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コンパス生化学 改訂第3版**南江堂/前田 正知/978-4-524-40447-6/9784524404476**

販売価格
6,050円(税込み)
[電子版付]
編著
前田 正知
出版社
南江堂
分野
薬学

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特集
新刊
書籍版 販売期間
2025/03/18~
JANコード
9784524404476
商品コード
9784524404476
発行 2025年3月
判型:B5判 496頁
ISBN 978-4-524-40447-6

編集:前田 正知 / 浅野 真司

「わかりやすい・ミニマムエッセンス」がコンセプトの生化学の教科書.基本事項をわかりやすく解説するだけでなく,薬理学へのつながり,疾病とのかかわりもコラム等で多数紹介.今改訂では各種情報を最新のものに更新し,全体にわたり表現の見直しを行ったほか,電子版付とした.薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)対応.電子版限定付録として,生化学領域の薬剤師国家試験過去問題集と動画のリンク集を収載.

【目 次】
Ⅰ部 生命体の成り立ち
1章 細胞・組織・器官

 A 細胞:生物の基本単位
  ①細 胞
  ②原核生物と真核生物
  ③細胞小器官
  ④膜構造をもたない細胞内構造
  ⑤染色体
 B ヒトの体の成り立ち
  ①ヒトの体の階層性
  ②組 織
  ③器 官
  ④系
  Exercise
 
Ⅱ部 生体成分の構造・機能
2章 生体成分

  ①生体成分
  ②ヒトの体を構成する元素
  ③主な生体分子
  Exercise
 
3章 糖 質
 A 糖質の構造と分類
  ①糖質とは
  ②単 糖
  ③糖質の名称の付け方
  ④アルドヘキソース
 B グルコース:最も大切な糖質
  ①d-グルコース
  ②水溶液中でのd-グルコースの構造
 C グルコース以外の代表的な単糖,二糖
  ①d-グルコース以外の代表的な  
 アルドヘキソース
  ②代表的なケトース,d-フルクトース
  ③その他の代表的な単糖
  ④単糖誘導体
  ⑤代表的な二糖類
  ⑥糖の還元性
 D 代表的な多糖
  ①ホモ多糖
  ②ヘテロ多糖
  ③複合糖質
 E 糖質の定性および定量試験法
  ①糖質の定性試験法
  ②酵素を用いたグルコースの定量
  Exercise
 
4章 アミノ酸・ペプチド
 A アミノ酸の構造と性質
  ①アミノ酸の基本構造
  ②20種類の標準アミノ酸
  ③アミノ酸の種類
  ④アミノ酸誘導体ホルモン
  ⑤アミノ酸の滴定曲線
 B アミノ酸の定性および定量方法
  ①アミノ酸の定性反応
  ②アミノ酸の分離・定量
 C ペプチドの構造と生理活性
  ①ペプチドとペプチド結合
  ②グルタチオン
  ③ペプチド性ホルモンと生理活性ペプチド
  Exercise
 
5章 タンパク質
 A タンパク質の構造
  ①タンパク質の階層構造
  ②タンパク質の一次構造
  ③タンパク質の二次構造
  ④タンパク質の三次構造
  ⑤タンパク質の四次構造
  ⑥タンパク質の高次構造の形成
  ⑦タンパク質の変性と再生
  ⑧タンパク質の翻訳後修飾
  ⑨タンパク質の細胞内局在
 10
 タンパク質の品質管理 B 細胞内プロテアーゼの役割
  ①タンパク質の成熟とプロテアーゼ
  ②アミノ酸の再利用に働くプロテアーゼ
  ③ユビキチン?プロテアソーム系
  ④カスパーゼとアポトーシス
 C タンパク質の分類と機能
  ①タンパク質の機能による分類
  ②タンパク質の化学組成による分類
  ③細胞骨格を形成するタンパク質の種類と役割
  ④免疫グロブリンの構造と機能
 D タンパク質解析の基礎技術
  ①タンパク質の分離・精製と分子量の測定法
  ②タンパク質のアミノ酸配列決定法
  ③タンパク質の定性・定量試験法
  Exercise
 
6章 酵 素
 A 酵 素
  ①酵素とは
  ②触媒による活性化エネルギーの低下
  ③酵素の分類と命名
  ④酵素と疾患・薬
 B 酵素の触媒反応のメカニズム
  ①酵素の活性部位
  ②セリンプロテアーゼの触媒機構
  ③補酵素
  ④多酵素複合体
  ⑤酵素の最適条件
 C 酵素の反応速度論
  ①ミカエリス・メンテンの式
  ②ミカエリス・メンテンの式からわかること
  ③ラインウィーバー・バークプロット
 D 酵素活性の阻害
  ①不可逆阻害
  ②可逆阻害
 E 酵素反応の制御
  ①発現レベルの調節
  ②分解による調節
  ③タンパク質間相互作用による酵素活性の調節
  ④限定分解による酵素活性の制御
  ⑤低分子の共有結合による制御(翻訳後修飾)
  ⑥アロステリック制御
 F 代表的な酵素の活性測定法
  Exercise
 
7章 核酸・ヌクレオチド
 A 核酸の構成成分
  ①塩 基
  ②糖
  ③ヌクレオシド
  ④ヌクレオチド
  ⑤その他の特殊な塩基,ヌクレオシドを含む重要な化合物
 B DNA,RNAの構造と機能
  ①DNAの基本構造と性質
  ②RNAの基本構造と機能
  Exercise
 
8章 ビタミン・金属
 A ビタミンとは
 B 水溶性ビタミン
  ①ビタミンB群
  ②ビタミンC
 C 脂溶性ビタミン
  ①ビタミンA
  ②ビタミンD
  ③ビタミンE(トコフェロール)
  ④ビタミンK
 D 必須微量元素
  Exercise
 
9章 脂 質
 A 脂質の特徴と分類
  ①脂質の特徴と役割
  ②脂質の分類
  ③脂肪酸
  ④中性脂肪
  ⑤ろ う
  ⑥リン脂質
  ⑦糖脂質
 B イソプレノイド
  ①テルペン
  ②ステロイド
 C エイコサノイド
  Exercise
 
10章 生体膜と輸送
 A 生体膜の構造と性質
  ①生体膜の共通性質
  ②脂質の存在状態と役割
  ③膜タンパク質の存在状態と役割
 B 生体膜を横切る溶質の輸送
  ①受動輸送
  ②能動輸送
 C 膜動輸送(小胞輸送)
  ①エンドサイトーシス
  ②エキソサイトーシス
  ③オートファジー
  ④小胞の細胞内運搬機構
  Exercise
 
Ⅲ部 代 謝
11章 異化と同化

  ①自由エネルギー
  ②エンタルピーとエントロピー
  ③標準自由エネルギー変化
  ④異化と同化
  ⑤エネルギー通貨としてのATP
  ⑥物質輸送とATP
  ⑦ADPとATPの量比は細胞のエネルギー状態を示す
  ⑧ATPが高エネルギー化合物である根拠
  ⑨食物中の栄養成分の消化・吸収・体内運搬
  Exercise
 
12章 糖質代謝
 A 糖質の消化・吸収・体内運搬
 B 解糖系
  ①解糖系の反応
  ②解糖系のエネルギー収支
  ③解糖系の調節機構
  ④グルコース以外の単糖の解糖系へのエントリー
  ⑤乳酸発酵とアルコール発酵
 C クエン酸回路
  ①ピルビン酸からアセチルCoAへ
  ②クエン酸回路の反応
  ③クエン酸回路の調節機構
  ④アミノ酸・脂肪酸の代謝とクエン酸回路
 D 電子伝達・酸化的リン酸化
  ①電子伝達系
  ②酸化的リン酸化によるATPの合成
  ③細胞質NADHのミトコンドリアへの輸送
  ④グルコースの代謝によるATP合成の収支
  ⑤ATP合成の阻害剤
 E ペントースリン酸回路
  ①ペントースリン酸回路の反応
  ②NADPHの役割
 F グリコーゲンの機能と代謝
  ①グリコーゲンの機能・構造
  ②グリコーゲンの生合成・分解
 G 糖新生
  ①糖新生の反応
  ②糖新生と解糖系のエネルギー収支の比較
  ③糖新生の基質
 H インスリンとグルカゴン
  ①インスリンとグルカゴン
  ②血糖値の変動とその調節
  ③ インスリンおよびグルカゴンによる代謝調節
  ④グリコーゲン代謝の調節
  ⑤糖新生の調節
 I
 エネルギー産生経路の調節と糖尿病  ①摂食・吸収時と空腹時・飢餓状態のエネルギー代謝
  ②ケトン体の生合成と利用
  ③ 糖尿病と糖代謝
  Exercise
 
13章 脂質代謝
 A 脂肪酸の生合成・分解とエネルギー代謝
  ①脂肪酸の代謝における位置づけ
  ②脂肪酸の生合成
  ③不飽和脂肪酸の生合成
  ④脂肪酸の分解
  ⑤脂肪酸の運命
  ⑥β酸化によるエネルギー産生効率
 B コレステロールの生合成と代謝
  ①コレステロールの代謝
  ②コレステロールの生合成
  ③胆汁酸
  ④ステロイドホルモン
 C 脂質の吸収と運搬
  ①血漿リポタンパク質
  ②小腸からの脂質の吸収
  ③リポタンパク質とコレステロールの運搬
  ④コレステロール量のフィードバック制御
  ⑤脂質異常症
  ⑥脂溶性ビタミンの吸収と運搬
 D リン脂質の生合成と代謝
  ①リン脂質の生合成
  ②リン脂質分子の分子種制御
  ③リン脂質代謝産物と生理活性
 E エイコサノイド
  ①アラキドン酸カスケード
  ②プロスタグランジンとトロンボキサン
  ③ロイコトリエン
  Exercise
 
14章 アミノ酸代謝
 A アミノ酸の供給と利用
  ①体内でのアミノ酸の役割と利用
  ②アミノ酸の供給
 B アミノ酸の窒素の代謝
  ①アミノ基転移反応
  ②酸化的脱アミノ反応
  ③尿素回路
  ④アミノ基の運搬
 C アミノ酸の炭素骨格の代謝
  ①アミノ酸代謝とクエン酸回路
  ②ケト原性アミノ酸と糖原性アミノ酸
  ③主なアミノ酸の分解経路
  ④アミノ酸の代謝異常症
 D アミノ酸代謝による生理活性物質の生合成
  ①脱炭酸反応による生理活性アミンの生合成
  ②ポルフィリンとヘム代謝
  ③その他の生理活性物質
 E 一酸化窒素(NO)の生合成と役割
  ①一酸化窒素(NO)の生合成
  ②NOの作用機序
  ③NOの生理作用
  Exercise
 
15章 ヌクレオチド代謝
 A ヌクレオチドの生合成
  ①プリンヌクレオチドの生合成
  ②ピリミジンヌクレオチドの生合成
  ③リボヌクレオチドからデオキシリボヌクレオチドへの変換
 B ヌクレオチドの分解
 C セカンドメッセンジャーとしてのサイクリックヌクレオチドの生合成と分解
  ①サイクリックヌクレオチドの生合成
  ②サイクリックヌクレオチドの分解
 D 細胞内高分子核酸の合成と分解
  ①細胞内高分子核酸の合成
  ②細胞内高分子核酸の分解
  Exercise
 
16章 遺伝情報
 A セントラルドグマ
  ①セントラルドグマ
  ②セントラルドグマの修正
  ③遺伝子とコドン
 B 複 製
  ①複製開始反応
  ②新生鎖の合成
  ③染色体の末端複製問題
 C 転 写
  ①転写に関与する分子
  ②転写開始反応
  ③転写伸長反応と転写終結反応
  ④転写の調節機構
 D 翻 訳
  ①翻訳装置リボソーム
  ②アミノアシルtRNAの合成
  ③翻訳開始反応
  ④翻訳伸長反応
  ⑤翻訳終結反応
 E 変異と修復
  ①変異の起きるDNAの部位
  ②コドンの変化がアミノ酸配列に及ぼす効果
  ③DNA損傷の修復機構
  Exercise
 
17章 代謝調節
 A 代謝経路の全体像
 B 細胞が細胞外からの情報に応答するメカニズム
  ①細胞の情報伝達の基本様式
  ②情報伝達に関わる分子
 C ホルモンによる調節
  ①ホルモンの分泌調節とその異常
  ②遺伝子発現を調節するホルモン
 D アポトーシスの誘導
  ①イニシエーターカスパーゼとエフェクターカスパーゼ
  ②内因性経路(ミトコンドリア経路)
  ③外因性経路(死の受容体経路)
  Exercise
  Exercise解答
 
本書で対応する薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)一覧
 
コラム目次
■豆知識

 1章 ゴルジ体の発見者ゴルジ  細胞小器官の名前
  けなげな小腸上皮細胞
  アドレナリンとエピネフリン
  膵臓は内分泌系か外分泌系か
  あら意外.こんなところからもホルモンが分泌される
 2章 血液成分  カルシウム:細胞毒でも使い方次第
 3章 甘くない糖  カロリー0(ゼロ)の糖質
 4章 D体のアミノ酸  アミノ酸の雑学
  セレン含有アミノ酸を含むタンパク質
  生体内ホルモンで,血糖値降下を示すのはなぜインスリンだけなのか?
  ブラジキニンの由来とは
 5章 ドラッグリポジショニング  タンパク質の構造におけるモチーフとドメイン
 6章 再生しない酵素 7章 シャルガフの法則 8章 ビタミン発見の歴史(ビタミンB1と国民病である脚気)  ビタミンに欠番がある理由
 9章 脂肪細胞 10章 流動モザイクモデル
 11章 1日に必要なATP量は体重並みの量
  ATPのもつ3つの顔
 12章 ヘキソキナーゼとグルコキナーゼ
  標準還元電位(E°)
  パスツール効果
  グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PD)欠損症とマラリア耐性
 13章 LCAT,ACATとコレステロールエステル
   脂肪酸組成とエイコサノイド
 14章 グルタチオン抱合と解毒
 16章 エキソソーム
 17章 情報伝達物質の分類の曖昧さ
  核内受容体は代謝センサー
 
■医薬品の知識
 3章 医薬品ヘパリン  ヘマグルチニンタンパク質とノイラミニダーゼ阻害薬
 4章 レニン・アンジオテンシン系阻害薬  〔アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)〕
 5章 選択的エストロゲン受容体分解薬  プロテアソーム阻害薬
  微小管と植物アルカロイド
 6章 酵素薬  自殺基質
 7章 生理活性物質としてのヌクレオシド・ヌクレオチド  核酸アナログである医薬品
 8章 高カロリー輸液によるアシドーシスを回避するためのビタミンB1補給 9章 プロスタグランジン製剤  アナフィラキシーの遅反応性物質と気管支喘息の治療薬
 10章 糖尿病治療薬─SGLT2阻害薬
  消化管コレステロール輸送体NPC1L1と脂質異常症治療薬
 12章 糖新生を抑える糖尿病治療薬:ビグアナイド薬とグリミン薬
  遺伝子組換えインスリン製剤
  インクレチンによるインスリン分泌の促進
 13章 細胞のもつLDL受容体制御系を利用した血漿コレステロール低下薬
  非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)
 14章 L-ドーパ
  抗うつ薬
  狭心症治療薬
 15章 高尿酸血症・痛風治療薬
  抗悪性腫瘍薬
  抗菌薬
 16章 DNAトポイソメラーゼを標的とする医薬品
  転写の阻害薬
  リボソームを標的とする抗菌薬
 
■疾病の知識
 3章 糖尿病の合併症とソルビトール  ポンペ病
 5章 鎌状赤血球貧血症とヘモグロビンの立体構造  高次構造の変化と疾患:プリオン病とインフルエンザ
  サリドマイド胎芽症
  一酸化炭素やシアン化合物はヘモグロビンに働き中毒を起こす
  中間径フィラメントと病態・疾患との関連
 9章 抗リン脂質抗体症候群  スフィンゴ脂質蓄積症(スフィンゴリピドーシス)
  シトステロール血症
 10章 嚢胞性線維症
 12章 ラクトース不耐性
  グルコース輸送体(GLUT)を高発現するがん細胞
 13章 家族性高コレステロール血症
  小児喘息とPAFアセチルヒドロラーゼ
 14章 高アンモニア血症と尿素回路の代謝異常症
  新生児マススクリーニング対象疾患のアミノ酸代謝異常症
  ポルフィリン症
  黄 疸
 15章 レッシュ・ナイハン症候群
  重症複合免疫不全症(SCID)
 16章 NER関連タンパク質の変異に起因する疾患
 
■臨床検査
 5章 糖化ヘモグロビン,HbA1c と糖尿病診断 6章 酵素を用いた検査マーカーの測定 12章 Cペプチド検査(CPR)
 13章 メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)
 14章 臨床検査におけるASTとALTおよびγ-GTP
  腎機能検査
 
■分析法
 7章 核酸の定量法 9章 脂質の抽出と分析 10章 FRAP(蛍光退色回復法)による拡散速度の測定