メンタルに悩むアスリートに寄り添いケアするための本**新興医学出版社/山口 達也/978-4-88002-930-6/9784880029306**

販売価格
3,300円(税込み)
競技の緊張、日常の不安・不眠、やる気が出ない、食事面の課題など
編著
山口 達也(順天堂大学医学部スポーツ医学研究室)
出版社
新興医学出版社
分野
 
スポーツ医学

数量

販売期間
2024/05/01~
商品コード
9784880029306
発行 2024年5月
判型:A5変型判 176頁
ISBN 978-4-88002-930-6

「レギュラーを取るためにがんばらなくてはいけないのに、やる気が出ない…」
「試合の前日どころか、ふだんも眠れずに困っている…」
「絶対に太れない。でも、食べたい気持ちは抑えられない。だから食べ吐きしてしまう…」

一見、活発にスポーツに取り組むアスリートの中でもこうした悩みに苦しんでいる人々が多くいることは、あまり想像できないことかもしれません。しかし、周囲が気づくころには重大な精神疾患を抱えているケースさえあるのです。

本書は、そうしたアスリートたちが抱えるメンタルの問題について、実際にサポートにあたっている精神科医や心理士たちが典型的な12のケースを元に、どのように考えケアにあたっているのかを著した1冊となっています。

精神医学やスポーツ心理学に携わっている方はもちろん、次のような方々にもお読みいただくことで、きっとアスリートとの関わり方も変わってくるはず。

【スポーツ指導者】
ミスや怠慢なプレーに、ついつい「気合が足りない」といったことを伝えてしまいがちですがその背後にメンタルの悩みが潜んでいる可能性を想像するきっかけに!

【整形外科をはじめとした身体科の医師・理学療法士・トレーナーなど】
身体的な訴えの背後に実はメンタルの問題が見受けられる、といった場合もあるのではないでしょうか。
ご自身ができるサポート、精神・心理職ができるサポートを判断し適切な共有を行うための第一歩に!

【お子さんがスポーツに励むご家族】
悩みを抱えはじめた場合に、どのような生活習慣・態度が現れだしてくるのか、そのようになった場合にどう接していけばいいのか。
本書の典型事例で記載されているそうした情報を知っておくことは、きっと役立ちます!

「みる」スポーツ、「する」スポーツがここまでの成長を迎えた現代に、「支える」意識をさらに高め、メンタルに悩むアスリートをしっかりとサポートしていけるようこの1冊から始めていきましょう!

【目 次】
アスリートの「こころ」をどうサポートしていくか
アスリートに寄り添う仲間との結晶

Case 1 競技へのやる気が出ない
Case 2 気持ちが落ちている・上がらない(全般的な落ち込み)
Case 3 眠れない
Case 4 吐き気・動悸がする
Case 5 うまくプレーできない,どう練習に取り組んだらいいかわからない
Case 6 ボールがうまく投げられない
Case 7 試合場面で不安になる・恐れを感じる
Case 8 腰が痛い(心理学的要因を考慮するべきケース)
Case 9 太ることが怖くて食べ吐きしてしまう(やめられない)
Case 10 アルコールやカフェイン,痛み止めに走ってしまう・やめられない
Case 11 軽いケガを繰り返してしまう
Case 12 家族のことが引っかかり競技に集中できない

コラム
 メンタルヘルスとメンタルトレーニングについて
 アスリートのメンタルに関わる職種って?
 ストレスとは?(評価とその方略)
 イップスの動作指導の実際
 コーチング
 女性アスリートの身体と心
 スポーツドクターが心理職に求めるもの