新編 内部障害のリハビリテーション 第3版**医歯薬出版/上月 正博/978-4-263-26689-2/9784263266892**

販売価格
10,560円(税込み)
編著
上月 正博
出版社
医歯薬出版
分野
リハビリテーション技術

数量

販売期間
2024/12/26~
商品コード
9784263266892
発行 2024年12月
判型:B5判 488頁
ISBN 978-4-263-26689-2

総編集:上月 正博
編:海老原 覚 / 伊藤 修

内部障害のリハビリテーションを網羅した好評書の改訂第3版!

●内部障害のリハの最新知識と具体的な進め方を解説したテキストが7年ぶりに改訂.

●内部障害のリハを始める医師やリハ関連職に役立つよう,またすでに現場で内部障害リハを行っているスタッフのブラッシュアップにも役立つよう,本文に図表を多く取り入れてわかりやすくまとめた.

●改訂版では,COVID-19,サルコペニア,フレイル,肝硬変への運動療法など最新の知見を盛り込み,内容をアップデート.各種ガイドライン改訂に合わせたデータ刷新,各種制度の変更などにも対応した.

【目 次】
第3版の序
第2版の序
第1版への推薦のことば
第1版の序

第1章 内部障害
 I 内部障害の定義と種類
 II 内部障害の統計
  1.内部障害の統計
  2.内部障害の症状や社会問題
  3.内部障害に対する行政の課題
  4.リハビリテーションのパラダイムシフト
  5.リハビリテーション従事者に望むこと

第2章 運動医学
 I 運動と代謝,運動と筋
  1.骨格筋
  2.骨格筋の構造と収縮
  3.筋収縮のためのエネルギー供給
  4.筋線維
  5.ミトコンドリアと骨格筋・運動の役割
  6.運動による筋線維の変化
 II 廃用症候群と老年症候群
  1.廃用症候群の定義と内容
  2.廃用症候群の系別の病態生理
  3.廃用症候群になりやすい対象
  4.老年症候群
 III 身体不活動とサルコペニア,フレイル
  1.身体不活動の定義と実態
  2.サルコペニア
  3.フレイル
  4.PIがもたらすサルコペニア,フレイルとその対策
  5.リハビリテーション・運動処方の原則:FITT-VP
  6.Exercise is Medicine
  7.HIFと低酸素応答
 IV 運動と呼吸循環
  1.運動と呼吸
  2.運動と循環
 V 運動と臓器障害
  1.最大酸素摂取量に影響を与える障害
  2.身体トレーニング(持久性訓練)および廃用(脱調節)による循環系の変化
 VI 運動療法と運動負荷試験
  1.リスクの層別化
  2.運動療法と運動負荷試験の禁忌
  3.運動療法中と運動負荷試験中の中止基準
  4.運動負荷試験
  5.運動処方

第3章 呼吸器機能障害
 I 呼吸器の構造と生理
  1.呼吸器の解剖
  2.呼吸生理
 II 呼吸機能障害の評価
  1.呼吸機能障害の評価のリハビリテーションにおける意義
  2.基本となる検査(一次検査)
  3.病態を詳しくみるための評価
  4.呼吸筋力テスト
  5.呼吸器系の防御
  6.運動耐容能の評価
  7.ADL評価
  8.QOL評価
 III 呼吸不全
  1.呼吸とは
  2.呼吸不全の診断
  3.呼吸不全の分類
  4.症状
  5.病態
  6.基礎疾患
 IV 呼吸不全をきたす疾患と病態
  1.COPD(慢性閉塞性肺疾患,従来の肺気腫および慢性気管支炎)
  2.その他の慢性呼吸器疾患
 V 呼吸リハビリテーション
  1.呼吸リハビリテーションの概要
  2.呼吸リハビリテーションの目的
  3.呼吸リハビリテーションのプロセス
  4.患者選択
  5.評価
  6.個別的プログラムの作成と実践
  7.理学・運動療法のリスク管理
  8.再評価と維持
  9.実施体制
  10.呼吸リハビリテーションの有益性
  11.呼吸リハビリテーションのプログラム構成と実際
  12.コンディショニング
  13.運動療法
  14.日常生活指導
  15.環境因子
  16.心理・社会的側面
  症例 呼吸リハビリテーションの実際:呼吸リハビリテーションにより生体肺移植を回避できた例

第4章 循環機能障害
 I 心臓の構造と生理
  1.心臓の解剖
  2.心収縮の電気生理
  3.心拍出量・前負荷・後負荷・心筋収縮能・心拍数
 II 循環機能障害の評価
  1.聴診
  2.胸部X線写真
  3.心電図
  4.ホルター心電図
  5.心エコー
  6.運動負荷試験
  7.心臓カテーテル検査
  8.その他の一般検査
 III 虚血性心疾患
  1.狭心症
  2.急性冠症候群
  3.心筋梗塞
 IV 心不全
  1.病態生理・分子病態
  2.HFrEFとHFpEF
  3.急性心不全
  4.補助人工心臓,心臓移植
  5.緩和ケア
 V 循環不全をきたす疾患と病態
  1.不整脈
  2.肺血栓塞栓症
  3.弁膜症
  4.心筋症
  5.成人先天性心疾患
  6.大動脈疾患
  7.高血圧症
  8.睡眠時呼吸障害
 VI 心臓リハビリテーション
  1.心臓リハビリテーションの定義・目的
  2.心臓リハビリテーションの時期的区分
  3.心臓リハビリテーションの構成要素
  4.心臓リハビリテーションの構成スタッフ
  5.心臓リハビリテーションの適応・禁忌
  6.運動療法プログラムおよび運動処方
  7.心臓リハビリテーションと安全性
  8.低いリハビリテーションへの参加率
  9.心臓リハビリテーションで寿命が延びる
  10.患者教育
  11.薬物療法
  12.栄養指導
  13.禁煙指導
  14.呼吸理学療法
  15.運動療法
  16.日常生活指導
  17.心筋梗塞のリハビリテーション
  18.慢性心不全のリハビリテーション
  19.冠動脈バイパス,弁膜症,大動脈疾患術後
  20.補助人工心臓
  21.末梢動脈疾患のリハビリテーション
  22.高血圧症の運動療法

第5章 腎臓機能障害
 I 腎臓の構造と生理
  1.腎臓の構造
  2.腎機能調節
  3.腎内分泌機能
 II 腎臓機能障害の評価
  1.尿タンパク
  2.血液検査
  3.クリアランス試験
  4.画像診断
  5.核医学検査
  6.腎生検
 III 腎不全
  1.急性腎障害(AKI)
  2.慢性腎臓病(CKD)
 IV 透析
  1.透析患者の疫学
  2.透析患者の問題点
  3.透析患者の就労の現状
  4.透析患者と介護保険
 V 腎臓リハビリテーション
  1.CKD患者とフレイル,サルコペニア
  2.CKDと運動
  3.腎臓リハビリテーション
  4.腎臓リハビリテーションの実際

第6章 肝臓機能障害
 I 肝臓の構造と生理
  1.肝臓の構造
  2.肝臓の生理
 II 肝臓機能障害の評価
  1.肝細胞変性の指標
  2.肝細胞合成能の指標
  3.肝細胞排出機能の指標
  4.胆汁うっ滞の指標
 III 肝不全
 IV 疾病と病態
  1.ウイルス性肝炎
  2.B型肝炎
  3.C型肝炎
  4.肝硬変
  5.脂肪性肝疾患
 V 肝臓リハビリテーション
  1.NAFLD・NASHのリハビリテーション
  2.肝硬変のリハビリテーション

第7章 小腸機能障害
 I 小腸の構造と生理
  1.解剖学的構造
  2.小腸活動のエネルギー源
  3.小腸の免疫機能
  4.消化管運動
  5.消化吸収
 II 疾患と小腸機能検査
  1.小腸機能検査の実際
 III 短腸症候群
  1.短腸症候群の定義と原因となる基礎疾患
  2.腸管大量切除の病態
  3.合併症
  4.術後経過と管理
 IV 小腸機能障害のリハビリテーション
  1.intestinal rehabilitation program
  2.在宅栄養療法
  3.immunonutrition
  4.ホルモン治療

第8章 代謝障害
 I 糖尿病
  1.糖尿病の疫学
  2.糖尿病の病態
  3.診断
  4.治療の目標とコントロール指標
  5.治療
  6.低血糖およびシックデイ
  7.急性合併症
  8.慢性合併症
  9.リハビリテーションの実際
 II メタボリックシンドローム
  1.メタボリックシンドロームとは
  2.疫学
  3.診断
  4.分子基盤(病態)
  5.治療
  6.リハビリテーションの実際
 III 脂質異常症
  1.疫学
  2.脂質代謝と動脈硬化
  3.診断
  4.管理目標
  5.治療
  6.リハビリテーションの実際
 IV 高尿酸血症・痛風
  1.疫学と病態
  2.診断
  3.治療と運動指導
 V 代謝障害の栄養指導・日常生活指導
  1.糖尿病
  2.脂質異常症
  3.高血圧
  4.高尿酸血症

第9章 直腸・膀胱機能障害
 I 直腸・膀胱機能障害に関する解剖と生理
  1.尿路系と尿の排泄
  2.小腸,大腸と便の排泄
 II 直腸・膀胱機能障害の評価
  1.排尿機能障害の評価
  2.排便機能障害の評価
 III 直腸・膀胱機能障害をきたす疾病と病態
  1.膀胱腫瘍
  2.神経因性下部尿路機能障害(神経因性膀胱)
  3.骨盤内臓全摘術
  4.放射線性腸炎
  5.クローン病
  6.潰瘍性大腸炎
  7.大腸がん(結腸がん,直腸がん)
 IV 直腸・膀胱機能障害のリハビリテーション
  1.直腸・膀胱機能障害の問題点
  2.直腸・膀胱機能障害のQOL
  3.ストーマの種類と特徴
  4.直腸・膀胱機能障害の生活指導
  5.ストーマリハビリテーションの際のリスク管理
  6.ストーマリハビリテーションの実際

第10章 臓器移植
 I 臓器移植におけるリハビリテーションの問題点
  1.臓器移植を取り巻く動向
  2.移植医療におけるリハビリテーションの役割
 II 心臓移植のリハビリテーションの実際
  1.心臓移植患者の特徴
  2.心臓移植後リハビリテーションプログラム
  3.心臓移植後リハビリテーションの実際
 III 肺移植のリハビリテーションの実際
  1.移植前のリハビリテーション
  2.移植後早期のリハビリテーション
  3.退院後1年未満のリハビリテーション
  4.退院後1年以降のリハビリテーション
  5.自験例の紹介
  6.運動耐容能の決定する5つの因子とは
 IV 肝臓移植のリハビリテーションの実際
  1.症例と経過
  2.リハビリテーション経過
 V 腎臓移植のリハビリテーションの実際
  1.腎臓移植とは
  2.腎臓移植前後のリハビリテーション
  3.薬物療法
  4.腎移植患者の妊娠・出産
  5.その他
 VI 造血幹細胞移植のリハビリテーションの実際
  1.造血幹細胞移植とは
  2.リハビリテーションの実際

第11章 摂食嚥下障害
 I 摂食嚥下障害に関する解剖と生理
  1.嚥下に携わる器官の解剖学
  2.摂食嚥下に関する生理学
 II 摂食嚥下障害の評価
  1.スクリーニング
  2.評価
  3.嚥下訓練
  4.ゴール設定
 III 摂食嚥下障害をきたす疾病と病態
  1.脳血管障害
  2.パーキンソン病
  3.脊髄小脳変性症,多系統萎縮症
  4.多発性硬化症(MS)
  5.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  6.末梢神経障害
  7.筋炎
  8.強皮症
  9.関節リウマチ
  10.全身性エリテマトーデス
  11.甲状腺機能亢進症
  12.神経筋接合部疾患
  13.認知症
  14.頭頸部腫瘍
 IV 摂食嚥下障害のリハビリテーション
  1.嚥下訓練
  2.リハビリテーションの際のリスク管理
  3.QOL
  4.PEG,PEJ,PTEG

第12章 がんのリハビリテーション
 I がんの臨床的特徴とリハビリテーションの意義
 II がんリハビリテーションの実際
  1.がんリハビリテーションプログラム
  2.がんリハビリテーション評価の問題
  3.がん治療に対する阻害因子
  4.がん患者におけるリハビリテーションのリスク管理
  5.各疾患におけるがんリハビリテーション
  6.がんリハビリテーションにおける心理社会的な問題
 III 終末期ケアと疼痛対策
  1.終末期医療とは
  2.疼痛対策

第13章 HIV感染症(AIDS)
 I 疾患の成り立ちと化学療法
  1.HIVの基礎知識
  2.日本のHIV感染者とAIDS患者の状況
  3.HIV感染症/AIDSの診断
  4.HIV感染症の治療
 II 日常生活におけるケア
  1.定期受診
  2.服薬継続
  3.感染管理
  4.よりよい習慣
  5.メンタルヘルス支援
  6.くらしの支援
 III HIV診療における社会資源の活用

第14章 内部障害の認定要項など
 I 身体障害者福祉,障害年金,介護保険,障害者総合支援法
  1.身体障害者福祉法
  2.年金制度
  3.介護保険
  4.障害者総合支援法
  5.その他