アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト 3 スポーツ医学概論**文光堂/河野 一郎/978-4-8306-5198-4/9784830651984**
発行 2024年3月
判型:A4判 316頁
ISBN 978-4-8306-5198-4
【監 修】
河野 一郎(筑波大学 名誉教授)
片寄 正樹(札幌医科 大学教授)
【編 集】
片寄 正樹(札幌医科大学 教授)
砂川 憲彦(帝京平成大学 教授)
赤間 高雄(早稲田大学 教授)
金岡 恒治(早稲田大学 教授)
アスレティックトレーナーを目指す学生・指導者必読のテキストシリーズ新定番!
基礎から臨床医学をコンパクトに解説!!
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの教育カリキュラム改訂に準拠し,その基礎科学に関する内容を補足する教科書シリーズの第3巻.JSPO-AT資格受験を目指す方,また,スポーツ系大学・専門学校で学ぶ初学者,アスレティックトレーナー等関連資格者を対象としている.
第3巻では,スポーツ活動と関係のある代表的な外傷疾病の疫学・病態・診断・治療,およびスポーツ医学の重要トピックスを解説.また,医学的診断・治療の実際のストリームプロセスを示し,医療資格者との連携,コミュニケーションを促す基礎的知識を網羅してまとめた1冊.
【目 次】
第1章 総 論
1.アスリートをサポートするスタッフのためのスポーツ医学概論
1 スポーツと医学
2 スポーツ医学総論
2.医学的診断プロセスの実際
1 診断プロセス概論
2 脳神経外科的診断プロセス
3 整形外科的診断プロセス
4 内科的診断プロセス
5 救急医学的診断プロセス
第2章 スポーツ外傷・障害と疾病メカニズムからみた病態特性
1.脳神経外科的病態
2.整形外科的病態
3.内科的病態
1 運動禁忌の病態
2 疾患別スポーツ参加・禁止の基準
4.不活動に伴う生体反応と病態
1 運動器
2 呼吸循環器
第3章 代表的なスポーツ外傷・障害
1.頭部
1 皮下血腫・頭部挫創
2 頭蓋骨骨折
3 頭蓋内出血・脳損傷
4 脳振盪
2.頚部
1 頚椎捻挫
2 バーナー症候群
3 頚髄損傷
4 頚椎椎間板ヘルニア
3.胸腹部
1 胸部外傷
2 腹部外傷
3 体幹筋群肉ばなれ
4.腰部
1 腰椎椎間板ヘルニア
2 腰椎分離症
3 その他の腰痛
5.肩関節・上腕
1 肩関節脱臼
2 肩腱板損傷
3 肩鎖関節脱臼
4 鎖骨骨折
5 投球障害肩
6 肩関節唇損傷
7 上腕二頭筋長頭腱炎
6.肘関節
1 肘内側側副靱帯(UCL)損傷
2 テニス肘
3 野球肘(投球障害肘)
7.前腕・手・手指
1 手指・手関節の障害
2 TFCC損傷
3 手指の外傷
4 手関節の外傷
8.上肢の絞扼神経障害
1 肩・肘周囲
2 手・手関節
9.骨盤・股関節
1 グロインペイン症候群
2 寛骨臼股関節唇損傷
3 骨盤裂離骨折
10.大腿部
1 大腿四頭筋肉ばなれ
2 大腿ハムストリングス肉ばなれ
3 大腿部打撲
4 大腿骨疲労骨折
11.膝関節
1 膝前十字靱帯(ACL)損傷
2 膝後十字靱帯(PCL)損傷
3 膝内側側副靱帯(MCL)損傷
4 膝半月板損傷
5 膝関節軟骨損傷
6 反復性膝蓋骨脱臼・亜脱臼
7 膝蓋大腿関節障害
8 膝蓋腱症(ジャンパー膝)
9 Osgood-Schlatter病
10 腸脛靱帯炎
11 鵞足炎
12 内側棚障害
12.下腿部
1 腓腹筋肉ばなれ
2 アキレス腱断裂
3 アキレス腱炎(アキレス腱症)
4 脛骨疲労性骨障害
5 下腿疲労骨折
6 コンパートメント症候群
13.足関節・足部
1 足関節捻挫
2 遠位脛腓靱帯損傷
3 扁平足障害
4 疲労骨折
5 第5中足骨近位骨幹部疲労骨折
6 過剰骨・種子骨障害
7 腓骨筋腱脱臼・腓骨筋腱炎
8 足底腱膜炎
9 外反母趾
10 踵骨痛
11 骨端症
14.顔面・眼・鼻・耳・歯と口腔
1 顔面
2 眼
3 鼻
4 耳
5 歯・口腔
第4章 代表的なアスリートにみられる内科的疾患
1.アスリートにみられる内臓器官などの疾患
1 循環器系疾患
2 呼吸器系疾患
3 消化器系疾患
4 血液疾患
5 腎・泌尿器系疾患
6 代謝性疾患
7 皮膚疾患
8 アレルギー
2.感染症に対する対応策
1 呼吸器感染症
2 血液感染症
3 皮膚感染症
4 眼感染症
5 海外遠征時に注意すべき感染症・旅行者血栓症
3.アスリートにみられる病的現象など
1 オーバートレーニング症候群
2 REDs
3 睡眠障害
4 過換気症候群
4.特殊環境のスポーツ医学
1 暑熱環境(熱中症)
2 低温環境
第5章 スポーツ外傷・障害と疾病の理解や治療に影響を与える要因
1.医学的診断に影響を与える女性の特性
2.医学的診断に影響を与える成長期の特性
3.医学的診断に影響を与える高齢者の特性
4.医学的診断に影響を与える障がい者の特性
5.ドーピング・コントロール
第6章 医療資格者との連携
1.prehospital care
2.hospital care
3.return to sports
4.パラスポーツ/障がい者スポーツ