原発性アルドステロン症診療マニュアル 改訂第4版**診断と治療社/平田 結喜緒/978-4-7878-2662-6/9784787826626**

販売価格
6,600円(税込み)
編著
平田 結喜緒
出版社
診断と治療社
分野
 
内分泌・代謝

数量

販売期間
2024/06/13~
商品コード
9784787826626
発行 2024年6月
判型:B5判 264頁
ISBN 978-4-7878-2662-6

【編集顧問】
平田 結喜緒(兵庫県予防医学協会 副会長)

【編 集】
成瀬 光栄(医仁会武田総合病院内分泌センター・臨床研究センター センター長)
田辺 晶代(国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科内分泌・副腎腫瘍センター センター長)
方波見 卓行(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 代謝・内分泌内科 教授)

原発性アルドステロン症の成因をはじめ機能確認検査,診断法,治療法などを解説しわかりやすくまとめた好評書.改訂第4版では,日本内分泌学会から発表された「原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021」の改訂に沿って解説を追加・更新し,国内外のガイドラインや新しいスクリーニング指標・画像診断・手術・新薬など最新情報を盛り込みました.内分泌の専門医はもちろん,高血圧患者をみる一般臨床医においても必携の書です.

【目 次】
口絵カラー
Perspectives on Primary Aldosteronism: Inflection Points
改訂第4版発刊にあたって
改訂第3版 序文
改訂第2版 序文
初版 序文 成瀬光栄
原発性アルドステロン症診療における高血圧専門医の役割
原発性アルドステロン症診療における内分泌専門医の役割
略語一覧

第I部 基礎編
 1.アルドステロン発見の歴史
 2.アルドステロンの合成
 3.アルドステロンの分泌調節
 4.アルドステロンの心血管作用
 5.アルドステロンの腎作用
 6.ミネラルコルチコイド受容体の活性化
 7.腎ミネラルコルチコイド受容体の調節機構
 8.アルドステロンの非ゲノム作用
 9.心血管アルドステロン合成系
 10.アルドステロン・エスケープ現象
 11.アルドステロン・ブレイクスルー現象

第II部 臨床編
 第1章 総論

  1.原発性アルドステロン症発見の歴史と変遷
  2.原発性アルドステロン症の成因(遺伝子変異)
  3.原発性アルドステロン症の成因(異所性受容体発現
  4.原発性アルドステロン症の成因(生体リズム異常)
  5.原発性アルドステロン症の疫学・頻度
  6.原発性アルドステロン症の病型,他
  7.原発性アルドステロン症の関連病態(薬剤性を含む)
 第2章 診療ガイドライン
  1.日本内分泌学会診療ガイドライン
  2.海外の診療ガイドライン
 第3章 診断
 A スクリーニング法
  1.アルドステロン・レニン測定法
  2.スクリーニングの対象
  3.スクリーニング法
  4.降圧薬服用時の注意
 B 機能確認検査
  1.総論
  2.カプトプリル試験
  3.生理食塩水負荷試験
  4.フロセミド立位試験
  5.経口食塩負荷試験
  6.フルドロコルチゾン負荷試験
  7.デキサメタゾン抑制迅速ACTH試験
 C 病型診断法
  1.原発性アルドステロン症の臨床的病型予測
  2.AIによる病型診断法
  3.画像診断の実際
  4.CTの診断的意義(内科からのポイント)
  5.副腎シンチグラフィの診断的意義(内科からのポイント)
 D 副腎静脈サンプリング
  1.総論
  2.内科医からのアドバイス
  3.循環器内科医からのアドバイス1.左右副腎静脈カテーテル挿入のポイント
  4.循環器内科医からのアドバイス②
    ?副腎静脈サンプリングの手順およびカテーテル操作のコツ
  5.放射線科医からのアドバイス①
    ?副腎静脈サンプリングを確実に成功させるためのポイント
  6.放射線科医からのアドバイス2.手技のポイント
  7.ACTH負荷の目的と意義
  8.ACTH負荷AVSの点滴法と静注法の比較
  9.術中迅速コルチゾール測定の臨床応用
  10.副腎静脈サンプリングの結果判定法
  11.片側不成功時の判定方法
  12.Apparent bilateral aldosterone suppressionとは
  13.超選択的副腎静脈サンプリング
 第4章 治療
 A 薬物治療
  1.薬物治療
  2.アルドステロン拮抗薬
  3.周術期管理の注意点
 B 外科治療
  1.外科治療
  2.ミニマム創内視鏡下副腎摘除
  3.原発性アルドステロン症のラジオ波焼灼術
  4.腹腔鏡下副腎部分切除術
  5.手術の治療効果の判定方法
  6.手術予後に影響する因子
 第5章 病理
  1.原発性アルドステロン症の病理:WHO2022
  2.APCC/APMの病態生理学的意義
 第6章 合併症
  1.心血管合併症
  2.腎障害
  3.Masked chronic kidney disease in primary aldosteronism(masked CKD)
  4.肥満・糖代謝異常
 第7章 特殊な病態での診断と治療
  1.高齢者における原発性アルドステロン症
  2.妊婦における原発性アルドステロン症
  3.小児における原発性アルドステロン症
  4.コルチゾール同時産生の場合
  5.腎機能障害合併の場合
  6.睡眠時無呼吸症候群(SAS)と原発性アルドステロン症
 第8章 トピックス
  1.原発性アルドステロン症診療の国間・施設間多様性と標準化の必要性
  2.ENS@Tとの連携と共同研究
  3.鑑別診断のバイオマーカー:マイクロRNA
  4.鑑別診断のバイオマーカー:オキソコルチゾール
  5.原発性アルドステロン症の非侵襲的新規画像診断
  6.アルドステロン合成酵素阻害薬-現状と展望
 第9章 Perspective
  1.今後解決すべき課題(診断面)
  2.今後解決すべき課題(治療面)
コラム
・10~20歳代のPAを診たら考慮すべき疾患
  ─「17-hydroxylase欠乏症候群」
・Subclinical primary aldosteronism
・PAのレジェンド:故・福地總逸先生を偲ぶ
  ―原発性アルドステロン症の診断と治療に捧げた生涯
・PAのレジェンド:Richard P Lifton
・手術前後の補液をどうするか