アンラーニング質的研究**新曜社/楠見 友輔/978-4-7885-1849-0/9784788518490**

販売価格
3,960円(税込み)
表象の危機と生成変化
編著
楠見 友輔
出版社
新曜社
分野
 
看護研究

数量

特集
新刊
販売期間
2024/07/04~
商品コード
9784788518490
発行 2024年7月
判型:4-6 312頁
ISBN 978-4-7885-1849-0

質的研究は幅広い分野に拡大し、豊かな実践を生み出している。その一方で、方法は知らず知らずのうちに形骸化し、必要とされる変化を閉ざしてしまう可能性がある。質的研究を「アンラーニング(学びほぐし)」し、問いを創出しつづけるための本。

【目 次】
はじめに

第1章 アンラーニング質的研究
 1.質的研究の型
 2.共に学ぶ
 3.質的研究を開く

第2章 質的研究の伝統
 1.質的研究の特徴
 2.社会構成主義というパラダイム
 3.伝統の型をほぐす

第3章 質的研究の変化
 1.変化している質的研究
 2.表象の危機
 3.表象の危機によって何が生じたか
 4.ポストモダニズムの受容

第4章 質的研究の弱体化に抗う
 1.正当性の危機
 2.厳密さを巡る議論
 3.監査文化への抵抗
 4.監査文化と質的研究

第5章 社会問題を扱う質的研究
 1.マイノリティ
 2.社会構成されたアイデンティティ
 3.証拠をめぐる政治
 4.専門家のジレンマ

第6章 質的研究者の倫理
 1.倫理
 2.権力関係を分析する
 3.上に向けての研究

第7章 質的研究者のポジショニング
 1.質的研究を「書く」こと
 2.研究者のポジショニング
 3.中立性から逃れて書く

第8章 ラディカルに変化する質的研究
 1.参加型アクションリサーチ
 2.オートエスノグラフィ
 3.アーツベースドリサーチ
 4.逸脱することの意義

第9章 質的研究の新たな展開
 1.存在と認識における科学的常識の変化
 2.質的研究のポストを目指す動き
 3.倫理-存在-認識論

第10章 ポスト質的研究
 1.「ポスト質的研究」の含意
 2.質的研究の生成変化
 3.方法論なき方法論
 4.ポスト質的研究を拓く

結び(consummation)

エピローグ