右手にメスを 左手には筆を**メディカ出版/米山 文弥/978-4-8404-8766-5/9784840487665**

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3,520円(税込み)
Cブックス

何を学び何を選択し何を実践すべきか、全米No.1の病院へ臨床留学した外科医が医師としての土台の作り方を教える
編著
米山 文弥(Baylor College of Medicine/Texas Children’s)
出版社
メディカ出版
分野
医学随想

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書籍版 販売期間
2025/01/17~
JANコード
9784840487665
商品コード
9784840487665
発行 2025年1月
判型:A5判 240頁
ISBN 978-4-8404-8766-5
医師人生と最良の医療に重要な指標を示す

「特別な才能がなくとも、努力を惜しまなければ高い目標も達成できる」と著者は語る。医師として目標を持ち、生きていくことは、決して楽なものではない。時につらく、時に厳しい現実と向き合うことだろう。本書は、若くして臨床留学した著者が、これまでの経験と医師として身に着けるべきスキルのすべてを語る。

【目 次】
・Introduction
  
第1章 文武両道を目指して ―右手にメスを、左手には筆を―
  臨床活動
  0 バランスを保つ
  1 内科学はすべての基本 ─初期研修中、全力で取り組む価値あり─
  2 若いうちは焦る必要はない
  3 初期研修中に心がけること ─信頼獲得とプレゼンテーション─
  4 To Do Listでまず整理する
  5 ベッドサイドでの観察力、洞察力、第六感そして多視点
  6 ロールモデルをこまめに設定する
  7 循環器学の面白さ ─シンプル、そして論理的─
  8 教育は常に右手(臨床)の中に
  
  学術活動 ─論文執筆の重要性─
  0 論文のネタは日々の臨床から、転じて臨床能力の向上につながる
  1 まずは上司と一緒に論文を書く
  2 「論文→臨床」 ─論文を臨床に組み込む─
  3 仮説の確信も日々の臨床から
  4 誰でもすぐに書ける、論文の書き方
  5 学会発表と論文執筆について
  6 シェーマ・イラストの描き方と伝え方
  
第2章 海外臨床留学 ―情報と戦友―
  目標設定と自己投資

  0 海外臨床実習に向けて
  1 英語学習の動機、目標の設定 ─因果関係を明らかにする─
  2 同志とともに勉強:USMLE勉強会
  3 いざアメリカでの病院実習 ─人生の岐路と目標にいくつかの起爆剤を設定する─
  
  留学準備 ─自分がコントロール可能なこと─
  0 「情報収集」と「自己プロデュース」
  1 情報収集:チームWADA
  2 情報収集:病院見学
  3 わたしの病院見学戦略 ─兵は拙速を聞くも、未だ巧久しきを睹ざるなり─
  4 「見せる」ことと、「見せられない」こと
  5 「自分が何をしたいか」よりも「自分に何が求められているか」を重視したほうが、時にうまくいく
  6 興味・関心の幅を広げ、自分の可能性を狭めない
  
  留学後 ─いかにして生き残るか─
  1 いざ留学開始
  2 小児心臓外科という世界の現実と特殊性
  3 自分の武器を磨いて活かす ─己を知り彼を知れば百戦殆うからず─
  4 自分の武器の強化のため、苦労することはスペシャリストに任せる
  5 新キャンパスで、ひとりで、心臓外科を立ち上げろ ─初期研修での教訓を活かす─
  
第3章 手術とアート ─Artisan and Artist─
  常に手技の練習をしやすい環境を整えておく ─手術は手順─
  0 外科手術の向上
  1 まず練習環境を整える ─日々の生活に運針を溶け込ませる─
  2 具体的なトレーニング方法
  3 外科医が外科医である理由、職人らしく生きる
  4 手術は手順 ─技術のその先に─
  5 イメージトレーニング
  6 良いメンターに出会う
  
  手術手技大会への挑戦 ─Challengers’ Live Demonstrations─
  1 若手心臓外科医の登竜門 ─Challengers’ Live Demonstrations─
  2 外科とスポーツ ─練習に裏打ちされる本番─
  3 いざ参る、Challengers’ Live Demonstrations決勝戦!
  
  外科医のためのアート理論
  1 手術記録あらため「手術ノート」の作成
  2 美術史から学ぶ表現方法
  3 セザンヌから学ぶ、多視点とは
  4 一枚の絵画:一枚の手術ノートを作成する
  5 まず「シンメトリー」の考え方を、実際の手術で意識する
  6 そして、「多視点」の考え方を実際の手術で意識する
  
〈Column〉
  “右手にメス、左手にはYouTubeを” 北原大翔
  “Footsteps” 平松祐司
  “A君との出会い” 米山文弥
  “Challengers’ Live Demonstrationsを今まで主宰して” 夜久 均
  “伝えるチカラ” 末次文祥
  
・About the Author
・Conclusion