うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル セラピストガイド 改訂第2版**診断と治療社/伊藤 正哉/978-4-7878-2605-3/9784787826053**

販売価格
3,960円(税込み)
編著
伊藤 正哉
出版社
診断と治療社
分野
 
心身医学・臨床心理学

数量

販売期間
2024/05/22~
商品コード
9784787826053
発行 2024年5月
判型:A5判 196頁
ISBN 978-4-7878-2605-3

【監 訳】
伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
加藤 典子(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
藤里 紘子(関西大学 社会学部社会学科 心理学専攻)
堀越 勝(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)

初版から12年.日本でも厳格な臨床試験を行い,様々な精神疾患で使われている認知行動療法を統一した形で使えるようにしたセラピスト向けのテキストブック.全部で15章からなり,ワークブックの各モジュールに合わせた使い方を解説しています.各セッションの進め方から実際のセラピーを想定した患者への説明の仕方など,セラピストが使いやすいように工夫されています.患者向けのテキストブックの『ワークブック』も刊行中.

【目 次】
付録1.略語一覧
付録2.用紙一覧

第Ⅰ部 セラピストのための基礎情報
第1章 UPの基礎情報
 1.診断を越えた統一アプローチの利点
 2.UPの有効性
 3.セラピストガイドの目的
第2章 基本原理と手続き
 1.基本原理
 2.モジュールの説明
 3.治療手続き
第3章 UP導入前の準備
 1.アセスメントとモニタリング
 2.薬物療法
 3.UPが有効な対象
 4.他の感情の併存が認められる場合
 5.誰がUPを実施すべきか
 6.ワークブックを用いる利点
第4章 UPの進め方?
 1.セッションの構造
 2.セラピストの役割
 3.ホームワークとセッション外の練習
 4.ホームワークのふり返り
 5.患者のコミットメント
 6.患者の両価性に対処する
 7.動機づけを高めるための参考文献

第Ⅱ部 治 療
第5章 セッション1.機能アセスメントと治療への導入
 1.主訴をふり返る
 2.機能アセスメントを行いながらUPの理論的根拠を示す
 3.社会・文化的要因の重要性
 4.先をみる―継続的な機能アセスメントと診断を越えた事例概念化
 5.トラブルシューティング:機能アセスメントに役立つ質問
 6.UPへと導入する
 Form 5.1.事例概念化用紙
第6章 モジュール1.目標を定め,やる気を育む―動機づけ面接
 1.動機づけとコミットメント
 2.最も重要な問題の明確化と目標の設定
 3.動機づけ構築―〔両面を考える用紙〕
 4.ホームワーク
 5.事例
 6.トラブルシューティング
第7章 モジュール2.感情を理解する―感情の心理教育
 1.ホームワークのふり返り
 2.心理教育―感情の本質
 3.感情と行動を理解する:学習された行動
 4.ホームワーク
 5.事例
 6.トラブルシューティング
第8章 モジュール3.ありのままの現在に気づく―感情へのマインドフルな気づき
 1.ホームワークのふり返り
 2.感情へのマインドフルな気づきの導入
 3.感情へのマインドフルな気づきを練習する
 4.ホームワーク
 5.事例
 6.トラブルシューティング
第9章 モジュール4.やわらかく考える―認知の柔軟性
 1.ホームワークのふり返り
 2.認知の柔軟性を紹介する
 3.思考の重要性
 4.自動思考
 5.思考の落とし穴
 6.認知の柔軟性を練習する
 7.ホームワーク
 8.事例
 9.トラブルシューティング
第10章 モジュール5.代わりの行動をとる―感情行動の変容?
 1.ホームワークのふり返り
 2.感情行動について話し合う
 3.感情回避のデモンストレーション
 4.役に立たない感情行動の悪循環を断つ
 5.ホームワーク
 6.事例
 7.トラブルシューティング
第11章 モジュール6.身体感覚になれる―内部感覚エクスポージャー
 1.ホームワークのふり返り
 2.身体感覚と感情反応
 3.身体感覚の回避
 4.症状誘発エクササイズ
 5.エクスポージャーを繰り返す
 6.ホームワーク
 7.事例
 8.トラブルシューティング
第12章 モジュール7.感情エクスポージャー:UPスキルの総実践
 1.ホームワークのふり返り
 2.感情エクスポージャー
 3.セッション内での感情エクスポージャーの導入
 4.セッション内で感情エクスポージャーを実施する
 5.実生活で感情エクスポージャーを行う
 6.ホームワーク
 7.事例
 8.トラブルシューティング
第13章 モジュール8.できたことを認めて,この先に活かしていく―再発予防
 1.ホームワークのふり返り
 2.UPスキルのふり返り
 3.進歩を評価する
 4.将来の困難を予想する
 5.練習を続ける
 6.長期目標を設定する
 7.セラピストとの取り組みを終える
 8.事例
 9.トラブルシューティング
第14章 感情症への薬物療法?
 1.薬物療法に関する問題について話し合う
 2.薬物療法がUPに与え得る影響
 3.事例
 4.トラブルシューティング
第15章 集団形式でUPを実施する
 1.はじめに
 2.集団形式の利点
 3.集団形式でUPを行う場合の推奨事項