鍼灸安全対策マニュアル**医歯薬出版/坂本 歩/978-4-263-24099-1/9784263240991**

販売価格
4,620円(税込み)
編著
坂本 歩
出版社
医歯薬出版
分野
 
鍼灸療法技術

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書籍版 販売期間
2024/07/22~
JANコード
9784263240991
商品コード
9784263240991
発行 2024年7月
判型:B5判 266頁
ISBN 978-4-263-24099-1

監修:坂本 歩
編:形井 秀一 / 全日本鍼灸学会臨床情報部安全性委員会

鍼灸師に必要なリスクマネジメントの知識を一冊で網羅!

●「鍼灸安全対策ガイドライン2020年版」に準拠した内容で、具体的な対策や方法をおよそ150点の図表や写真を用いて分かりやすく解説。

●鍼灸師が臨床で遭遇することの多いアクシデントやインシデントへの対策を最新の考え方に基づいて解説。

●アクシデント・インシデントが発生した際にあわてることのないよう、治療院に常備したい一冊。

●鍼灸安全学のテキストにも最適!

【目 次】
第1章 鍼灸安全対策総論
 1.法令の遵守
  1)はじめに
  2)施術者の責務と施術所の開設者あるいは運営者の責務
  3)カルテ・個人情報保護について
  4)労働環境について
  5)契約責任および不法行為責任等について
  6)法令に関して
 2.医療事故の要因
  1)はじめに
  2)不安全行動と不安全状態
  3)不安全行動の分類
  4)不安全行動の背景要因
 3.医療事故の予防策
  1)はじめに
  2)個人的レベルに焦点を当てたヒューマン・エラー対策
  3)作業環境レベルに焦点を当てたヒューマン・エラー対策
  4)集団組織レベルに焦点を当てたヒューマン・エラー対策
  5)ルール違反の対策
  6)ヒューマン・エラーや事故の対策立案の仕組み化
 4.インフォームド・コンセント
  1)はじめに
  2)インフォームド・コンセントの概念
  3)インフォームド・コンセントの意義
  4)インフォームド・コンセントの説明事項
  5)インフォームド・コンセントの成立要件
  6)インフォームド・アセント
  7)適切なインフォームド・コンセントを得るための医療従事者と患者の関係
  付録 鍼灸を受療するにあたっての注意事項の説明
 5.医療面接
  1)はじめに
  2)有害事象全般
  3)鍼施術による有害事象
  4)灸施術による有害事象
  5)鍼通電による有害事象
  6)粒鍼(耳鍼療法を含む)による有害事象
  7)医療面接時の注意
 6.施術録(カルテ)
  1)はじめに
  2)施術録(カルテ)の作成
  3)個人情報の取り扱い
 7.インシデントレポート,アクシデントレポート
  1)はじめに
  2)インシデント(ヒヤリ・ハット)とアクシデント(医療事故)
  3)報告書(インシデントレポート,アクシデントレポート)の作成
  4)報告書の検討・分析・対策・改善点・共有
  付録 インシデントレポート,アクシデントレポート
 8.施術所の構造と設備
  1)はじめに
  2)法律による要件
  3)衛生上の観点
  4)福祉住環境の観点
  5)防火・防災の観点
 9.医療機器の安全管理
  1)はじめに
  2)医療機器の分類
  3)医療機器の使用上の注意
  4)医用電気機器の安全対策
 10.出張施術─災害現場での施術を含む─
  1)はじめに
  2)出張施術の準備
  3)施術環境
  4)施術上の注意
 11.禁忌と注意
  1)禁忌の施術
  2)禁忌と注意すべき場合
  3)禁忌と注意すべき部位
 12.施術者の健康管理
  1)はじめに
  2)定期健診
  3)定期健診に追加すべき検査
  4)予防接種
 13.職業感染対策(1) 鍼刺し防止対策
  1)はじめに
  2)医療現場における針刺しの現状
  3)鍼灸施術における鍼刺しの現状
  4)鍼刺しが発生した場合の対処法
  5)鍼刺し防止策
 14.職業感染対策(2) 予防接種
  1)はじめに
  2)施術者に必要な予防接種の種類
  3)おわりに
 15.賠償責任保険
  1)はじめに
  2)賠償責任保険
  3)賠償責任保険の使用状況
  4)施術所の開設者(管理者)が想定しておくべきリスク
  5)加入すべき保険─賠償責任保険・火災保険・自動車保険・労働災害総合保険─
  6)賠償責任保険の主な補償内容と補償金額および適応除外─代表的な保険を例に─
  7)賠償責任保険の請求の仕方と注意事項
 16.医療事故の発生時・緊急時・急変時の対応
  1)はじめに
  2)緊急度について
  3)緊急度に応じた初期対応の実際
  4)急変に注意すべき疾患とその対応
  5)緊急時対応への備え
 17.医療事故に対する患者からの問合せへの対応
  1)はじめに
  2)問合せ内容の把握と対応
  3)問合せに対応する体制
  4)実際の対応に際して

第2章 鍼灸安全対策各論
 1.感染対策の基本
  1)はじめに
  2)感染成立のための3要素
  3)標準予防策(Standard precautions)
  4)感染経路別予防策
 2.消毒薬の種類と選び方
  1)はじめに
  2)消毒薬の種類
  3)消毒薬の選定
 3.施術所の衛生管理
  1)はじめに
  2)施術室・待合室の清掃
  付録 新型コロナウイルス感染予防のために推奨される換気方法
 4.手指衛生
  1)はじめに
  2)手指衛生の分類
 5.個人防護具(PPE)
  1)はじめに
  2)個人防護具(PPE)の種類
  3)鍼灸施術に用いる個人防護具(PPE)
 6.呼吸器衛生/咳エチケット
  1)はじめに
  2)呼吸器衛生
  3)咳エチケット
  4)鍼灸施術の現場で行うべき呼吸器衛生/咳エチケット
 7.施術ベッドとその周辺環境の衛生管理
  1)はじめに
  2)環境表面の消毒
  3)汚物処理
 8.医療機器の洗浄・消毒・滅菌
  1)はじめに
  2)洗浄・消毒・滅菌
  3)スポルディングの器具分類
  4)施術器具の滅菌
  5)施術器具の滅菌処理・保管
 9.施術野の消毒
  1)はじめに
  2)消毒薬の種類
  3)消毒綿の作製方法および製品
  4)皮膚の清拭方法と手順
 10.衛生的刺鍼法
  1)はじめに
  2)衛生的刺鍼法を実践するための道具
  3)クリーンニードルテクニック
  4)衛生的刺鍼法の実践
  5)おわりに
 11.廃棄物の処理
  1)はじめに
  2)感染性廃棄物
  3)感染性廃棄物の判断基準
  4)廃棄物の処理方法
 12.臓器損傷防止策総論(刺鍼深度)
  1)はじめに
  2)総論
  3)各論
  4)刺鍼深度の解剖学的考察
 13.気胸の防止策
  1)はじめに
  2)施術前の注意点
  3)施術中の注意
  4)気胸を疑う症状
  5)気胸が疑われる場合
 14.神経損傷・心血管損傷の防止策
  1)はじめに
  2)神経損傷
  3)血管・心臓損傷
  4)解剖学的知見
  5)施術上の注意
  6)神経損傷・心血管損傷が疑われる場合の対応
 15.抜鍼困難・折鍼・伏鍼の防止策
  1)はじめに
  2)抜鍼困難の原因と予防および対応
  3)折鍼と伏鍼の原因と予防および対応
 16.皮膚疾患の防止策
  1)はじめに
  2)鍼施術による皮膚疾患有害事象のリスク因子
  3)スキンケアに関する生活指導
  4)リスクマネジメント
 17.灸の有害事象の防止策
  1)はじめに
  2)リスク因子
  3)熱傷
  4)灸痕化膿
  5)長期施灸による施灸部の腫瘍化
  6)灸や線香の煙
 18.副作用の防止策
  1)はじめに
  2)副作用の原因と予防と対応
 19.鍼の抜き忘れの防止策
  1)はじめに
  2)鍼の抜き忘れのリスク因子
  3)鍼の抜き忘れ防止策
  4)鍼の抜き忘れが判明した場合の対応
   (1)施術所内
   (2)施術所外─患者の帰宅後─
 20.ベッドからの転落の防止策
  1)はじめに
  2)リスク因子
  3)安全対策/注意事項
  4)事故発生時の対応
 21.顔面部施術の安全対策
  1)はじめに
  2)安全対策全般
  3)避けるべき施術
  4)有害事象の防止策と発生後の対応

第3章 関連療法の安全対策
 1.低周波鍼通電療法の安全対策
  1)はじめに
  2)鍼電極低周波治療器
  3)鍼通電に使用する鍼
  4)心臓ペースメーカーや植込み型除細動器使用者への鍼通電の禁忌
  5)過剰刺激の防止
 2.灸頭鍼療法の安全対策
  1)はじめに
  2)灸頭鍼の熱傷の原因
  3)灸頭鍼の注意事項
  4)灸頭鍼で使用する道具
  5)艾球落下の防止策
  6)過度な輻射熱による熱傷
  7)艾球への点火
  8)換気
  9)事故発生時の対応
 3.刺絡療法の安全対策
  1)はじめに
  2)安全上の問題
  3)安全対策
  4)(公社)全日本鍼灸学会における刺絡療法の取り扱い
 4.皮内鍼療法・円皮鍼療法の安全対策
  1)はじめに
  2)有害事象の種類
  3)有害事象のリスク因子
  4)安全対策・注意事項
  5)事故発生時の対応
 5.てい鍼療法と皮膚鍼療法の安全対策
  1)はじめに
  2)使用する鍼
  3)有害事象のリスク因子
  4)有害事象の予防策と対応策
 6.粒鍼療法の安全対策
  1)はじめに
  2)有害事象発生のリスク因子
  3)有害事象の予防策
  4)有害事象発生時の対応