亀田式 回復期リハビリテーション**メジカルビュー社/永田 智子/978-4-7583-2262-1/9784758322621**

販売価格
5,280円(税込み)
編著
永田 智子
出版社
メジカルビュー社
分野
 
リハビリテーション技術

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書籍版 販売期間
2024/06/19~
JANコード
9784758322621
商品コード
9784758322621
発行 2024年6月
判型:B5判 304頁
ISBN 978-4-7583-2262-1

編集:永田 智子 / 松田 徹

信頼と実績の亀田リハビリテーション病院に学ぶ,回復期リハビリテーションとチーム医療のコツ

病院機能評価の高い亀田リハビリテーション病院の診療プロセス,臨床現場の事例に基づき,回復期リハビリテーション病棟における理学療法士を中心とした業務手順,およびADL向上を意識した疾患別のポイントを解説。各項目ごとに全体像がわかるフローおよびチェックリストを示し,ケーススタディでは疾患別・重症度別に時間経過の全体像を示しながらリハビリテーションの進め方を解説する。

さらに【亀田式のポイント】【外部審査で求められる視点】【科学的根拠に基づく視点】等の囲み記事で, 臨床経験豊富なセラピストが有する質の高い,エビデンスに基づいたリハビリテーションを提供するためのポイントを示す。世界標準のハイクオリティなチーム医療を展開する【亀田式】のポイントを一望でき,回復期リハビリテーションにかかわる若手スタッフに役立つ1冊!

【目 次】
第1章 回復期リハビリテーション総論
 回復期リハビリテーション病棟の概要
  1 回復期リハビリテーションに求められる役割
  2 回復期病棟の適応疾患と診療報酬(入院料)
  3 回復期リハビリテーションに求められる医療の質
  4 第三者評価
  5 チーム医療におけるBalanced Scorecard(BSC)の活用
 地域の医療機関等との連携とリハビリテーションの継続
  1 急性期病院との連携
  2 入院判定会議
  3 回復期リハビリテーションと生活期との連携
 
第2章 回復期リハビリテーション病棟における診療の流れと関連業務
 リハビリテーション診療プロセス

  1 リハビリテーション基本診療フロー
  2 予後予測①脳卒中
  3 予後予測②脊椎・脊髄疾患
  4 予後予測③運動器疾患
  5 病棟ADL練習①食事
  6 病棟ADL練習②更衣
  7 病棟ADL練習③整容
  8 病棟ADL練習④トイレ
  9 病棟ADL練習⑤入浴
  10 病棟ADL練習⑥移動
  11 退院・転院援助①退院前訪問指導
  12 退院・転院援助②退院時指導
  13 退院・転院援助③社会資源の紹介
  14 退院・転院援助④介護指導
  15 退院・転院援助⑤福祉機器紹介
  16 退院・転院援助⑥社会制度
  17 退院・転院援助⑦診療情報提供書の作成
  18 退院・転院援助⑧退院後のリハビリテーション継続
  19 運転再開
  20 復職・復学支援
  21 医療安全,患者参加の医療,人生会議
  22 栄養管理  小堀咲枝里
  23 薬剤管理  阿部誠也
 診療録および各種報告書の作成・管理
  24 診療録および各種報告書の作成・管理
 診療関連業務
  25 義肢装具作製
  26 書類・計測
  27 診療記録チェック
 リハビリテーション治療の効果判定とリスクの予防・対応
  28 リハビリテーション治療の効果判定
  29 緊急時の対応①苦情・クレームへの対応
  30 緊急時の対応②インシデントへの対応
  31 緊急時の対応③体調不良時の対応
  32 リハビリテーションにおけるリスクと予防①運動負荷を伴う訓練を実施するための基準
  33 リハビリテーションにおけるリスクと予防②リハビリテーション中のリスク管理
  34 リハビリテーションにおけるリスクと予防③転倒・転落スクリーニング評価
  35 リハビリテーションにおけるリスクと予防④疼痛管理
 
第3章 チーム医療による回復期リハビリテーションの実践
 入院時の多職種による評価

  1 入院時の多職種による評価
 総合実施計画書の作成と患者・家族への説明
  2 総合実施計画書の作成と患者・家族への説明
 カンファレンス・各種回診によるコミュニケーション
  3 リハビリテーションチームカンファレンス
  4 栄養サポートチーム(NST)カンファレンス・回診
  5 ADLカンファレンス・回診
  6 装具カンファレンス・回診
  7 リハビリテーション病棟回診
 医療の質・安全管理委員会,チームの活動
  8 転倒・転落防止対策チーム
  9 骨粗鬆症リエゾンチーム
  10 急変時対応チーム
  11 感染対策チーム(ICT)
  12 防災対策チーム
 院内感染対策・COVID-19への対応
  13 院内感染対策・COVID-19への対応
 院内での情報共有ツールの活用など
  14 院内での情報共有ツールの活用など
 
第4章 ケーススタディ
 疾患別・重症度別のリハビリテーションの進め方

  1 脳卒中①短下肢装具を作製し家屋環境評価後に
 訪問リハビリテーションへ継続した症例
  2 脳卒中②長下肢装具療法で介助量軽減し気切孔閉鎖後
 経口摂取可能となった症例
  3 脳卒中③片麻痺・高次脳機能障害がある転倒反復症例―チームアプローチの実際―
  4 脳卒中④入院中から院外諸機関と連携し運転再開・復職した症例
  5 大腿骨近位部骨折①二次性骨折予防の実際と計画的な家屋環境調整を行い在宅復帰した症例
  6 大腿骨近位部骨折②下肢腫脹から深部静脈血栓症診断につなげた症例-リスク評価と2チャレンジルール-
  7 大腿骨近位部骨折③COVID-19院内対応下でリハビリテーションを実施した症例
  8 脊椎圧迫骨折①保存的治療:コルセット作製,装着指導した症例
  9 脊椎圧迫骨折②再骨折例の疼痛観察とリスク管理,指導を行った症例
  10 脊髄損傷①家事動作練習を強化した不全四肢麻痺症例―訪問・外来リハビリテーションとの連携―
  11 脊髄損傷②摂食動作を獲得した四肢麻痺症例-食器・食具の工夫とポータブルスプリングバランサーの活用-
  12 下肢切断:糖尿病性足壊疽による切断症例―下腿義足作製と復職支援―
  13 廃用症候群①肺炎後に心不全を合併した症例―リスク管理・観察のポイント―
  14 廃用症候群②脳梗塞後の急性膵炎,サルコペニア症例―栄養管理と運動負荷調整―
 社会的因子に即した退院支援の進め方
  15 経済的困窮者への支援事例:生活保護受給者に対する行政との連携
  16 家庭介護力不足症例への退院支援―在宅支援者との協業・包括的アプローチ―