診療所で診る 子どもの皮膚疾患 第2版**日本医事新報社/中村 健一/978-4-7849-5193-2/9784784951932**

販売価格
7,920円(税込み)
電子版付き
編著
中村 健一(ドクターケンクリニック 院長)
出版社
日本医事新報社
分野
小児科学一般

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特集
新刊
販売期間
2025/03/11~
商品コード
9784784951932
発行 2025年3月
判型:A4判 272頁
ISBN 978-4-7849-5193-2

☆大好評書が待望の改訂です。新薬が登場したアトピー性皮膚炎、多汗症などを中心に、最新情報にブラッシュアップ。

☆小児における鑑別診断の考え方を解説するとともに、各種疾患の対処法を貴重な写真を添えて詳述。疾患解説は最低限マークするべきものを厳選することで、日常診療の実態に沿った実践書となっています。小児で重要な保護者への説明についても多くのページを割きました。

☆さらに、小児皮膚診療に必要な機器、皮膚科で使われる独特な用語の解説、薬剤の使い方、レセプト請求のコツ、紛らわしい疾患の鑑別、難しいケースの対処法などなど、第一線の皮膚科診療所で毎日多くの症例をこなす筆者が、小児皮膚診療に必要な情報を惜しげもなく開陳しました。中村先生節、健在です。

【目 次】
第1章 小児皮膚診療の基本
 はじめに
 Ⅰ 小児皮膚診療を始めるために必要なアイテム
 Ⅱ 所見の取り方─ 紅斑? 紫斑? 毛細血管拡張? どう異なる?
 Ⅲ 薬剤について
 Ⅳ レセプト請求と法律について
 
第2章 小児皮膚診療FAQ
 小児皮膚診療FAQ
 
第3章 小児皮膚疾患の鑑別診断
 小児皮膚疾患の鑑別診断
 
第4章 患児の疾患別 診断・対処法紹介
Ⅰ 細菌感染症
 1 伝染性膿痂疹
 2 多発性汗腺膿瘍
 3 毛包炎,せつ,よう
 4 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS:staphylococcal scalded skin syndrome)
 
Ⅱ ウイルス感染症
 1 麻 疹
 2 風 疹
 3 突発性発疹
 4 Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群
 5 伝染性単核球症
 6 伝染性紅斑
 7 手足口病
 8 水 痘
 9 帯状疱疹
 10 単純ヘルペス,カポジ水痘様発疹症
 11 ウイルス性乳頭腫(疣贅=いぼ)
 12 伝染性軟属腫
 13 砂かぶれ様皮膚炎
 
Ⅲ 真菌感染症
 1 足白癬などの白癬感染(皮膚糸状菌感染症)
 2 カンジダ症(特にオムツ部)
 3 スポロトリコーシス
 
Ⅳ 虫による疾患
 1 疥 癬
 2 アタマジラミ
 3 蚊などによる虫刺され
 
Ⅴ 湿疹皮膚炎
 A. 病名のある湿疹皮膚炎
  1 接触皮膚炎
  2 アトピー性皮膚炎
  3 おむつ皮膚炎
  4 脂漏性皮膚炎
  5 手湿疹
  6 貨幣状湿疹
  7 その他 有名な湿疹皮膚炎
  B. 病名のない湿疹皮膚炎
  C.「 汗」の関与する湿疹皮膚炎
 
Ⅵ 食物アレルギー・アナフィラキシー・ 蕁麻疹・薬疹
 1 食物アレルギー・アナフィラキシー
 2 蕁麻疹
 3 薬 疹
 
Ⅶ 母斑,色素斑,先天性疾患,腫瘍など
 1 普通のホクロ(母斑細胞母斑はメラノーマになるのか?)
 2 太田母斑
 3 カフェオレ斑,扁平母斑
 4 幼児血管腫(イチゴ状血管腫)
 5 単純性血管腫(ポートワイン母斑,サーモンパッチ,ウンナ母斑)
 6 脂腺母斑
 7 毛母腫(石灰化上皮腫)
 8 肥満細胞腫,肥満細胞症
 9 その他
 
Ⅷ その他
 1 尋常性白斑
 2 尋常性痤瘡
 3 円形脱毛症
 4 抜毛癖(抜毛症)
 5 熱傷,外傷の処置
 6 陥入爪,巻き爪─ 間違いだらけの治療法をしていませんか?
 
第5章 よく出会う 外来実践問題演習
 Ⅰ 診断クイズ
 Ⅱ 症例から学ぶ難しいケースの対処法
 
Column
 皮膚の色とは何か? 紅斑・紫斑・色素斑・白斑の病理組織学
 原発疹のいろいろ
 記載皮膚科学で役に立つ表現法
 小児疾患診断の特殊性
 新しい疾患は,まず開業医のところへ来る
 孫子の兵法は,小児皮膚科の鑑別診断でも役に立つ
 抗菌薬の使用法─ 第1世代? 第3 世代?
 多発性汗腺膿瘍と化膿性汗腺炎
 重症型細菌感染症,およびその類似型
 ショックと名のつく病名 ─TSS,STSS,NTED
 癜風,マラセチア毛包炎
 黒ゴジラと白ゴジラ
 いわゆる「乳児湿疹」
 川崎病
 母斑と母斑細胞は異なります
 衝撃本『まるわかり創傷治療のキホン』の読み方