PACCガイドブック 2024**へるす出版/978-4-86719-095-1/9784867190951**

販売価格
2,420円(税込み)
救急隊員による循環器疾患の観察・処置の標準化
出版社
へるす出版
分野
 
救命・救急医学

数量

特集
新刊
販売期間
2024/09/02~
商品コード
9784867190951
発行 2024年9月
判型:B6判 144頁
ISBN 978-4-86719-095-1

監修:日本臨床救急医学会
編集:日本臨床救急医学会 PACCガイドブック編集委員会
編集協力:日本循環器学会

循環器疾患病院前救護の羅針盤
より適切な病態把握と搬送先医療機関選定のために


PACC(Prehospital Acute Cardiac Care)コースでは,病院前における循環器疾患の病態を早期に把握し,適切な医療機関へ搬送するまでの一連の過程を学習します。
本書では,見逃してはならない循環器疾患の病態や12 誘導心電図の基本的な判読方法,典型的な心電図所見に至るまで,わかりやすく解説しています。

本書の特徴
・PEMECコースとの整合性を図りつつ,12誘導心電図の判読や循環器疾患にかかわる観察・処置について解説しました。

・循環器疾患において代表的な「胸痛」「呼吸困難」「腰背部痛」「動悸」「失神・めまい」の5症候に関し,15のケースシナリオ・ケースマップを紹介しています。
・各シナリオごとに典型的な心電図を掲載しました。12誘導心電図判読の実践的な学習に役立てていただけます。

【目 次】
PACC総論
Ⅰ イントロダクション

 1 循環器病対策に関する法整備
 2 PACCとは
 3 循環器救急疾患病院前救護の標準化に向けて
 4 他の標準化コースとの関係
  
Ⅱ PACC の概略
 1 PACC の目的
 2 PACC で使用する用語
 3 PACC アルゴリズムの概要
  
Ⅲ PACC アルゴリズム
 Step 1:状況評価
 Step 2:初期評価
 Step 3:情報収集およびバイタルサインの測定
 Step 4:判 断
 Step 5:全身観察/重点観察
 Step 6:評価・ファーストコール・特定行為
 Step 7:車内活動
  
Ⅳ ACS に関連する心電図所見
 心電図の基礎知識
 1 胸痛を伴うST 上昇
 2 T 波増高(hyperacute T wave)
 3 胸痛を伴うST 低下/狭心症が既往にあるST 低下
 4 症候性徐脈
 5 不安定な頻拍
  
Ⅴ 胸痛をきたす代表的な疾患
 1 急性冠症候群(ACS)
 2 急性大動脈解離
 3 肺血栓塞栓症
 4 緊張性気胸
 5 特発性食道破裂
  
Ⅵ  心不全
 1 心不全の病態
 2 心不全の原因
 3 心不全の分類
  
症候別各論
PACCのシミュレーショントレーニング

 1 PACC コースの概要
 2 PACC コースのシナリオ
 3 ケースマップ
 4 ケースマップ内の略語・表現
 5 トレーニングの進め方
  
Ⅰ 胸 痛
 「胸痛」と聞いたらこれだけは忘れない
 現場活動のポイント
 ケースシナリオ
  Case 1:下壁梗塞
  Case 2:急性心膜炎
  Case 3:前壁中隔梗塞
  Case 4:主幹部閉塞
  
Ⅱ 呼吸困難
 「呼吸困難」と聞いたらこれだけは忘れない
 現場活動のポイント
 ケースシナリオ
  Case 5:肺血栓塞栓症
  Case 6:急性心不全
  
Ⅲ 腰背部痛
 「腰背部痛」と聞いたらこれだけは忘れない
 現場活動のポイント
 ケースシナリオ
  Case 7:急性大動脈解離(Stanford B)
  Case 8:急性大動脈解離(Stanford A)
  Case 9:腹部大動脈瘤破裂
  
Ⅳ 動 悸
 「動悸」と聞いたらこれだけは忘れない
 現場活動のポイント
 ケースシナリオ
  Case 10:発作性上室頻拍(PSVT)
  Case 11:心室頻拍
  
Ⅴ 失神・めまい
 「失神・めまい」と聞いたらこれだけは忘れない
 現場活動のポイント
 ケースシナリオ
  Case 12:トルサードドポアンツ
  Case 13:大動脈弁狭窄症
  Case 14:徐脈頻脈症候群
  Case 15:無痛性心筋梗塞