予防のためのせん妄ケア**メディカ出版/北浦 祐一/978-4-8404-8522-7/9784840485227**

販売価格
3,520円(税込み)
起こしま「せん、もう」!!「火」がつきそうな人の「火」を出さない!
編著
北浦 祐一
出版社
メディカ出版
分野
 
精神看護

数量

特集
新刊
販売期間
2024/09/20~
商品コード
9784840485227
発行 2024年9月
判型:B5判 168頁
ISBN 978-4-8404-8522-7

●正誤表

監修:北浦 祐一(松下記念病院 精神神経科)
編集:吉井 ひろ子(関西医科大学総合医療センター 看護部)

勉強会でもそのまま使えるスライド形式!

「せん妄予防でするべきことなんて、耳タコだよ! やっても効果がないから困ってるんじゃない!」と疲れ切っているあなた。「するべきこと」を効果的に行えるポイントを教えます。「火消し」は消すのが仕事じゃない!火を出さないことがかっこいいんだ!

せん妄予防の基礎・実践について、要点を絞りスライド形式で端的に解説!「どう動くべきか?」実際の行動に結びつく!

「せん妄はなぜ予防が大切?」などの基礎知識から、予防のための取り組み、起こってしまったせん妄を悪化させないための治療・対応、高齢者ケア、社会的な視点からみたせん妄対応までを解説。

キーメッセージを大きく示したスライド&わかりやすい解説で要点がしっかり頭に入る!

【目 次】
・はじめに
  
第1章 せん妄はなぜ予防が大切なのか
 1.知っておきたいせん妄の基礎知識
 2.せん妄はなぜ予防が大切なのか
  
第2章 今日からできる予防の取り組み
1.予防のための薬剤の知識
  不眠時に使用する薬剤と問題点
  ベンゾジアゼピン系薬剤
  オレキシン受容体拮抗薬
  抗うつ薬
  処方薬の整理
2.知識を実践につなげる
  せん妄の診断基準の観察ポイントを押さえる
  注意と意識
  変動性
  認知
  意識と昏睡
  複数の病因
3.外来からはじめるせん妄予防プログラム
  なぜ外来からせん妄予防をはじめるのか
  外来でのアプローチ
  入院当日に行う評価
  観察と看護計画立案
  せん妄ケア
  
第3章 起こってしまったせん妄への対応
1.明日からできるせん妄の治療
  抗精神病薬を知ろう
  補助療法を検討しよう
  せん妄のリスクがあれば、ためらわずに薬剤を使おう
2.せん妄のときの効果的な申し送り
  不眠と不穏を見分ける
  それぞれのときに使用する薬剤
  治療的な申し送りで伝えること
3.多職種で取り組む効果的な対策
  精神科リエゾンチームの実際
  薬剤師の役割
  臨床心理士/公認心理師の役割
  作業療法士の役割
  医療ソーシャルワーカーの役割
  
第4章 明日から使える高齢者ケアのヒント
1.明日からできる高齢者ケア
  認知症患者さんへのかかわり
  かかわるときにできる工夫
2.地域につなぐための高齢患者のケアの見直し
  高齢者を地域につなぐ
  フレイルの基礎知識
  フレイルを悪化させないためのケア
  ①睡眠
  ②痛み
  ③BPSDとの鑑別
  ④社会機能のリカバリ
3.「病棟別・疾患別」の家族も含めたせん妄ケア
  ICUせん妄編
  一般病棟編
  アルコール離脱せん妄編
  緩和ケア編
  
第5章 社会的な視点からみたせん妄対応
1.拘束・抑制と患者さんの権利擁護
  一般病棟と精神科病棟の比較
  身体的拘束の定義
  身体的拘束の法的根拠
2.高齢者のQOL向上のためにできること
  健康寿命を延ばす取り組み
  退院後のQOL低下を防ぐために
  患者さんの自己効力感を高める
  地域への橋わたし