エンドオブライフケア学**日本看護協会出版会/日本エンドオブライフケア学会/978-4-8180-2781-7/9784818027817**

販売価格
4,180円(税込み)
“自分らしく生きる”哲学
編著
日本エンドオブライフケア学会
出版社
日本看護協会出版会
分野
 
がん看護・疼痛管理・ターミナルケア

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特集
新刊
販売期間
2024/08/20~
商品コード
9784818027817
発行 2024年8月
判型:B5判 208頁
ISBN 978-4-8180-2781-7

監修:一般社団法人 日本エンドオブライフケア学会
編集:浅見 洋 / 足立 智孝 / 高橋 在也 / 長江 弘子 / 平原 佐斗司 / 島田 千穂

人文社会科学分野の専門家による20の観点から「人間」に焦点を当て、エンドオブライフケアの本質を探る。

本書は哲学・死生学・医療人文学・臨床宗教学など、人文社会科学分野の専門家による20の観点から、エンドオブライフケアについて探求します。

自分はどう生きたいか、人生とどう向きかうのか、人生の最期をどのように迎えたいのか、その際に、どんな医療やケアを受けたいか――「最善の生を生ききる」人とそれを支援する人の一助となる一冊です。

【目 次】
はじめに

序章 エンドオブライフケアとは何か
   エンドオブライフケアの概念と学際的アプローチの重要性

1章 エンドオブライフケアの概念とその背景となる人間の死生
  1 エンドオブライフケアの基盤にある哲学と人間理解――最期までその人の尊厳を支えるホモ・クーランスの哲学
  2 対話を通して生と死を学び合う――これからの死生学のために
  3 日本における「望ましい死」の概念と死生観
  4 その人らしい死の実現へのケア――限界状況においても実現できる意味と価値
  5 エンドオブライフを暮らす――老いと終末期を支える住まい

2章 エンドオブライフケアにおける倫理的・法的視座と人間の尊厳
  1 意思決定支援における倫理
  2 エンドオブライフケアにおけるナラティヴ・アプローチ
  3 死を迎える人の嘆きと願いを聞く対話
  4 住み慣れた地域で、最期まで自分らしく尊厳を持って生きる
  5 晩年を支える法――人間の尊厳の法的保護をめぐって

3章 エンドオブライフケアを支えるコミュニティと社会活動
  1 学びと対話の場を創る――エンドオブライフをめぐる生き方の理解と共有をめざして
  2 喪失と死を共に受けとめ、助け合って生きる――コンパッション都市・コミュニティという試み
  3 「証言」としての病いの語り――死にゆく人の語りをどう聞くか
  4 現代の「死別を支え合う地域コミュニティ」の形成――病気で家族を失う人へのサポート
  5 臨床宗教師によるスピリチュアルケアとグリーフケア

4章 歴史の中を生きる私たちの心とエンドオブライフケア
  1 終末期ケア・ホスピスケア・緩和ケア、そしてエンドオブライフケアの展開史
  2 現代における日本人の死生観とエンドオブライフケア――死生観の多様性と個別性に配慮する
  3 高齢者の将来の語りからみる心理
  4 老いから死に至る過程における意識――〈迷惑〉意識をめぐって
  5 エンドオブライフケアと「生きがい」の概念