看護主任マネジメント入門**日本看護協会出版会/別府 千恵/978-4-8180-2779-4/9784818027794**

販売価格
2,750円(税込み)
看護管理実践Guideビギナーズ

新任主任のマインドセットと「困った場面」の切り抜け方
編著
別府 千恵
出版社
日本看護協会出版会
分野
 
看護管理

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書籍版 販売期間
2024/08/07~
JANコード
9784818027794
商品コード
9784818027794
発行 2024年8月
判型:A5判 192頁
ISBN 978-4-8180-2779-4

主任1年目のリアルな困りごとに スゴ腕の先輩マネジャーたちが「理論」と「経験」からアドバイス!
「主任って何をする人?」と思った時に読みたいガイドブック!


管理者として第一歩を踏み出した看護主任。
でも「主任って何をすればいいの?」「研修だってきちんと受けていないし…」という声が聞こえてきそうです。

本書では、主任になったばかりの4人のナースから寄せられた困りごとに、ベテランマネジャーたちが解決のヒントを示します。
実は「主任時代がいちばん楽しかった!」という管理者は多いとか。
明日からのマネジメント指針として活かせる経験知や理論が満載!

【目 次】
Chapter1「次の主任はあなたです」と言われたら
1 主任になるのは大変?
  マインドセットとは/看護管理者に対するイメージ/女性が昇任することの困難さ/中堅看護師の陥りやすいキャリアプラトー
  
2 はじめから完璧を目指さない
  あなたのリーダーシップは見られていた/主任になっていく/私が主任だった頃/一皮むけた経験
  
3 管理業務を恐れない
  マインドセットをしなやかにする/部下をもつということ
  
4 影響力はどこからくるか
  影響力を行使することの意味/公的権限/信頼関係で得る権限
  
Chapter2 よくある「困った場面」こう考えるとうまくいく
 ◇Case1 看護師と看護補助者との協働
   Advice1 互いの業務を理解し思いやりをもつことで 「協働機能」を高める
   Advice2 共通の「目的」に向かって 双方が自発的に自らの役割を果たすために
  
 ◇Case2 書類の渡し間違い
   Advice1 ルールに基づく迅速な「一次対応」と 組織全体で取り組む「二次対応」
   Advice2 管理者の「権限」「能力」「行動」を認識し コンピテンシーを意図的に発揮する
  
 ◇Case3 外部イベントへの参加
   Advice1 マネジメントの視点を学びながら 日々の出来事に目を向け、変革を起こす
   Advice2 指揮命令系統を把握し、目標を咀嚼したうえで スタッフには自分自身の言葉で伝える
  
 ◇Case4 手順書の見直し
   Advice1 立場によって視点が違うことを踏まえて 「問題」と「課題」を見極める
   Advice2 チーム活動を通じてスタッフの成長を促すために レディネスに応じた指導とサポートを
  
 ◇Case5 研修レポート作成のフォロー
   Advice1 自身の「看護観」をもって日々の看護を行えるよう 2年目以降のスタッフもサポートし続ける
   Advice2 研修から学びを拡張させるには 本人による「言語化」と「リフレクション」が欠かせない
  
 ◇Case6 ベッドコントロール
   Advice1 患者にとって望ましい療養環境を多角的に検討し 他部署と交渉できるスキルを身につける
   Advice2 患者の利益を守るスタンスでマネジメントを行い 部署全体の倫理性を高める
  
 ◇Case7 ベテラン看護師への介入
   Advice1 対話を重ね、定期的にフィードバックを行うことで 本人とスタッフの両者を守る
   Advice2 意思決定プロセスに参加させ、「情報・資源・機会」を提供することでエンパワーメントし続ける
  
 ◇Case8 労務管理の課題への取り組み
   Advice1 「緊急ではないが重要な仕事」を日々の業務に取り入れ、現場を改善するのが主任のマネジメント
   Advice2 目的に向けた当事者間のディスカッションで 合意形成、意思決定、行動変容をねらう 
  
 ◇Case9 スタッフへの依頼・情報提供
   Advice1 「サーバントリーダーシップ」の理念に沿って 3つの行動を振り返ってみる
   Advice2 「X理論・Y理論」を意識しつつ、与えられた仕事を スタッフが自分事と思えるようにサポートする
  
 ◇Case10 主任の言動への誤解
   Advice1 スタッフに与える影響が大きいことを念頭に 管理者らしい言葉遣いや現場への配慮を習慣化する
   Advice2 主任という新たな役割を獲得するために必要な 「関係性の変化」「知識」「行動変容」
  
 ◇Case11 医師と看護師の意見の対立
   Advice1 「コミュニケーションプロセス」や「意思疎通の方法」の改善を冷静に検討する
   Advice2 職種ごとの行動特性・価値・倫理観を認識し 生産的活動につながるように橋渡しをする
  
 ◇Case12 インシデント発生時の対応
   Advice1 ICを行う患者に対しては冷静かつ真摯な対応を 当事者のスタッフへの介入は時期を逃さず行う
   Advice2 主任としての成長に向けて、「視野の変化」と 「経験から学ぶこと」を意識する
  
 ◇Case13 看護提供体制の変更
   Advice1 病棟が目指す看護とその方法論を全体で共有し スタッフも巻き込んで新しい体制を構築する
   Advice2 現場に踏み込める強みを活かして 変革によって成し遂げたいビジョンを共有する
  
 ◇Case14 スタッフのモチベーション管理
   Advice1 「内発的動機づけ」につながるように 寄り添い、共感し、一緒に悩む
   Advice2 「職務特性モデル」を意識して ワークモチベーションや職務満足感を高める
  
 ◇Case15 ベテラン看護師の働き方
   Advice1 スタッフが「生涯学び続けること」に意義や責務を見出し ポジティブなモチベーションをもてるよう支援する
   Advice2 看護の実践知を明確にし、やりがいにつなげるとともに 組織の中で求められる役割期待に応えてもらう
  
 ◇Case16 病棟内の教育
   Advice1 「思考発話」を取り入れて指導側のハードルを下げ スタッフの成長の結果に目を向ける
   Advice2 部署の目標に応じた教育のビジョンをもって 全員でスタッフ教育にかかわる仕組みをつくる
  
Chapter3 新しく主任となる皆さんに伝えたいこと
1 主任としての自分を受け入れるまでの波
  学びながら主任として成長していく
  
2 他職種との関係性における変化の波
  主任にとって、医師は敵?/他職種が負う職務と責任を理解する
  
3 部署のスタッフとの関係性における変化の波
  立ち位置が変わることで避けられないこと/組織の目標を踏まえた人材育成/スタッフのニーズを把握して動機づける/フェアな姿勢でスタッフにかかわる/スタッフの成長を願ってフィードバックする
  
4 師長との関係性における変化の波
  対話によって合意形成を図り、ともに組織を導いていく
  
5 自己効力感の低下の波
  自己開示によって周囲からサポートを得る
  
6 新任主任としての混乱を乗り越えた先に見えるもの
  自分のルールに則って、責任と誇りをもって行動する