3-1.わが国の公衆栄養政策と活動
1)健康づくり施策と公衆栄養活動の役割
2)公衆栄養活動と組織・人材育成
3)食料安全保障
3-2.公衆栄養関連法規
1)地域保健法
2)健康増進法
3)食育基本法
4)その他の主な法律
3-3.管理栄養士・栄養士制度と職業倫理
1)栄養士法
2)管理栄養士・栄養士の社会的役割
3)管理栄養士・栄養士制度の沿革
4)管理栄養士・栄養士養成制度
5)職業倫理
3-4.国の健康増進基本方針と地方計画
1)国の基本方針策定の目的・内容
2)基本方針の推進と地方健康増進計画
3)食育推進基本計画策定の目的・内容
4)食育の推進と地方食育推進計画
3-5.国民健康・栄養調査
1)調査の目的・沿革
2)調査の内容・方法
3-6.実施に関する指針,ツール
1)食生活指針
2)食事バランスガイド
3)食育ガイド
4)健康づくりのための身体活動・運動ガイド
5)健康づくりのための休養指針
6)健康づくりのための睡眠ガイド
3-7.諸外国の健康・栄養政策
1)公衆栄養活動に関係する国際的な行政組織と活動
2)公衆栄養関連計画
3)食事摂取基準
4)食生活指針,フードガイド
5)栄養士養成制度
Chapter 4 栄養疫学
4-1.栄養疫学の概要
1)栄養疫学の役割
2)公衆栄養活動への応用
4-2.曝露情報としての食事摂取量
1)食物と栄養素
2)食事摂取量の個人内変動と個人間変動
3)日常的な食事摂取量
4-3.食事摂取量の測定方法
1)24時間食事思い出し法
2)食事記録法
3)食物摂取頻度調査法とその妥当性・再現性
4)陰膳法とマーケットバスケット法
5)食生活状況調査
6)食事摂取量を反映する身体測定値・生化学的指標
4-4.食事摂取量の評価方法
1)食事調査と食事摂取基準
2)総エネルギー調整栄養素摂取量
3)データの処理と解析
Chapter 5 公衆栄養マネジメント
5-1.公衆栄養マネジメント
1)地域診断の意義と目的
2)公衆栄養マネジメントの考え方・重要性
3)公衆栄養マネジメントの過程
5-2.公衆栄養アセスメント
1)公衆栄養アセスメントの目的と方法
2)地域診断の方法
3)食事摂取基準の地域集団への活用
4)量的調査と質的調査の意義
5)観察法と活用
6)質問調査の方法と活用(質問紙法,インタビュー法)
7)既存資料活用の方法と留意点
5-3.公衆栄養プログラムの目標設定
1)公衆栄養アセスメント結果からの状況把握
2)改善課題の抽出
3)課題設定の目的と相互の関連
4)改善課題に基づく改善目標の設定
5)目標設定の優先順位
5-4.公衆栄養プログラムの計画,実施,評価
1)地域社会資源の把握と管理
2)運営面・政策面のアセスメント
3)計画策定
4)住民参加の方法
5)プログラムに関連する関係者・機関の役割
6)評価の意義と方法
7)評価の実際
Chapter 6 公衆栄養プログラムの展開
6-1.地域特性に対応したプログラムの展開
1)健康づくり
2)食育
3)介護予防,在宅療養,介護支援
4)地域包括ケアシステムの構築
5)健康・食生活の危機管理と食支援
6-2.食環境整備のためのプログラムの展開
1)食物・食情報へのアクセスと食環境整備
2)栄養成分の表示の活用(中村陽子)
3)特別用途食品等の活用
4)「健康な食事」の普及啓発
6-3.地域集団の特性別プログラムの展開
1)ライフステージ別
2)生活習慣病ハイリスク集団
付表:日本人の食事摂取基準(2020年版)
資料I:関係法規
資料II:公衆栄養の歴史