Evidence Basedで考える 認知症リハビリテーション2 BPSDの評価と介入戦略**医学書院/田平 隆行/978-4-260-05669-4/9784260056694**

販売価格
4,400円(税込み)
[Web動画付]
編著
田平 隆行
出版社
医学書院
分野
 
リハビリテーション技術

数量

特集
新刊
販売期間
2024/10/11~
商品コード
9784260056694
発行 2024年10月
判型:B5判 280頁
ISBN 978-4-260-05669-4

編集:田平 隆行 / 田中 寛之

認知症新時代に求められるエビデンスベースのBPSDリハビリテーション・ケア

好評を得た『Evidence Basedで考える認知症リハビリテーション』の第2弾。前作同様、「臨床と研究をつなぐ」「エビデンスベースド」をコンセプトに、認知症者の行動・心理症状である「BPSD」を深く掘り下げる。症状ごとの出現要因や適切な解釈、最新の知見をもとにした妥当な介入戦略の数々を紹介。各項目収載のレクチャー動画も理解の助けとなる。認知症リハビリテーション・ケア分野の医療従事者必携の1冊。

【目 次】
chapter 1 BPSD総論/基礎的知識
 1 BPSDとは何か
 2 認知症の各疾患,重症度,およびBPSDの特徴
  A アルツハイマー型認知症,血管性認知症,レビー小体型認知症,前頭側頭型認知症
    Column:BPSDと認知症者本人を取り巻く環境づくり
  B 軽度認知障害(MCI),主観的認知機能低下(SCD)
    Column:SCDを取り巻くさまざまな要因
  C 軽度行動障害(MBI)
  D 若年性認知症
    Column:若年性認知症の人に対する就労支援の現在
 3 BPSDのもう1つの理解
    ──チャレンジング行動(挑戦的行動) challenging behavior──
    Column:BPSDの本当の症状は?
 4 BPSDの背景要因
    Column:ひもときシート

chapter 2 BPSDの種類/評価/介入戦略
 1 BPSDの種類,評価尺度(症状特異的),発現機序からリハ・ケア介入戦略の立案まで
  A 妄想
    Column:その他の代表的な妄想
  B 幻覚
    Column:その他の代表的な幻覚
  C agitation(焦燥性興奮)
    Column:agitationと不穏
  D 脱抑制・易刺激性(易怒性)
    Column:認知症者の怒り
  E うつ・アパシー
    Column:多元的なアパシーの評価
  F 不安
    Column:認知症者の不安の負の連鎖を,認知症ポジティブの正の連鎖へ
  G 異常行動
    Column:徘徊に対するさまざまなサポート
  H 睡眠-覚醒障害・概日リズム障害
    Column:人の概日リズム機構と休息や活動のパターン
  I 食行動
    Column:よく観察すれば,どこかにヒントが落ちている?
    Column:BPSDのクラスター分類
 2 BPSDの出現モデル・マネジメントモデル
  A 学習理論──ABC分析を含めて
    Column:スタッフ・サポート・システム(SSS)とは
  B unmet needs model
    Column:在宅認知症高齢者の unmet needsについての報告
  C DICEアプローチ
  D model of imbalance in sensoristasis(BACEアプローチ)
  E Progressively Lowered Stress Threshold model(PLST model)
  F Comprehensive Process Model of Engagement(CPME)
 3 BPSDの評価尺度
  A Neuropsychiatric Inventory(NPI)
    Column:リハビリテーションにおけるNPIの使用法
  B 認知症困りごと質問票(BPSD+Q)
  C Behavioral Pathology in Alzheimer's Disease(BEHAVE-AD)
    Column:BEHAVE-ADの応用
  D Dementia Behavior Disturbance Scale(DBDスケール)
    Column:認知症初期集中支援チームでの活用

chapter 3 BPSDの介入手順/具体的な方法論
 1 BPSDの介入手順
  A ステップに沿ったBPSDへの対応
  B BPSDの薬物療法(代表的薬剤,効果,副作用)
    Column:抗精神病薬の使用は悪なのか?
    Column:agitationとは?
 2 BPSDの非薬物的介入の具体的な方法論
  A BPSDに対する非薬物的介入の概要
  B 音楽介入
    Column:音楽がその人の生活に寄与すること
  C 回想法
    Column:VRを用いた新しい回想法
  D Tailored Activity Program(TAP)
  E 認知行動療法
    Column:認知行動療法のセッションの進めかた
  F ルーチン化療法
    Column:クライエントの「その後」を追えないセラピストの務め
  G Simulated Presence Therapy(SPT)
    Column:オンラインツールの活用
  H 物理的環境支援・介入
    Column:環境音は認知症のケアへ応用できるのか?──新たな挑戦
  I DEMBASEを用いたケアプログラム
  J ICT・ロボット介入
    Column:遠隔でクライエントを見守るロボットシステム
  K 家族支援・教育介入
    Column:教育介入が効果的な介護家族のタイプ
  L 医療・介護従事者への支援・教育介入
    Column:医療・介護従事者への支援・教育の現場で
  M 多職種連携(チーム)による介入
    Column:誰のためのリハビリテーション? ケア?