ダウン症児の学びとコミュニケーション支援ガイド 改訂第2版**診断と治療社/玉井 浩/978-4-7878-2684-8/9784787826848**

販売価格
2,970円(税込み)
「できる」チカラをはぐくもう
編著
玉井 浩(大阪医科薬科大学小児科 名誉教授)
出版社
診断と治療社
分野
小児科学一般

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特集
新刊
販売期間
2025/03/04~
商品コード
9784787826848
発行 2025年3月
判型:B5判 168頁
ISBN 978-4-7878-2684-8

本書は,ダウン症のある子どもを授かった家族や療育者が抱える多くの戸惑いや疑問について,ダウン症児に関わるプロフェッショナルが体系的に整理し,わかりやすく解説した療育実践本です.ダウン症のある子どもの生涯発達支援として,保育所や幼稚園での生活に必要な力,その後の学童期,青年期,成人期においても役立つ力を育む方法を解説しています.ダウン症のある子どもを支えるすべての関係者に手に取って役立てていただきたい1冊です.

【目 次】
改訂第2版序文
序文
編集・執筆者一覧

1 総論
 A ダウン症児の特徴と育ちを理解する
  1 疫学
  2 心身の特徴
  3 さまざまな合併症・健康管理
  4 ダウン症児の療育
  5 自立を目指した乳幼児期からの支援
  6 自立を目指した学童期からの支援―特別支援学校の立場から―
  7 ダウン症児をとりまく総合的な支援―とりまく人々の役割―
  Column:新しい小児慢性特定疾病
  Column:出生前検査の現況
 B ダウン症児をもっと理解するために
  1 ダウン症児の性格・能力・世界
  2 ダウン症児・者への誤解・対人関係・問題点
  3 対人的なかかわりへの消極性,指示を拒む,引きこもるなどの課題の理解
  4 ダウン症児の見る力と支援
  5 ダウン症児の不器用さに対する見方と支援
  6 食べる・飲むを支える―摂食機能訓練―

2 実践編 療育
 A ダウン症児に対する早期療育のプログラム
  1 大阪医科薬科大学LDセンター タンポポ教室の取り組み
 B 日常生活における学びとコミュニケーション
  1 発達のための基礎
  2 初期の発達を支える:赤ちゃん体操教室
  3 小集団で遊びを支える:ことばとリズム(2~4歳)
  4 遊びを通じて学びを支える:ことばと学び(4~6歳)
  5 やりとりを支える:ことばとやりとり
  6 学びを支え続ける:フォローアップクラス(小学生)
  Column:自立に向けて気持ちを支える
 C 日常生活・園生活での支援
  1 自律神経発達の弱さを補う援助
  2 集団生活で「わかる」「支える」支援

3 実践編 インリアル・アプローチ
 A 言語とコミュニケーションを育てる―インリアル・アプローチの基礎―
  1 インリアル・アプローチとは
  2 ダウン症児の言語・コミュニケーションの発達の特徴
  3 ダウン症児へのインリアル・アプローチの適用
 B 実践事例
  1 言語とコミュニケーション支援:幼児期
   ① 非言語コミュニケーションが上手なために,発話につながりにくい子ども
   ②聴覚障害を伴うダウン症児への取り組み
   ③ 見え方に困難があり,やりとりが難しいダウン症児への支援
   ④文字で文の指導を行い,伝達内容が豊かになった事例
  2 言語とコミュニケーション支援:学童期
   ①ダウン症児への文字の習得の支援
   ②ASDの特徴を併存するダウン症児の支援
   ③会話段階のダウン症児のことばの問題
  Column:ダウン症としての特性と一人の子どもとしての個性
 C 成人期における支援
  1 ダウン症者の生涯発達支援―幼児期から生涯を見据えた支援―

付録 ダウン症のある子どもの成長曲線